食事
2023.07.27
中国人の店長が本場台湾から取り寄せるこだわり食材で本格台湾スイーツと軽食「台湾豆花屋(タイワントウファヤ)」
こんにちは!沖縄さんぽ好きのライター小鍋悠です。日頃よくリュックと水筒を持って沖縄本島内を巡っています。今回は那覇市樋川(ひがわ)にある「のうれんプラザ」を歩いてきました。
1953年に誕生してから60年以上に渡り、県民の台所として沖縄の生活を支えてきた農連中央市場。その跡地に2017年に「のうれんプラザ」が誕生し、現在でも地元の年配客と観光客が多く行き交う人気スポットです。
のうれんプラザ内の台湾スイーツ店「台湾豆花屋」が気になり、豆腐スイーツ「豆花(トウファ)」を食べてみたらとっても美味。すぐに取材を直談判し、後日取材に伺いました。
沖縄のローカルな商店街や市場でお買い物がてら、お手軽で美味しい台湾グルメもいかがでしょうか♪
目 次
地元愛たっぷりのローカルな商店街に囲まれるロケーション
お店の周辺は、昔ながらのレトロなまちやぐゎー(小売店)がいっぱい。のうれんプラザ斜め向かいの「太平通り」は野菜やフルーツ、惣菜、お弁当、日用品が販売されており、筆者もこの辺に来たら、よく弁当や野菜を買って帰ります。
太平通りは、太陽の日差しが強い時や雨の日でも歩けるアーケード街。まっすぐ歩いて行くと徒歩約10分ほどで国際通りに着きます。昔ながらのまちやぐゎーを眺めながらのんびりお散歩♪
のうれんプラザから沖縄県庁向けに約3分直進すると「開南(かいなん)交差点」があります。沖縄本島中南部へ多くアクセスできる「開南」バス停があるので、バス派の方はお店の行き帰りにこちらのバス停を使うと便利です。
すぐそばには「サンライズなは通り」。こちらも国際通りに繋がります。古くからの商店と新しいお店が軒を並べる新旧混在のユニークな商店街です。
グループ旅も女子旅も一人旅のひとも気軽に!
「台湾豆花屋」はのうれんプラザ1F正面玄関のすぐ右と、とても分かりやすい立地。
テイクアウトの人はここで購入。全メニューテイクアウトOKです。観光の途中に寄って、冷たいもので涼みましょう♪
お店は、白と茶を基調としたシンプルでカジュアルなつくり。イートインの人も気軽に入りやすい雰囲気です。
店内はテーブル席とカウンター席があります。テーブル席は友達や家族などとゆったり食べたい人向け。
1人でまったり食べ飲みしたい人や、カップルにぴったりのカウンター席は、並んで食べるといつもより話が弾んじゃうかも♪
台湾から取り寄せる本場のタピオカと新鮮な豆乳でつくる台湾スイーツ「豆花」
さっそく注文していきましょう。店長の陳肖霞(チン・チョウカ)さんがオススメしてくれたお店人気No.1の「西米露黒糖豆花(シーミールーコクトウトウファ)」500円をオーダー。
たっぷりな豆腐とふわふわな口溶けの良いタピオカが美味!甘いココナツミルクと黒糖が豆花のおいしさを引き立てます。
豆腐は、毎朝配送される新鮮な豆乳を100%使用。陳さんが毎日丁寧に手作りしているそうです。タピオカとココナツミルクは台湾からキロ単位で取り寄せ。クコの実は台湾+沖縄産で、黒糖は地元沖縄産を使用しています。
こちらは「黒糖西施豆花(コクトウサーシトウファ)」450円。シンプルに豆腐と黒糖のが味わえる一品で、豆腐好きな筆者はたっぷり食べられることに感動。一気にペロリと完食!
豆花メニューはたくさんありますがあっさり食べられる軽い量なので、1人で2つ食べて味の違いを楽しんでも◎友達やカップルで違う2つの味をシェアするのもいいですね。
今回食べ損ないましたが、専用の機械を使って作るふわふわな台湾かき氷(各500円)もありました。今度はこちらも食べてみたい!
ランチも昼飲みもOK!点心ランチやタピオカドリンク、台湾ビールで台湾気分
ランチが食べたい方はこちらのメニュー。台湾の調味料を使って県産生肉を3時間ゆっくり煮込んだルウロンハンセット(880円)。焼売と2種類の台湾小籠包が入ったオトクな点心セット(880円)も!
タピオカドリンク(450円)や沖縄ぜんざい(450円)もあります。すべてテイクアウトOKなので、ホテルで食べたりドライブのおやつにおすすめ。
筆者がお店に入った時から注目していたのは、実はお酒の豊富さ。台湾ビール(550円)や5年~15年モノの台湾紹興酒(1,800円~)などがズラリ。
グラス一杯(450円〜)におつまみ(400円〜)などもあるので、台湾のお酒を試し飲みがてら、ほろ酔い昼飲みはいかがでしょうか?市場の雰囲気と相性バツグンなので、気持ちよく飲めること間違いなしです♪
陳さんとおしゃべりできるのも「台湾豆花屋」の楽しみ方の1つ
「今日は食欲少なめ?だったらコレがいいかなぁ」と、お客さんに話しかける優しい店主の陳さん。取材が落ち着いたころ、陳さんにインタビューしてみました!
中国の福建省出身の陳さんは沖縄在住25年。沖縄の旧キリスト教短期大学に留学した事から沖縄とのご縁ができ、そのまま沖縄で結婚し、子宝にも恵まれたそうです。「人生の半分は沖縄だよ~」と笑います。
子供さんも中国語が堪能かと思いきや「子供は中国語喋りません(笑)」との事。言語は現地に行かないとなかなか難しく、必要がないと言語習得は難しいと話します。
陳さんは日頃、台湾や香港の観光客などのリゾート婚などの通訳をしているそうですが、コロナ禍でインバウンドが激減。
「仕事がなくてヒマだったからお店をはじめました。豆腐が好きだったから『豆花』のお店にしたんです。でも全然料理しない私が飲食店をはじめたから、友達はみんなびっくりしていました(笑)」。
「何も考えないでノリでお店はじめて、今も勢いでやってます(笑)。地元客と常連さんに本当支えられています」と感謝する陳さん。
常連の年配のお客様が「私もいつも来てるのよ~」と、美味しそうにごはんを頬張る姿が見られました。
店内には台湾の大きな地図もあります。台湾に4〜5年居住経験がある陳さんの話を聞きながら、本場台湾から材料を取り寄せる台湾スイーツと台湾グルメ、堪能してみませんか?
のうれんプラザは、120を超える店舗が早朝から深夜までそれぞれの時間でOPENしています。観光の途中でお土産を買ったり沖縄の食材をみたり、市場を散策がてら「台湾豆花屋」にも寄ってみてくださいね。
[基本情報]台湾豆花屋(タイワントウファヤ)
住所:沖縄県那覇市樋川2丁目3-1のうれんプラザ1F
電話:098-996-2030
営業時間:10:00~18:00
定休日:なし
駐車場:のうれんプラザ駐車場96台
※最初の1時間無料。以降1時間300円
その他:禁煙、全メニューテイクアウトOK
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