食事
2026.03.19
那覇空港から車で15分!たっぷりのコーヒーと焼き菓子と100冊の本が楽しめる、小さな街角カフェ「COFFEE STAND Ecke(エッケ)」

こんにちは!日頃リュックと水筒を持って沖縄中を散歩しているライターの小鍋です。
那覇市のお隣、浦添(うらそえ)市の街角に居心地の良いカフェ「COFFEE STAND Ecke」を見つけたので、さっそく取材に伺いました。
目 次
那覇から車で約15分、ローカル感あふれる立地

「COFFEE STAND Ecke(エッケ)」(以下、Ecke)があるのは浦添市勢理客(じっちゃく)。地元住民の車が多く行き交うローカルな通りにお店があります。

お店へのアクセスはとても簡単。那覇空港から58号線を通って車で約15分ほど北上し、「勢理客交差点」から右折。すぐ左手にお店が見えてきます。グレーの建物1FがEckeです。

7坪という小ぶりな街角カフェながら、店内に一歩入るとスタイリッシュでおしゃれな空間が広がります。
Eckeはコーヒーと手作りの焼き菓子をメインに販売。イートインもテイクアウトもOKで、焼き菓子だけの購入も大歓迎。早朝から夕方までと営業時間が長いのも嬉しいポイントです。

店内にはレコードや植物、本などオーナーの好きなものが散りばめられており、大きな本棚には沖縄本や小説、雑誌、絵本、ノウハウ本など多様なジャンルが揃います。本好きにはたまらない空間です。

メニューは、コーヒーメニューを中心にアフォガードやソフトドリンクとシンプルです。
レジカウンターで販売する焼き菓子は、チャンククッキーやブラウニー、パウンドケーキなどがあり、どれも300円前後とリーズナブル。
Eckeの特徴のひとつである「たっぷり量」は、オーナーの三村裕幸(みむら・ひろゆき)さんが「自分が結構食べるほうだから、お客さんにも満足してほしくて、なるべくたっぷりした量にしている」のだとか。

オーナーの三村さんは、元ハンドボール選手。沖縄のプロハンドボールチーム「琉球コラソン」で5年間選手として活動し、引退後にお店をオープンしました。
「僕を育ててくれた沖縄に何か還元したくて、2025年の3月1日にお店をオープンしました。僕を拾ってくれて、良くしてくれた知り合いや友達たちにも恩返しがしたかったですね。僕のパートナーが大手のコーヒー店に勤めていて、僕もコーヒー好きだったので『じゃあお店やろう』となりました」と振り返ります。
筆者は「さぞかしファンが駆け付けるお店なんだろうなぁ」と思っていましたが、「全くです(笑)。僕を全く知らない新規のお客様ばかりです」と三村さんは笑います。

Eckeはコーヒーと焼き菓子が美味しいのはもちろんのこと、お店の雰囲気が三村さんの温かくて気さくな雰囲気そのまま。筆者は最初にお店を訪れたとき、ゆったりとした空気感が心地よく、1時間ほどコーヒーと読書を楽しんだのを覚えています。
Eckeは圧倒的に「地元客が多い」とのことなので、旅行で訪れても沖縄の人が普段使いするお店に行きたい方にこそおすすめです。58号線も近く、旅の行き帰りにも立ち寄りやすい立地です。
“たっぷり量”が嬉しい。コーヒーと焼き菓子の魅力

今回オーダーしたのは、ドリンクで一番注文が多いという「カフェラテ 650円」と、筆者の好きな「ブラウニー 350円」。
ハートのラテアートで登場したカフェラテはミルクたっぷり。ブラウニーは大きなカシューナッツがたっぷり入っていて、ふんわりしっとり食感。どちらも大変美味でした。

器が素敵だなぁと思っていたら、どちらも沖縄の伝統工芸「やちむん(焼物)」だそうです。

Eckeは素敵なインテリアや小物が多く、三村さんのセンスの高さが伺えます。取材中も「レコード趣味なんですか?」と三村さんに聞く若いお客さんの姿も。

「レコードや置物やインテリアは、お店をオープンする時に買ったものが多いです。前々から自分の趣味だったとかではないんです(笑)。でも皆さんが楽しんでくれたら嬉しいです」と、あどけないクシャッっとした笑顔を見せます。
約100冊の本棚。コーヒー片手に過ごす贅沢時間

店内の本棚は約100冊収蔵で、ジャンルもバラエティ豊か。本好きな筆者は、ちょーっと本棚を覗いてみました!

