観光
2023.08.22
テイクアウトグルメも充実!那覇市の国際通り〜泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」までぶらり散歩
ハイタイ!沖縄在住の地元ライターオオシロジュンコです。沖縄旅行も常連になると那覇を拠点に、泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」(那覇泊港)から船に乗って離島へと足を伸ばすことも多いのではないでしょうか。
今回は、那覇の人気観光地としてホテルも多く旅の拠点とされることもある「国際通り」から「とまりん」までのおすすめ徒歩ルートを紹介します。
「国際通り」から「とまりん」までは、徒歩でおよそ30分。観光地から一歩踏み入った沖縄の住宅街を垣間見ながら、ぶらりと歩くのも楽しいものです。テイクアウトのお店も充実していますので、ぜひ街歩きの参考にしながら、歩いてローカル感を味わってくださいね。
目 次
重要文化財の「旧崇元寺(そうげんじ)石門」前からスタート
最初は、旧崇元寺石門前を目指します。国際通りに位置するゆいレール「牧志駅」から歩いて約8分ほどの場所にあります。目の前には「崇元寺」バス停も。
崇元寺は、臨済宗の寺院で琉球の歴代国王の霊位を祀る国廟でした。琉球王朝時代には、新しい王の即位に先立って、先代の王を祀る儀式が行われていたそうです。
寺院は沖縄戦で焼失したため、現在では石門のみが残っており重要文化財に指定されています。
旧崇元寺石門前にそびえ立つ、ホウオウボクの影が涼しげ。ホウオウボクは那覇市の市花木で初夏から秋にかけて赤みがかったオレンジの花を咲かせます。いたるところで街路樹に使われている沖縄のシンボルとも言える花木です。
旧崇元寺石門前と隣の沖縄サンプラザホテルの間の道を、北の方向へ。石門と一体化している植物を鑑賞しながら進みます。突き当たりの三叉路を左手に入り、黄金通り(くがにどおり)を歩いて「とまりん」まで向かいます。
通りに建つ、昔ながらの赤瓦屋根の住宅が青い空に映えます。その昔、沖縄の赤瓦は琉球王朝や士族の住宅でしか使用できず、明治時代に一般庶民の住宅でも使用できるようになったそうです。
おすすめのテイクアウトグルメ①いなりとお惣菜のお店「いなり屋ゴン」
いなり屋ゴンは、古民家を改装した可愛い佇まいのお店。小ぶりのおいなりさんとお惣菜がテイクアウトできます。
お昼を過ぎていたので残り少なくなっていましたが、最後のひとつを購入することができました。
おいなりさんは、全部で3種類あります。ごまのみの具材がシンプルで定番の味「プレーンいなり」230円(税込)、人参やひじきやごぼうなど7種類の具材が入った「五目いなり」280円(税込)、「日替わり」280円(税込)。この日の日替わりは「さばがり大葉」でした。
小さめのお惣菜やスイーツも販売しているので、小腹を満たすのにちょうど良さそうです。
ご近所と思われるお客さんが、小さな店内に譲り合いながら入っていました。ご近所さんにもリピートされるおいなりさん、全種類食べてみたい場合は早めの来店がおすすめです。
[基本情報]いなり屋ごん
住所:沖縄県那覇市泊1丁目11-6
電話:098-943-6114
営業時間:11:00~19:00
定休日:日曜日
駐車場:なし
URL:https://www.instagram.com/inariyagon/
旬の南国フルーツを全国発送できる地元の八百屋さん「とまり青果」
歩いていると「県産マンゴー」の看板が目に入ってきました。地元の八百屋さん「とまり青果」。ちょうどマンゴーの採れる時期だったので、店先には美味しそうなマンゴーが並んでいました。
お散歩ついでに沖縄県産の旬の果物などお土産を買って発送しておけば、時間が節約できますね。購入してホテルで食べる用にもおすすめです。
[基本情報]とまり青果
住所:沖縄県那覇市泊1丁目15-10
電話:098-863-0446
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日
駐車場:なし
おすすめのテイクアウトグルメ②沖縄ぜんざいのお店「ぜんざいの富士家」
黄金通りをさらに進んでいくと、地元の人や観光客で賑わう「ぜんざいの富士家」があります。沖縄のぜんざいは甘く煮た金時豆とかき氷で作った定番の冷んやりスイーツで、沖縄の夏には欠かせません。
ぜんざいの他にも、タコライスやタコスなどの軽食もテイクアウト可能。店内では沖縄そばのメニューもあります。
今回は店内で涼みながら、ぜんざいとタコスをテイクアウト注文しました。
沖縄の定番冷んやりスイーツといえば、沖縄ぜんざい!テイクアウトOKな那覇市「ぜんざいの富士家」
