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2020.11.17

秋は奄美のキャンプにベストシーズン!大島海峡を臨むヤドリ浜キャンプ場で自然を満喫!!

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

最近人気急上昇のキャンプ!奄美でもキャンプをする人が増えてきましたよ。

けれど「奄美はハブがいるからキャンプは無理でしょう」と思う人も多いはず。私もそう思っていたので奄美ではキャンプは未体験。

それでも最近、島内のあちこちのビーチでキャンパーを見かけるので気になって、とうとう私も奄美キャンプを初体験して来ました。

瀬戸内町の「ヤドリ浜」ってどんなところ?

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

奄美大島の南端、瀬戸内町。その中でも一番南端にあるビーチ「ヤドリ浜」。

観光地として有名なホノホシ海岸とちょうど背中合わせの位置にあります(車で2~3分)。

「ヤドリ」とは雨風をしのげる簡単なつくりの「小屋」のこと。その昔、ヤドリ浜にはこの「小屋」が立ち並んでいたので「ヤドリ浜」という名がついたそうです。

このヤドリ浜にキャンプ場があり、地元のキャンパーからも人気という噂を聞き、今回のキャンプはこちらに決定!

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

瀬戸内町の古仁屋(こにや)から車で県道626号線を東へ。

およそ20分ほどで、観光地として有名な「ホノホシ海岸」との分岐点があり、道路標識に従って右に曲がり、道なりに走ると「ヤドリ浜」の看板が見えてきます。

この看板を右に曲がって坂を下りると駐車場があります。車を停めて、まずはビーチへGO!

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

先ほどの「ヤドリ浜」の看板を左へ曲がるとすぐにビーチです。

ビーチは長く弧を描いて続く白い浜。目の前は加計呂麻島。加計呂麻島との間には大島海峡があり、左端は太平洋側の外洋に続いていますが、ヤドリ浜はとても静かで穏やかな湾になっています。

ビーチと道路の間にはアダンやガジュマルなどが生えていて、奄美らしい景色。

集落からも離れているので、とても静かです。

ヤドリ浜のキャンプ場の施設は?

まずはキャンプ場の施設をチェック!

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

「ヤドリ浜」の看板から右へ曲がると、海側が小高くなっていて、トイレとシャワー、更衣室があります。

シャワーは水シャワーのみですが、水圧も特に問題なし。

更衣室はありますが、鍵付きのロッカーなどはなく、木製の棚が設置されているだけなので、貴重品は自分で管理するようにしましょう。

東屋 奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

トイレの隣に、ちょっと広い東屋があります。テーブルと椅子は1つしかないので持参しましょう。

炊事場 奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

東屋から下に降りると炊事場があります。

片側が流し場、反対側が薪などを燃やす場所となっています。

この炊事場もそうですが、トイレ、シャワー等、ここのキャンプ場のすべての水は飲用不可です。必ず水は持参しましょうね。

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

この日は天気も良かったので、砂浜や道路近くのスペースでピクニックやデイキャンプをしているグループが10組ほど。10月初めの週末だったので、奄美ではまだぎりぎり海に入れる気温。海水浴やシュノーケリングをしている人もちらほら。地元の方が多い印象でした。

ヤドリ浜の海についてはこちら

これぞ奄美のビーチ・キャンプだ!

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

ヤドリ浜はほとんど日陰がないので、タープなどの日よけは必要です。目の前の海で軽くシュノーケリングした後は、タープの下で静かな波の音を聞きながら休憩するのが至福のひととき。

ワインでも飲みながら、加計呂麻島の向こうに沈む夕日を楽しみましょう。

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

日が暮れる前に新しく購入したテントを設営。アダンの木陰に張りました。いい感じです。

お待ちかねのキャンプ飯!ロマンチックな夜に乾杯!

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

続いては、加計呂麻島の向こうに落ち行く夕日を眺めながら夕食の準備!

まずは流木を集めて火をおこします。あとで綺麗に片付けるためにも、やはり焚火台は必須ですね。

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

この日の夕ご飯は、シーフードパエリアとチキンと温野菜のダッチオーブン焼きを作って食べました。

出来上がった頃はすっかり真っ暗。ランプとキャンドルをつけ、すぐそばで波の音を聞きながらのディナータイム。なんとも贅沢な夜に大満足です。

夜は空一面が星だらけの満点の星

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

ヤドリ浜は周りの集落からも離れているので、天気が良ければ夜は満点の星空。

月が出るまでは、「星が散りばめられた」空というよりも「星だらけ」の星空でした。星空を写真に撮るテクニックがなく、撮れなかったことが悔やまれます。

早起きは三文以上の得!清々しく美しい海に出会う朝

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

翌朝は、いい天気。目覚めるとさわやかな空気とうっすらとした朝焼けが空を覆い、まさに田中一村の絵のような世界。刻々と色が変わっていく空が美しかったです。

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

朝焼けを楽しんだ後は、波の音を聞きながらお気に入りのコーヒーを淹れて、朝ごはんのサンドイッチを作りました。

海辺での朝ごはんは気持ち良くて最高ですよ。みなさんもぜひお試しください。

ハブは大丈夫?注意点は?

奄美大島 瀬戸内町 ヤドリ浜 キャンプ ビーチ

奄美大島にはハブがいるので、キャンプをする場合、必ずハブには気を付けなくてはいけません。

・草むらには入らない。
・夜は必ず懐中電灯で足元や周りを照らして、ハブがいないことを確認しながら歩く。
というのは必須の注意事項です。

ただ、砂浜でキャンプをした人で「ハブに出会った」ということを私はまだ聞いたことがないので、恐らく出会う確率はかなり低いのだと思います。でも100%大丈夫ということは絶対にありません。十分に気を付けましょう。

 

 [基本情報]
住所: 鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈
TEL:0997-72-1115(瀬戸内町商工観光課)
料金:無料
駐車場:10台
アクセス
・奄美空港から車で2時間20分
・名瀬から車で1時間20分
・古仁屋から車で20分
・古仁屋から「瀬戸内海浜バス」バスで30分、ヤドリ浜下車
   電話予約要 南部交通株式会社 TEL:0997-72-1904

URL:http://www.town.setouchi.lg.jp/kankou/kan/asobu/kaisuiyokujo.html

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子
東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。 奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です! このライターの記事一覧

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