食事
2023.10.26
【閉店】国際通りから30秒!創作野菜料理RYUNESS(リューネス)で沖縄のハイビスカスや野菜を使ったヴィーガン肉料理に海鮮料理を味わう
※2024年10月31日をもって閉店いたしました。
こんにちは!沖縄さんぽ好きのライター小鍋悠です。今回は国際通りからすぐ行ける「創作野菜料理 RYUNESS(リューネス)」をご紹介します。
こちらの店舗では、動物性&小麦不使用の植物性の料理を提供しています。ヴィーガン料理といえば聞きなじみある方も多いのではないでしょうか?
筆者自身はお肉を普通に食べているため、今までヴィーガンとは無縁の生活を送っていましたが、こちらのヴィーガン料理やロースイーツがあまりにも美味しいので今年前半は何度も通ってしまいました。
沖縄の野菜やハーブ、ハイビスカスなどの花を使ったプラント(植物性)ベースのお肉風料理に、お寿司、海鮮丼、シューマイまで。さらにパッションフルーツなど旬の食材を使ったロースイーツなど、ヴィーガンの人もそうでない人も、沖縄の野菜や植物の恵みをニュートラルに味わうことができますよ♪
目 次
国際通りから徒歩すぐ!観光の合間にナチュラル&グリーン空間でヴィーガンランチ
創作野菜料理RYUNESSがあるのは、那覇市久茂地のYAKAビル3F。沖縄観光の人気スポット「国際通り」から徒歩30秒という好立地にあり、観光の合間のランチ休憩やティータイムに利用できます。
お店に向かうときは、国際通りのステーキ店「STEAK HOUSE 88 国際通り西口店」の向かいの路地から入るとすぐ左手にビルが見えてきますよ。
では、さっそくお店に向かいましょう。リューネスは、BOOK&HALL「ゆかるひ」の敷地内にあるので、ビル入り口の案内板で3Fの「ゆかるひ」を確認してからエレベーターでGo!
お店の玄関はこんな感じ。反対側は音楽ホールとなっていますので、お間違えないように。上にかかった「リューネス」の看板が目印です。
店内は白と茶色のナチュラルカラーを基調に、清々しい空間とグリーンが訪問者を迎えます。では注文してまいりましょう♪
植物性唐揚げに焼肉まで!?沖縄のハイビスカスや野菜、ハーブを使った色彩豊かなメニュー
最初に紹介するのは「トリプルミートのデリセット 2,100円」。虹がテーマのリューネスプレートに自家製ヴィーガンミートの唐揚げや焼き肉がプラスされた豪華セットで、全て植物性ミートを使用。
植物性なので唐揚げや焼肉も植物の味がするのかと思いきや、本物の唐揚げと焼肉の味と食感そのまま!
沖縄のハイビスカスや島にんじん、島バナナの花の漬物、パパイヤのチャンプルーなど、沖縄の恵みが詰まった「シェフの気まぐれデリ」も15種以上。食べても食べても減らないほどボリューミーです。
こちらは甘辛な味付けの「ピーマンの肉詰め」。ソイ(大豆)ミートを使用しており、筆者は、店長の久手堅美咲姫(くでけん・みさき)さんから教えてもらわないとソイミートと分かりませんでした。お肉そのもの!
デリは日々色んなメニューが登場しますので、何度お店を訪れても変わりゆくメニューが食べられるのがリューネスの醍醐味です。
外国のお客様に人気なアラカルトメニューの中から、こちらは「ヴィーガン焼き鳥(5ピース)1,200円」。
クーガ芋やおからなどを発酵させて作ったこんにゃく(代替ミート)で作った一品で、こちらも焼き鳥の味と食感!
こちらは「ヴィーガン海鮮丼 1,650円」。魚や卵を一切使わず、アロエや水卵・豆腐でマグロやイカ、イクラ、卵焼きを再現しています。
美咲姫さんに「イクラ食べてみてください♪」と言われて食べてみましたが、イクラのプチッとしたあの食感そのまんま!ヴィーガン料理と言われなかったら、本物のイクラと勘違いしそう。マグロは他店ではなかなかお見かけしない逸品だそうなので、ぜひ食べてみてください。
パッションフルーツを使ったロースイーツに自家製野草ハーブティーで体イキイキ!
