観光
2020.05.11
世界に認められた絶品クラフトビール 南城市・南都酒造所の「サンゴビール」
クラフトビールブームと言われて久しい沖縄県。今ではいろんなところでクラフトビールのイベントが開かれていて、県内にもたくさんの醸造所が誕生していますよね。
そんな中でも、筆者のお気に入りのビールが今回紹介するサンゴビール。製造しているのは、南城市のおきなわワールド内にある南都酒造所さんです。
那覇空港から車で約20分、やってきたのは玉泉洞やハブ博物公園でお馴染みのおきなわワールドです。
沖縄の魅力いっぱいの園内。思わず見過ごしてしまいそうになりますが、玉泉洞の出口からエイサー広場に向かうこの場所でサンゴビールは作られています。
残念ながらこの日は稼働していませんでしたが、仕込みから発酵、瓶詰めまでここで行っているそうですよ。
サンゴビールの名前の由来は、サンゴでできた鍾乳洞の地下水で作っているからだそう。
レギュラー商品はアルト、ケルシュ、IPA、セゾン、ブラックエールの5種類。ホップをふんだんに使い、酵母を生かしたままボトリング。ホップや酵母の深い味わいと華やかな香りが楽しめます。ホップを増量した「DOUBLE UP IPA」は今だけしか味わえない期間限定品。
南都酒造所といえば、創業当時から作っているハブ酒。「ハブは水だけで1年間生きられる、と言われているほど生命力に溢れた生き物なんですよ」とスタッフさん。
飲みやすくするためにハブの血や内臓をしっかり除去し、13種類もの薬草のエキスが染みた泡盛に漬け込んでいます。
「ハブ酒をもっといろんな人に飲んでもらいたい」そんな思いから生まれたのが「琉球ハブボール」。軽い飲み口と薬草&シークワーサーの爽やかな香りで、女性を中心に大人気の商品です。
おきなわワールドを訪れた観光客から「せっかく沖縄に来たんだから、沖縄の地ビールが飲みたい」という声があり製造し始めたのが、ニヘデビールのハード(アルト)とソフト(ケルシュ)。「あの時はとにかく品質にこだわり続けました」とスタッフの方は言います。
その甲斐もあって、ニヘデビールのソフトは2006年のアメリカワールドビアカップ・ケルシュ部門で銀賞を受賞。その品質を受け継ぎ、さらに味わいに磨きをかけたのがこのサンゴビールです。
「以前はここに来た人に飲んでもらうためのビールでした。でもサンゴビールは、世界中の沖縄を知らない人にも飲んで欲しい」ビールを通して沖縄の魅力を世界へ発信するため、まだまだ新しい挑戦を続けていくそうですよ。
[基本情報] 南都酒造所
住所:沖縄県南城市玉城1367
電話:0120-710-611
営業:09:00〜17:30(L.O.17:00)
定休日:なし
駐車場:あり
クレジットカード:可
Wifi:あり
煙草:禁煙(喫煙スペースあり)
https://www.nantosyuzo.com/
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