「感じる・触れる、心動かされる」九州の旅を楽しくする情報がいっぱい九州観光情報サイト

体験

2021.04.15

憧れブランドの電動アシスト自転車で、奄美の海と山を楽々サイクリング!

憧れブランドの電動アシスト自転車で、奄美の海と山を楽々サイクリング!

ここ数年、私が暮らす奄美大島にも本格装備のサイクリストが増えてきました。

奄美大島は山が多く、風も強い日が多く、雨の日も多いのでサイクルツーリングには不向きでは?と勝手に思っていました。しかーし、実はずっとサイクリスト達を見ながら気になっていたのです。なんか楽しそうだなと。

そんな折、龍郷町スポーツバイクに電動アシスト機能を搭載した「Eバイク」のレンタルを始めることになると聞いて、早速レンタル事業の開始前に試乗させていただきました。

正式なレンタルサービスの開始は2021年度の予定とのことです。詳細が決定したら、また詳細の続報をこの記事でお伝えします。

サイクリングメーカーのトップブランド「SPECIALIZED」のEバイクが借りられる!

島育ち産業館

今回の旅は国道58号線沿い、ファミリーマート龍郷店の向かい側にある「島育ち産業館」からスタートです。

SPECIALIZED(スペシャライズド)のEバイク

この「島育ち産業館」の奥に龍郷町のレンタルEバイクがずらりと並んだメンテナンス・ステーションがありました。

なんと、すべてがカリフォルニアのトップブランド、SPECIALIZED(スペシャライズド)のEバイク!自転車好きなら憧れる人も多いブランドバイクがレンタルできるのです。

サイクリングスタート!まずは龍郷湾に沿って西へ

サイクリングスタート!まずは龍郷湾に沿って西へ

まず係の方からEバイクの取扱方法やツーリング中の注意点などをしっかり聞いて、書類にサインをして出発です。

町出身の大相撲力士「大奄美」の応援旗がたくさん立っている龍郷町役場前から、龍郷湾沿いに西へ進みます。

の重野玉里店

地元の人にも人気の重野玉里店。手作りのパンやお弁当、おにぎりなどが地元の人に親しまれている商店です。こちらでまずは水分補給のドリンクをゲット。

道路は車も少なく、走りやすくて爽快です

道路は車も少なく、走りやすくて爽快です。

瀬留(せどめ)カトリック教会

国の重要文化財にも指定されている瀬留(せどめ)カトリック教会。レトロな建物や鐘がとてもかわいらしいですね。

漁師めしの「番屋」

右手に美しい海を見ながら進むと、漁師めしの「番屋」が見えてきました。地元で獲れた魚介の定食や丼がとてもおいしいお店です。

おすすめポイントが出ている地図

おすすめポイントが出ている地図が集落ごとに立っています。これを見て寄り道しながら行くのも、新たな発見があって楽しいですよ。

観光しながら走れるスピードが楽しいEバイク

観光しながら走れるスピードが楽しいEバイク

このEバイクは走りがとても滑らかで軽く、乗りやすいので普段運動していない人にもおすすめ!

多少の上り坂なら後輪8段のギア・チェンジだけで行けますが、電動アシストをONにした途端、後ろから誰かに押されているかのように軽く滑り出します。これには感動しました!

トンネルには、必ず左右のどちらかにガードレールつきの歩道がありました

今回の行程のトンネルには、必ず左右のどちらかにガードレールつきの歩道がありました。ライトを点けて歩行者に気をつけ、ゆっくり走りましょう。

トンネルを抜けると東シナ海

トンネルを抜けると東シナ海。龍郷湾とはまた違った海の色が美しくて感動します。

車では素通りしてしまうところも、自転車のスピードならいろいろなものが目に入ってきて、ドライブとは違った楽しさを発見できますよ。

糸芭蕉(いとばしょう)の群生地

糸芭蕉(いとばしょう)の群生地もありました。バナナに似た植物ですが、バナナではなく、実は食用にはならないそうです。昔から奄美ではこの糸芭蕉の繊維から糸を取り、着物を作っていました。

