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2022.06.24

雨の日におすすめ!奄美最古の酒蔵「弥生焼酎醸造所」の酒蔵見学をしてみよう

「晴れた日にはマングローブ・カヌーや海でのマリンアクティビティ。でも雨の日には何をしたらよいですか?」

来島される観光客の方によく聞かれる質問です。奄美は意外と年間日照時間が短く、曇りや雨の日が多い亜熱帯の島です。

いくつかある雨の日の過ごし方の中から、今回皆さんにおススメしたいのは酒蔵見学。奄美大島には、休業中も含めると現在11カ所の蔵元があり、いくつかで酒蔵見学を行なっている蔵元もあります。基本、室内での見学なので、雨の日でも大丈夫です。

奄美群島だけで作られる「黒糖焼酎」とは?

黒糖焼酎とは、奄美群島の特産品である黒砂糖を使った焼酎です。奄美群島では昭和28年(1953年)にアメリカ領から日本に復帰した際に、奄美群島のみで作ってよいことになりました。まさに奄美群島にしかないお酒です。

黒糖焼酎を造る酒蔵は、2022年6月現在で奄美大島に11蔵、喜界島に2蔵、徳之島に7蔵、沖永良部島に6蔵、与論島に1蔵あります。(引用元:鹿児島県酒造組合奄美支部)

どの蔵のお酒も、水や仕込み方、また使っている黒砂糖の種類にも工夫があり、それぞれの味わいがあります。

黒糖焼酎の魅力に触れる「蔵見学」へ行こう!

奄美大島内でもいくつかの酒蔵で蔵見学を行なっていますが、今回ご紹介するのは、弥生焼酎醸造所。奄美大島最古の酒蔵です。

お話を伺ったのは、四代目社長 川崎洋之(かわさき ひろゆき)さんです。

蔵見学はどのようにして申し込んだら良いのでしょう?

— 基本的に私が蔵にいるときは年中通してやっています。蔵のホームページ(記事下部にリンクを記載)に連絡先が書いてありますので、必ず前日までには予約をしてから来てください。

奄美大島最古の蔵ということですが、いつ頃からスタートしたのでしょう?

— 大正11年の3月に、私のひいおばあちゃんにあたる川崎タミが創業しました。3月に創業なので『弥生』という社名にしたのだそうです。

笑顔が素敵な川崎社長。

酒蔵見学が可能な時間は?

— 朝8時から蔵は営業しています。夕方は18時までですね。その時間の間でしたら大丈夫です。酒造りの工程の説明と試飲もやるので、だいたい1時間から1時間半と見ておいてください。話が盛り上がると延長戦になることもありますが(笑)

見学料はおいくらでしょうか?

— 税込1,000円をいただいています。色々な酒類の黒糖焼酎の試飲と僕の面白い話が聞けるのでお得です!

気に入ったお酒をこちらで買い求めることはできますか?

— はい。こちらでも販売しています。島内の酒屋さんと値段は同じですので、買い忘れた方は是非酒屋さんでもお求めください。龍郷町にあるビッグⅡ(総合スーパー)さんでは、時々試飲会もやってますよ。

黒糖焼酎づくりの魅力

川崎さんにとっての黒糖焼酎づくりの魅力について伺ってみました。

— 黒糖焼酎は毎回作るたびに少しずつ違うものが出来上がるのが面白いところですね。ですがいつも同じ作り方をするだけではなく、毎回1つの条件だけを変えてどのような変化が生まれるのかを記録に残しながら新しい味を作るチャレンジをしています。

仕込みのカメは特注品ですか?

— はい。でも、もう生産されていないのです。ここには22個のカメがあって現在20個を使っています。焼酎造りの工程で重要な仕込みに使っています。

土の中に埋まっていることで温度変化を調整し、底が尖ったカメの形状が中での対流も促進しているんですよ。

私も自宅では「まんこい」を用意していて、ソーダ割りで楽しんでいます。木樽熟成のお酒の特徴を教えてください。

— うちはアメリカのホワイトオークの樽を使ってます。木樽の内側は焼いてあって、その成分と焼酎が反応してキャラメルやバニラの香りがする美味しいお酒ができます。

うちでも木樽熟成の『太古の黒うさぎ』や『まんこい』は人気です。若い人や女性にも人気が高いんですよ。特に『まんこい』で作ったレモンサワーはキングコングの西野亮廣(にしの あきひろ)さんも「日本一のレモンサワー」だと言ってくださっていて、飲食店からも好評です。

好きに自由に!黒糖焼酎の楽しみ方

作り手としては、これからどんな風に黒糖焼酎を飲んで欲しいですか?