[基本情報]ぜんざいの富士家 泊本店
住所:那覇市泊2−10−9
TEL:098-869−3171
営業時間:[10月〜5月]11:00~19:00
[ 6月〜9月]11:00~20:00
定休日:年中無休
駐車場:あり
URL:http://www.zenzainofujiya.com
おすすめのテイクアウトグルメ③本格焙煎コーヒーが味わえる「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR」
本格的な焙煎コーヒが飲めるYAMADA COFFEE OKINAWA chapteR は、黄金通り(くがにどおり)の端にあります。最後にこちらのお店で、コーヒーをテイクアウトすることにしました。
コーヒーの香りが漂う店内は、コンクリート打ちっぱなしを活かしたお洒落な空間。コーヒー豆やTシャツ、コーヒーグッズなどのオリジナル商品も並んでいます。ここでもお土産をゲットできそう。
オープンカウンターの奥には大きな焙煎機があり、作業の様子を見ながらテイクアウトを待つのも良い時間でした。
[基本情報]YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR
住所:沖縄県那覇市泊2丁目15−6
電話:098-975-5590
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
駐車場:あり
URL:https://www.instagram.com/yamadacoffeeokinawachapter/
サイクリングや歩き疲れた時におすすめ「シェアサイクルCYCY」
黄金通りから国道58号線を渡れば「とまりん」はもうすぐそこです。途中、シェアサイクルCYCYのステーションが近くにありました。自転車を借りてサイクリングするのも良さそうです。料金は15分ごとに100円、最大12時間まで1,800円です。
那覇の国際通り周辺をサイクリング!12時間利用して千円の電動アシスト自転車が楽チン
那覇の海を眺めながら軽食&コーヒータイム
泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」に到着しました。建物の1階には慶良間諸島や久米島、粟国島、南北大東島へ行く船の乗船券売場などがあり、2階のウッドデッキに上がると泊大橋の下を行き来する船舶や海を一望できます。
海を眺めながら、コーヒーブレイクタイム。
今回テイクアウトしたのは、タコスと沖縄ぜんざい(ぜんざいの富士家)、おいなりさん(いなり屋ゴン)、アイスコーヒーとアイスカフェオレ(YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR )。
小腹を満たすには充分な量です。甘く煮たおいなりさんは、上品な味付けで美味でした。小さめなので何個も食べられそうです。3ピース入りのタコスはサルサソースの辛味がほどよくぺろりと食べられました。
タコスとおいなりさんを食べた後には、ぜんざいがちょうど食べごろの溶け具合になっていました。
[基本情報]とまりん 那覇泊港旅客ターミナル
住所:沖縄県那覇市 前島3-25-1
駐車場:あり
URL:https://www.tomarin.com/
お散歩のゴールは「餃子酒場 金五郎」!オリオンビールで乾杯
たくさん歩いてほどよく汗をかいたあとは、やはりビールで乾杯したくなります。先ほどコーヒーを購入した「YAMADA COFFEE OKINAWA chapteR」まで戻り、近くにある「餃子酒場 金五郎」へ。
15時オープンなのでお昼から軽く飲みたいときにもおすすめな、餃子が人気のカジュアルなお店です。
キンキンに冷えたオリオンビールを片手に、熱々ジューシーな肉汁餃子とトマトスライスをいただきました。
[基本情報]餃子酒場 金五郎 泊店
住所:沖縄県那覇市泊2-15-4
TEL:098-988-3686
営業時間:月〜土/15:00~23:30
日/15:00〜23:00
定休日:年中無休
駐車場:なし
URL:https://instagram.com/kingorou_tomari
那覇市の「国際通り」から「とまりん」までのおすすめルートを紹介しました。通りには、今回利用したテイクアウト店の他にも沖縄てんぷら屋やローカルなパン屋、弁当屋などの店舗も立ち並んでいました。
ぜひ、那覇の住宅街をぶらり散歩してローカル感を満喫しながら、地元の人に人気のテイクアウトグルメも味わってみてくださいね。
▼今回歩いたルートはこちら
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