ががんばなトンネル

円集落にあるがんばなトンネル。遠くから見ると龍頭のように見えるので、円いトンネルが「龍の目」と呼ばれています。

ランチ休憩は「あらば食堂」でおいしい島料理

あらば食堂

秋名・幾里集落につきました。ここまでスタート地点の「島育ち産業館」から約1時間。「荒波(あらば)のやどり」の「あらば食堂」でランチ休憩。

この「荒波のやどり」は、荒波地区の暮らしぶりがやどる場所」として2020年6月にオープンした宿・食堂・移住相談センターの入った施設です。

1階の「あらば食堂」では、地元で獲れた旬の野菜を使って集落のおっかん(お母さん)たちが作る島料理などを食べることができます。

あらば食堂

ランチは「おっかんの旬替わり定食」1,200円(税込)。

地元の新鮮な野菜がたっぷりで、島料理が盛りだくさん。ミキ(お米を発酵させた飲み物)やくびき茶もついて、ゆっくりと楽しめます。

料理を作るおっかんは毎日変わるので、日によってメニューや味付けが変わるそう。おっかん全員のお料理を制覇したくなります。

あらば食堂

外のテラスも気持ちのよい空間。新型コロナウィルス感染防止対策もしっかりとされていました。

山登りでEバイクの本領発揮!上り坂も向かい風も心配なし

山登りでEバイクの本領発揮!上り坂も向かい風も心配なし

ランチを食べ終え、腹ごなしに標高298mの長雲峠(ながくもとうげ)に挑みます。

こちらも車が少ないので自転車で走りやすいコースです。

山を流れる清流

山を流れる清流はとても澄んでいて綺麗。車では通過してしまう景色も自転車なら一つ一つ楽しめるのもポイント。

「飛び出し注意」の標識

「飛び出し注意」の標識がかわいい!

このあたりにもアマミノクロウサギが住んでいるのですね。

峠に近づいてきました

峠に近づいてきました。はるか下に海が見えます。

ここまでずっと上り坂で、しかもこの日は風速10mの向かい風がビュービュー吹いていました。

普通の自転車では、この状況で上り坂を上るのはまず無理ですが、電動アシストはすごいです!3段階に調節できて、最高の「3」にすると全然苦も無くスイスイ進みます。

このすごさは体感する価値ありです!

下りはスピードの出しすぎに注意!

長雲峠の頂上に到着

長雲峠の頂上に到着。こんな高さまで自転車で来たことに自分でもびっくり!

道路には「クロウサギに注意!」の文字

いよいよここからは、一気に坂を下り続けます。

道路には「クロウサギに注意!」の文字が。奄美でしか見られない道路表示ですね。

あっという間にスピードが出るので、ブレーキをかけつつ、車に注意しながら風を切ります。

憧れブランドの電動アシスト自転車で、奄美の海と山を楽々サイクリング!

下りきったら、目の前に龍郷湾が広がります。東シナ海の外海とは色も違い、とても穏やかです。

走行距離や高度、走行軌跡マップでツーリングをおさらい

走行距離や高度、走行軌跡マップでツーリングをおさらい

出発地点の「島育ち産業館」に戻ってEバイクを返却します。

今回は走行距離約30km、走行時間約2時間。

たった2時間の間に、海あり山あり、盛りだくさんの景色が楽しめて大満足でした。

途中、お土産屋さんやカフェなどに寄って休憩しながら行っても、半日あれば大満喫できます。想像したよりも全然疲れず、風を切って走るのがとても気持ち良かったです。

新型コロナウィルス感染防止対策もあり、Eバイクは返却されるごとにアルコール消毒をし、ピカピカにしているそうです。

龍郷町のEバイクでのツーリング、環境にやさしくゆったりと自然を楽しむ時間の流れが奄美大島にピッタリです。奄美大島の旅のコンテンツとして是非お試しください!

 

[基本情報]たつごうサイクルプロジェクト
お問合せ時間:9:00〜17:00 
定休日:木曜日
TEL:0997-69-4526

[基本情報]あらば食堂
住所:鹿児島県大島郡龍郷町幾里423番
営業時間:ランチ 11:30~14:00 / カフェ 14:00~17:00
定休日:水曜・木曜
TEL:0997-58-8842
駐車場:あり
https://yado.e-akina.com/shima-syoku/

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子
東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。 奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です! このライターの記事一覧

お得で楽しい九州旅行、格安ツアーの販売♪ 24時間オンライン予約OK!

卵もOK ライター募集中卵もOK ライター募集中

ネタ提供取材のご依頼

関連記事

12月のおすすめ記事Recommend

キーワードで探すKeyword

キーワード一覧

記事ランキングRanking

旅の基本情報Travel Information

インフォメーション