お待ちかねのスイーツタイムがきました!ロースイーツの「パッションフルーツレアチーズ風ロータルト 700円」は、アーモンドやクルミなどのナッツをベースにパッションフルーツの甘さを生かした一品。
リューネスのロースイーツは、スイーツ店「ikiiki(イキイキ)」からの提供となっており、代表の嶋田いきさんも週2〜3回不定期でお店に登場。
嶋田さんによると、ロースイーツとは「48度以下で調理された加熱されていないスイーツ」との事。筆者も一口いただきましたが、なんというか、スーッと体に入って来る感じ。それぞれの食材の自然な味わいがストレートに伝わって、とても感動的な美味しさでした!
スイーツに合わせたのは、美姫咲さんオススメの「自家製野草ハーブティー 550円」。
ハーブはほとんど自家菜園で収穫したものだそうで「ハーブは虫があまり食べないので栽培しやすいんですよ」と美咲姫さんは微笑みます。
今回取材に快く応じて下さったのは、(左から)スイーツ担当・嶋田さん、店長・美咲姫さん、シェフ・久手堅大悟さん。
嶋田さんは石川県出身で沖縄17年目。「以前よりリューネスのファンで来店していたのですが、コロナ下で前の仕事が解雇になり、どうしようかと思っていたら、美咲姫さんに拾われました(笑)。2020年の6月からリューネスで販売させてもらっています。これまでロースイーツやヴィーガン×スポーツなどを勉強していましたが、まさかお店で働けるとは思っていませんでした。美咲姫さんとのご縁に感謝です。ロースイーツを食べてイキイキ元気になって欲しいです!」と笑顔。
シェフの久手堅さんは「それぞれのお店のメニューを開発するのに夜中まで作業していることがよくあります(笑)。でもヴィーガンは地元の野菜や植物などを使っていて地産地消につながりますし、なによりエンタメ。見た目も食べても、感動したりびっくりしたり笑ったり」と話してくれました。
父が久米島出身で、小さい頃から父や曾祖母に、家で野草ばっかり食べさせられていたという美咲姫さん。
「あの時は野草やハーブの魅力を知らなかったので『草ばっか食べさせられて、ウチはビンボーなのかな?』と真剣に思っていました。でもあの時、父やひいばあちゃんから野草の事を習わなかったことが、今になってみると沖縄の大切な財産をなくしてしまった、絶やしてしまったと後悔しています。」と美咲姫さんは涙ぐみます。
そういった子供の頃の体験が、今の仕事に繋がっているのだそう。
野草の先生と出会い、当初は自然のものを身につけるアクセサリーなどのショップをやるつもりが、飲食店になっていたと話す美咲姫さん。
野草だけを使ってお店のメニューを作るのは難しかった為、ヴィーガン料理として提供をはじめました。沖縄も味わって欲しいと、店では沖縄の野草「ハイビスカス、さし草、長命草」の3つをよく使っているそうです。
「お店をやることで色んな人が来るようになりましたし、これはこれで、たくさんの人がヴィーガン料理を食べることでCO2が減り、魚や肉を摂らないことで地球の環境が良くなると思っています。」
「リューネス」とは、「琉球ネイチャーストーリー、ウェルネス、琉球、龍」などの意味が込められているのだそう。
「私たちは、一皿で心に感動を与える、五感に訴える料理をイメージして作っています。食で癒やされて心も癒やされる。ヒーリングフードやセラピーフードとも呼ばれます。泣きながら食べて帰る日本人客も外国人客もいますし、私は心理カウンセラーの仕事もやっていますが、何か抱えている人ほど、食べて泣いたり、気付くんじゃないかな。私たちの料理は少しだけお高いですが、週1回や月1回など自分へのごほうびとして食べに来てください。」と微笑みました。
沖縄の観光に来たらば、定番の沖縄の空や海に癒やされたあとは、沖縄の野菜や植物に癒やされてみませんか?非日常の沖縄の自然の恵みを味わって心身もクリーニングできます。
リューネスは沖縄の本を中心としたミニ図書館のようなブックスペースもありますので、ランチを待つ間やティータイムの間にゆっくり読書もいかがでしょうか?
※2024年10月31日をもって閉店いたしました。
[基本情報]「創作野菜料理RYUNESS」ゆかるひ店
住所/沖縄県那覇市久茂地3-4-10久茂地YAKAビル3階
電話/098-860-3270
営業/13:00~21:00
店休日/日・月曜日 ※不定休有り。最新情報はInstagramをチェック
備考/店内禁煙、お子様大歓迎、Pなし(周辺にコインP多数有)
https://instagram.com/ryu_ness
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