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2020.03.12

蔵限定のレア黒糖焼酎も!奄美大島で1時間あれば「町田酒造」の蔵見学がおすすめ

里の曙

奄美大島に住んで8年目のライター勝です。

奄美では年間通していろいろな集落行事があり、私が住む集落では行事ごとの集まりに必ず並ぶお酒があります。町田酒造の黒糖焼酎「里の曙」です。

今回はそんな島っちゅ(島人)にこよなく愛される「里の曙」の製造工場にお邪魔してきました。

奄美本島の北部、龍郷町にある町田酒造は奄美空港から車で30分ほど、国道58号線沿いにあります。敷地内は広々として、国道沿いの花壇はいつ通っても綺麗に手入れされています。

町田酒造は、もともと戦前から住用町で操業していた(有)石原酒造から製造免許を譲り受け、町田酒造(株)として平成3(1991)年から現在の龍郷町で黒糖焼酎造りをスタートしました。

里の曙

町田酒造は、奄美黒糖焼酎蔵のなかで初めて「減圧蒸留」を取り入れた蔵として有名です。

「減圧蒸留」とは、蒸留器内の気圧を下げて蒸留を行うこと。高山など気圧が低いところでは、低い温度で沸騰します。この原理を利用して行うのが「減圧蒸留」です。低い温度で沸騰させると、雑味のない口当たりも軽やかな本格焼酎となります。

この「減圧蒸留」で造られたのが町田酒造の「里の曙」です。

すっきりとして飲みやすく、それまで一般的であった「黒糖焼酎=おじさんの飲むクセの強い飲み物」というイメージを覆しました。

奄美黒糖焼酎について1時間で学べる「蔵見学」

蔵見学

さっそく蔵見学のスタートです。まずは20分ほどの映像を見ます。奄美の文化、料理、特産品に関することから、奄美黒糖焼酎の製造方法まで、わかりやすくまとめられています。

奄美についておさらいをするにも良さそう。

タンク

映像を見たあとに見学するのが、奄美黒糖焼酎蔵でトップの貯蔵量を誇る巨大なタンク。全部で42基あります。

製造プラントでは、1回の仕込みで黒糖焼酎の原酒7500リットルを製造します。それをタンクに3年以上長期貯蔵し、まろやかな深みのある舌触りのよい焼酎に仕上げてから出荷します。なので、貯蔵タンクも巨大!

製造ライン

貯蔵タンクを見たあとは、ビンの洗浄、ビン詰め、チェック、ラベル貼りなどをする流れ作業のラインを見学。わかりやすくて楽しいです。

製造ラインはHACCP(製品の安全性を確保する衛生管理手法)認証を受けているので、ガラスを隔てての見学になります。

その後、搬出前の商品の倉庫などを廻って、いよいよ「研究室」と呼ばれているテストプラントの見学へ。

「研究室」で何が仕込まれているかはお楽しみに

研究室

こちらの「研究室」は、新商品の開発などに使われています。 

1回で製造ラインの25分の1の量、150リットルほどの焼酎を造ります。少量を仕込んでは分析するのを繰り返し、常に新しい美味しさを追求しているそうです。

このような研究施設を備えた黒糖焼酎蔵は唯一、町田酒造だけ。

この日はちょうど一次仕込み中だったので、もろみをチラッと見せていただきました。仕込みタンクの中は、黒糖の甘い香りがふわっと漂っています。

見学するタイミングによって、その時仕込んでいるものを見せてもらえるようです。

「里の曙」はなんと原料の黒糖を、黒糖焼酎に使う標準的な量の2倍、仕込んでいます。

黒糖焼酎を飲み慣れた島っちゅにも、甘い香りと豊かな味わいを感じる「里の曙」が人気なのは、ここに秘密があるのかもしれません。

廃棄物もしっかり処理してから地域に還す

町田酒造では、毎年大量の焼酎を製造するため、大量の搾りかすや排水などの廃棄物がどうしても出てしまいます。

このような焼酎の搾りかすや排水を適切に処理して、綺麗にしてから地域に返そう、というポリシーのもとしっかりとした処理施設も作られています。

搾りかすは濃縮すると牛の餌になったり、さらに濃縮して蒸し焼きにして炭にすると畑の肥料にもなるそう。

搾りかすから作った肥料をバナナの木やパパイヤの木などの根元に撒くと、とても育ちが良くなるそうです。焼酎の原料もこのように再利用すると捨てるところがない、というのも素晴らしいですね。

工場で使用された排水は、敷地内に設けた浄水設備を通し、きれいな水に処理した後に排出されています。

町田酒造では徹底して環境に対する配慮をしているそうです。

町田酒造の全銘柄の試飲ができる!レセプションホール

里の曙

さて、見学が終わったら、大人のお楽しみタイム!レセプションホールで無料の試飲ができます。

ぜひ「常圧蒸留」と「減圧蒸留」の違いを味わってみてください。同じ材料からできている焼酎なのに、味わいが全然違います。

こちらでは、町田酒造の全銘柄のテイスティングができるので、ぜひ試してみてくださいね!すももやたんかんなど奄美の果実を付け込んだお酒なども人気があるそうです。

また、レセプションホール内にあるバーでは限定のカクテルが楽しめます。黒糖ソイラテなどのソフトドリンクもあるので、子供や運転する人も安心です。

みんなで試飲したい場合は、「しまバス」を利用して行くことをおすすめします。「しまバス」の空港線(奄美空港~名瀬を結ぶライン)の「戸口入口」バス停で降りて、奄美空港方面に徒歩10分ほどです。

蔵限定のレアものをお土産に!

お土産コーナー

お土産コーナーには、いろいろなグッズやここにしかない蔵限定の焼酎もあります。

このレセプションホールは、買い物のみで立ち寄ることも可能なので、旅行の最終日に立ち寄って限定品のお土産をゲットして帰るのも良いですね。

ご縁

わたしのおすすめは、人気アートディレクターの森本千絵さんと町田酒造がコラボレーションしてできた「ご縁」という焼酎。2019年10月から蔵限定で販売中です。

瓶がとにかく可愛いのでわたしは一目惚れして買ってしまいました。見た目がおしゃれで、しかも焼酎は糖質ゼロなので、女性ならプレゼントで頂いても嬉しいかも。

杜氏の長谷場 洋一郎(はせば よういちろう)さんと販売課の本田 幸(ほんだ みゆき)さん

今回は、杜氏の長谷場 洋一郎(はせば よういちろう)さんと販売課の本田 幸(ほんだ みゆき)さんに案内していただきました。

蔵見学は、平日の①9:00 ②10:00 ③11:00 ④13:00 ⑤14:00 ⑥15:00の1日6回開催(無料)。
1回60分ほどかかります。予約なしでもOKですが、予約優先となっています。

奄美大島に来たら、町田酒造の蔵見学をして奄美黒糖焼酎について学んだ後、黒糖焼酎を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

[基本情報]町田酒造株式会社
住所:〒894-0105 鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321番地
電話:0120-099762 (フリーダイヤル)
見学受付時間:9:00~17:00(土・日・祝日・年末年始を除く)
駐車場:あり(50台)
車で空港から30分 名瀬市街地から30分 
しまバス(空港線)「戸口入口」で下車 徒歩10分

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子

東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。
奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です!

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