観光
2020.10.08
絶海の孤島「南大東島」おすすめ観光スポット・グルメ・ホテル|ロマン溢れる沖縄離島
南大東島は、沖縄本島から東に約400km離れた「絶海の孤島」です。北大東島とともに大東諸島と呼ばれていますが、気軽に訪問できる場所ではないため、本格的に観光地化はされておらず、普段の国内旅行ではできない体験が可能です。
一味違った旅行を楽しみたい方、個性的な土地を旅したい方、ひたすらのんびりとまだ見ぬ土地に向かいたい方におすすめです。
目 次
ゴンドラで上陸⁉南大東島のアクセス
南大東島へは、船で行く方法と飛行機で行く方法の2つがあります。
船だと片道15時間。夕方出発して翌朝につくスケジュールです。乗船券は出港日の前日(土日祝日除く)から発売となります。運賃は往復で11,010円、片道で5,790円です(2020年9月現在)。
周囲が絶壁に囲まれ海が荒れやすい南大東島には桟橋がありません。そのため下船の際は、なんとクレーンに吊るされたゴンドラを利用します!
北大東島・南大東島の名物にもなっていて、これを体験したいがために船に乗る人も。
飛行機で訪れる際には、南大東空港を利用します。那覇から1日2便飛んでいて、所要時間は直行便で1時間ほど、北大東島経由便では1時間45分ほどです。航空券の定価は往復で26,220円ですが、早期購入割引もあります(2020年9月現在)。
船便よりも高めですが、短時間で移動したい方におすすめ。
南大東島の観光スポット
星野洞
南大東島は石灰岩でできているため、数多くの鍾乳洞が存在します。その中でも最大のもので、美しさも格別な「星野洞」。入場料は5歳以下は無料で、小人は350円、大人は800円となっています。
サトウキビ畑の中に入口があるのがとてもユニーク。受付に常に人がいるわけではないので、電話で入洞状況を確認することをお忘れなく。
[基本情報]星野洞
住所:沖縄県島尻郡南大東村字北64
電話:09802-2-4333(大東観光商事)
海軍棒プール
絶壁に囲まれた南大東島にはビーチがありません。しかし海を楽しむことは可能で、海水プールが点在しています。
「海軍棒プール」は、南大東空港から車で約5分の場所にある、人工の海水プールです。旧海軍の測量シーンが名前の由来だとか。岩場を削って作られてプールは海と直結していて魚など海中生物もたくさん。太平洋を体感しましょう。
[基本情報]海軍棒プール
住所:沖縄県島尻郡南大東村字旧東
塩屋プール
「塩屋プール」も南大東島にある海水プールの一つです。こちらも岩礁をくりぬいてプールが作られています。
海軍棒プールよりは小さいですが、水深が2mと意外に深いので、泳ぐ際には注意が必要です。プールからの夕日の眺望が人気です。
[基本情報]塩屋プール
住所:沖縄県島尻郡南大東村字池之沢
バリバリ岩
南大東島は地球が今も成長していることを実感できる島でもあります。現在でも、島は年間に約7cmの速度で沖縄本島方向に移動しているのです。地中深くのプレートの動きは島の地形にも影響を与えていて、岩が裂けたりすることがあります。
「バリバリ岩」はその様子が観察できる国内でも稀有なスポット。緑豊かなジャングルへと続く「バリバリ岩」は、不思議の世界への入口かもしれません。
[基本情報]バリバリ岩
住所:沖縄県島尻郡南大東村字北
南大島村ビジターセンター 島まるごと館
もともとの南大東空港があった所に建てられている島まるごと館。
ビジターセンターと資料館を兼ねていて、訪れると島の歴史が分かります。こちらも受付に常に人がいるとは限らないので、事前に確認の電話が必要です。
[基本情報]南大島村ビジターセンター 島まるごと館
住所:沖縄県島尻郡南大東村字旧東1
電話:09802-2-2432
大東神社
南大東島西部にある、明治時代に開拓団が入植した際に創建された神社です。境内の森は自然豊かで、夜になると国の天然記念物に指定されているダイトウオオコウモリが飛び回ることも。
普段は静かですが、島の一大イベント「豊年祭」の中心地なので、秋になると賑やかになります。
[基本情報]大東神社
住所:沖縄県島尻郡南大東村字池之沢234
観光で食べたい南大東島グルメ
大東寿司
南大東島の郷土料理「大東寿司」。かつては、沖縄本島から離れ食料供給が安定しなかった島ならではの保存食でした。
サワラやマグロが主なネタで、みりん醤油に漬けてしっかりとした味付けにするのが特徴です。那覇空港の空弁でも大人気。
大東そば
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「大東そば」はガジュマルの灰汁の上澄みを生地に練り込んだ縮れ太麺が特徴の沖縄そば。他ではなかなか見ないほど麺が太く、弾力があります。
具はシンプルに豚の角煮やカマボコなどがトッピングされます。
ナワキリ
周囲が水深1000m以上の深海で、珍しい深海魚がよく捕れる大東島の名物「ナワキリ」。脂のノリが抜群で、刺身にしてよし、煮てよし、揚げてよしです。
刺身は酢味噌でいただくのが通です。
[番外編]お土産におすすめ!沖縄ラム酒ケーキ
南大東島では、特産のサトウキビを使ったラム酒が製造されています。こちらのケーキはそのラム酒(コルコル:アグリコール緑ラベル)をたっぷりと染み込ませた「しっとり、やわらか、みずみずしい」カステラケーキ。長期間日持ちするので、お土産にもぴったり。
南大東島観光におすすめ!「ホテルよしざと」
島内唯一のホテル「ホテルよしざと」。皇族の方も泊まられる由緒正しいホテルです。島内には他にも民宿がいくつか存在しますが、滞在に便利なサービスが整っています。
基本的な設備やアメニティはそろい、Wi-Fiも飛んでいます。一般客室ではシャワーのみでバスタブはありません。
レンタサイクルが利用できるので、島内観光に便利。まずは受付の人に観光名所の行き方など相談してみましょう。港や空港までの送迎サービスも嬉しいポイント。
[基本情報]ホテルよしざと
住所:沖縄県島尻郡南大東村字在所249
電話:09802-2-2511
ホテルよしざと 詳細・予約はこちら!
https://www.jumbotours.co.jp/jj-tour/okinawarito/hotel/hotel_yoshizato/
絶海の孤島、南大東島を紹介しました。沖縄本島から450kmも離れていて、なかなか気軽には行けない島。沖縄県内なのに、どこか雰囲気の違う島。一味違った旅行を楽しみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
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