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食事

2018.05.31

沖縄ならではのお寿司〜異文化が融合するお寿司を巡る〜

沖縄には異文化が融合した沖縄ならではのお寿司がたくさんあることをご存知ですか?

沖縄に暮らして8年、これまで情報は耳にするものの、食べる機会がなかったのですが、今回とあるテレビの撮影で味わうことができましたので、その魅力を皆様にもお伝えしたいと思います。

 

奇跡の組み合わせ『いなりずしとガーリックチキン』

まずは、いなりずしとガーリックチキンで人気のお店『丸一食品』。

チキンといなり

いなりずしというと、俵型の茶色っぽいイメージが強いかもしれませんが、沖縄のいなり寿司は三角で、皮が黄色っぽくて薄く、さっぱりとした味付け。沖縄の夏の暑さでも食べやすいようにと創業者が研究に研究を重ねててつくりあげたんだそうです。そして今では創業者の孫たちがこの味を守っています。

そんな思いのつまったいなりずしですが、一緒に食べると相性抜群と評判なのは、ガーリックチキン。かなりにんにくのパンチが効いた味で、お酒のおつまみにも人気が高いそうです。

 

そんないなりずしとガーリックチキンのコラボレーションは評判となり、県内各地からはもちろん、海外のお客さんも増え、時には大型バスが何台も〜ということもあるんだとか。

一見ミスマッチに思いそうないなりずしとガーリックチキンの組み合わせ。和とアメリカ文化の融合は、まさに、沖縄ならではの食べ方ではないでしょうか?

沖縄通には、是非食べていただきたいです。

 

丸一食品 塩屋店

 

丸一食品 塩屋店

沖縄県うるま市字塩屋494−6(店舗裏手にパーキング有)

9時〜17時営業(月曜日休み)

098−974−5550

 

 

アメリカと和の融合『ロールSUSHI』

続いても、アメリカ文化が融合するお寿司

1993年に創業した『SUSHI BARよし八』をご紹介します。

ロールSUSHI

 

店主はもともと和食料理人でしたが、新しい味を求めて渡米し修行を積んだ野心家です。

手前のお皿、すし天ぷら巻きは、生ものをあまり食べる習慣がなかったアメリカ人においしい魚を食べてもらうために工夫を重ねて誕生したそうです。これがアメリカで大ヒット。沖縄に戻った現在でも看板メニューとして親しまれています。

すし天ぷら巻きの中には、様々なお魚や酢飯、薬草などが入っていて、それに照り焼きベースのソースをかけていただきます。外国人向けの味と、日本人向けの味つけがあるそうなので、気になる方は食べ比べもオススメします。

 

そして、奥のお皿、左側にある北谷ロールは、地元北谷の夕陽をイメージしたもので、キャビアがのっています。そして右側の紫色のロールSUSHIは、地元の紅芋をペースト状にしたものを使っています。ちなみに、紅芋をお寿司に使うなどのアイデアは、店主の前川さんが考案したもので、実用新案登録済み。まさにここでしか食べられないものです。

 

見ているだけでも楽しい、もちろん食べておいしいロール寿司。この3種類だけではなく、まだまだ種類がありますよ。インスタ映えもするはずですので、撮る楽しみもあるのではないでしょうか?また、店主の前川さんとのおしゃべりも楽しめるはずです。

 

 

SUSHI BARよし八

沖縄県中頭郡北谷町桑江590−3(パーキング有)

16時半〜翌0時半(ラストオーダー23時)火曜定休

098−936−2359

東京大東島の『島寿司』が『大東寿司』に

そしてもうひとつ、東京八丈島の文化が融合した漬け寿司『大東寿司』。

大東島までは、飛行機を使ったりと交通が大変ではありますが、沖縄本島でも食べられるスポットがたくさんあります。そのうちのひとつが、『割烹 喜作(きさく)』です。

大東寿司は、1900年、東京八丈島の開拓移民が大東島に上陸し、八丈島でもともと食べられていた『島寿司』が伝わりました。

冷蔵庫のなかった時代に腐らせないで保存するために醤油などを使った漬け寿司がはじまったといわれています。それが大東島で食べられるにつれ『大東寿司』と呼ばれるようになったそうです。

 

大東寿司は、地元でとれるサワラを、醤油をベースにしたタレに漬けていただきます。ちなみに、島寿司では、からしを使っていたそうですが、大東島にはからしはなかったので、わさびで食べるようになったそうです。お店は限られますが、リクエストするとからしでつくってくれるところもあるようです。

また、巻き寿司をたまごで巻いた『大東まつり寿司』もあります。那覇市内の大東寿司店をいくつかまわりましたが、今のところでは喜作さんのみかなというかんじです。

 

ちなみに今回は、大東寿司定食1700円を注文。お寿司以外には小鉢や、大東島ならではの素材を使ったてんぷらなどがつき、まさに大東島の味覚を一度に味わえるというステキな定食でした。

大東寿司は、店ごとに味付けの仕方がかなり変わるそうですので、自分好みの味を求めてはしごしてみるのも面白いのではないでしょうか?

 

那覇空港でも『大東寿司』、『大東まつり寿司』が入手できる

旅のスケジュールがいっぱいで、店に出向く余裕がないという方にオススメ情報です。

那覇空港では、喜作さんがつくる『大東寿司』と、『大東まつり寿司』が販売されています。食べてみたいという方は、那覇空港の売店でゲットしてくださいね(早くに売り切れるという情報もありますので早めの時間帯がオススメです)。

 

那覇市 大東寿司 きさく

 

喜作(きさく)

沖縄県那覇市前島2−18−6(パーキング無•近隣に有料パーキング有)

18時から24時まで(日曜定休)

098−861−5501

 

 

沖縄に来て、観光や食事を楽しむのはもちろんですが、異文化が融合したお寿司を味わい、いつもと違った視点で沖縄を楽しむのも一つかもしれませんね。

旅のプランの一つに、ぜひ『沖縄ならではのお寿司』を!!

 

 

yamamotohitomi

山本 ひとみHitomi Yamamoto

北海道出身沖縄在住、一児の母山本ひとみです。
沖縄県内の魅力溢れるエリアやグルメはもちろん、家族や子連れで楽しめる情報もドドーンと発信していきます!

山本ひとみオフィシャルサイト

http://hitomi.hube.jp/
誕生日 2月2日
出身地 北海道
趣味 旅行・食べること・新しい価値観にふれること
特技 どんな環境でもすぐに馴染めること
好きな旅行先 北海道・東南アジア

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