— 僕は飲み手の側での『焼酎』というジャンルを崩したいんです。

たまたま製法とかのくくりで焼酎というカテゴリになっているのであって、「今日は焼酎を飲むぞ!」というのではなく、「焼き鳥だからレモンサワーを飲もう!」というときに最高にマッチする『まんこい』を使っていただく。「魚料理だから食中酒としてスッキリとした水割り!」というときに『弥生』を使っていただく。

んな感じでお酒の種類でなく、シチュエーションに合った飲料として選んでいただければと思います。

レモンサワーや水割り、お湯割りの他に最近どんな飲み方が多いですか?

— 全国の販売会に行ってお客様からお話を伺ったり、出張先の土地の酒屋さんと一緒に居酒屋さんに行ったりもするのですが、もう様々ですね。お茶で割ったり、牛乳で割ったり、コーヒーで割ったり。

うちのホームページでご紹介しているのはモヒートやオールド・ファッションドというカクテルです。要するに自由なんです。

弥生焼酎ならではの面白い飲み方とかありますか?

— ここ最近作っているのが、沖縄の島ごとの弥生シリーズです。AbemaTVの「株式会社ニシノコンサル」という番組での、2ちゃんねる創設者のひろゆき(西村博之)さんの発案がきっかけになっています。原材料の確保は難しいのですが、その島の黒砂糖だけを使ったという希少性とストーリーがある本数限定のお酒を作っています。シリアルナンバーが振ってあるので、何本目かが分かります。

今のところ、昨年奄美と一緒に世界自然遺産に認定された西表島、日本最南端の島である波照間島、日本最西端の島である与那国島、そして宮古島と石垣島の間にある多良間島の4シリーズで作っています。

弥生焼酎醸造所の酒蔵見学の特徴

弥生さんの酒蔵見学の特徴は何かありますか?

— 僕の面白い話の他にですよね?(笑)

お酒に興味があって、お酒が好きな方が来られると思いますので、現在販売している全種類を試飲できるようにしてあります。しかも、たくさん飲んで比べて欲しいので、いっぱい試飲できます。

ですので、酒蔵見学の際は、お水を持ってきていただくようにお願いしています。

あとは、同じ製法で使っている黒砂糖によってどれくらい味の差が出るのかを比較できることですかね。正確には、その島の黒糖によって微妙に仕込みの仕方も変えているので、一概に黒砂糖の違いだけではないんですけどね。

最後に、酒蔵見学してみたいという方にメッセージをお願いいたします。

ー来島する前に決めていなくても、奄美に着いたら急に雨で、明日どうしよう?ということありますよね。そんな時は、もしお酒が好きな方であれば是非お越しください。奄美群島でしか製造されていない黒糖焼酎というお酒の魅力を感じていただけると思います。

今年で創業100周年を迎える小さな蔵なので、製造工程も分かりやすく説明ができます。くれぐれも事前の予約はお願いしますね。

 

今回は、弥生焼酎醸造所の川崎社長の熱い思いをいろいろ聞きながら、見学させていただきました。

皆さんも奄美群島に来られたら、是非酒蔵見学を。雨の日じゃなくてももちろんおすすめです。その蔵で働く方のお話や、その蔵のこだわりを聞くと、飲むお酒がより一層美味しくなりますよ。

  [基本情報]弥生焼酎醸造所
鹿児島県奄美市名瀬小浜町15-3
TEL:0997-52-1205
営業時間:8:00-17:00
定休日:土・日・祝日不定休
https://www.kokuto-shouchu.co.jp/

酒蔵見学(要予約)
料金:1,000円(税込/人)
予約:メール、電話、SNSにて受付

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子

東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。
奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です!

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