本棚の上から見ていくと、まずはコーヒー本やライフハック・ノウハウ系の本が並びます。

「あい!アンデシュ・ハンセンの本がある!」と思ったら、なんと同著者の人気本が3冊もありました。三村さんは「これ、3冊まとめて売ってたので買ったやつなんですよ~」と教えてくれました。

この日、取材開始の13時から1時間近くずっとお客様がたえなかったEcke。三村さんのインタビューを待つ間、筆者も少しコーヒー&読書タイム。やっぱアンデシュ・ハンセンいいですねー。


本棚には絵本や沖縄本もあり、幅広いお客さんが楽しめるような本棚に整えられているのが分かります。ジャンルの豊富さにはビックリ。


雑誌や小説も。雑誌はこれから100冊ほど追加されるとのことなので、より楽しめるようになる予定です。
三村さんが描いた、街に寄り添うカフェ「Ecke」のかたち

接客が落ち着いた頃、オーナーの三村さんがインタビューに応じて下さいました。
もともと店舗経営を強く志していたわけではなく、独立して何か事業をしたいという思いが先にあったという三村さん。
現在36歳という年齢もあり、お店を始めるなら今しかないというタイミングの意識も大きかったとのこと。沖縄はカフェ文化が非常に盛んで、年配の方も日常的にカフェを利用する土地柄。新しい店舗も次々に増えているため、オープンはできるだけ早くと考えていたといいます。

店名の「Ecke(エッケ)」は、ドイツ語で「角」を意味する言葉。
響きの可愛らしさに加え、実際に店舗が角地にあることから、「街角のカフェ」のイメージで名付けられました。
出店場所に浦添市を選んだのは、現役時代に縁の深い地域だったことが理由です。知人も多く、パートナーも浦添出身。自然な流れでこの場所に決まったそうです。
探していた10坪よりややコンパクトな7坪の物件でしたが、店内を見渡せるサイズ感や周囲の落ち着いた環境が、ご自身の理想にフィットしていました。

当初はコーヒースタンドでの業態を想定しており、その名残で店名にも「コーヒースタンド」が入っています。
フードはすべて手作りで、コーヒー豆は知人から仕入れているそうです。約105万円のコーヒーマシンも、偶然訪れた周年祭でお得に購入できたとのこと。
初めて尽くしの店づくりだけに、今後も試行錯誤を重ねながら変化していくと思います、と三村さんは穏やかに語ってくださいました。

客層については、開業前の想定と嬉しいギャップがあったのだそう。
「オープンする前は『この店は知り合いが多く来店するのかな。30~40代のお客さんが多くなるのかな』と思っていたんですよ。でもいざ開店してみたら20代~60代と幅広くてびっくりしました」
しかも知人中心の来店を見込んでいた中、新規のお客様の割合も高く、地域に開かれた店として順調なスタートを切っています。
「午後2時~5時が混む時間帯ではありますが、早朝7時から空いていますので、何かの待ち時間とかちょっとした時間に寄ってくれたら嬉しいです」と三村さんは微笑みます。

グレーを基調にした店内は、外壁との調和を意識した控えめでスタイリッシュな空間。
限られた面積を広く見せるため、客席は椅子ではなくベンチを採用し、カウンターと合わせて約8席を確保しています。
ベンチやカウンターはパートナーの知人による製作で、多くの人に支えられて店が形になったという実感も強いそうです。

「お客さんがいる時は、僕はコーヒーマシンの陰に隠れて、お客さんの邪魔にならないように、存在をなくして空気のように立っています(笑)」
物腰が柔らかく、終始カジュアルな雰囲気で語ってくださった三村さん。その人柄は、店内の空気感やコーヒー、焼き菓子にも自然とにじんでいます。
観光客でも地元民でも、誰でも歓迎というスタンスの根底にあるのは、「将来のことよりも目の前のお客様を大切にして、1人1人と丁寧に向き合っていきたい」という真心が込められています。
旅の途中に立ち寄りたい、やさしい街角カフェ

浦添市勢理客にある7坪の小さな街角カフェ「COFFEE STAND Ecke(エッケ)」は、浦添好きでコーヒー好きなオーナーが作ったスタイリッシュなカフェでした。
朝7時から朝の1杯を楽しんでも良し、ブランチでまったり過ごしても良し!
観光のドライブの合間に寄って調べものをしながらコーヒーを飲んだり、観光の終わりに友達やカップルや一人時間をしながら、一日を振り返るのもイイですね。
ローカルなエリアにあるカフェながら空港からもアクセス抜群なので、地元の人が通うお店に行ってみたいというローカル好きや、沖縄リピーター、沖縄通さんほどぜひ訪れて欲しいカフェです。
たっぷりのコーヒーと焼き菓子と100冊の本がアナタを待っています!
COFFEE STAND Ecke(エッケ)
住所/沖縄県浦添市勢理客2-19-14全光第二ビル101
営業/7:00~18:00(土日祝は17:00close)
定休日/不定休 ※最新情報はInstagramで確認
その他/禁煙、駐車場2台
https://www.instagram.com/coffee_stand_ecke/

この記事を書いた人小鍋 悠Keyword:


















