食事
2019.12.14
世界に認められた、まさにスペシャルな一杯。沖縄市のスペシャルティコーヒー「豆ポレポレ」
(追記)豆ポレポレは2024年12月7日より、沖縄市高原6-2-8 にて営業予定
コーヒー屋さんでよく聞くお店の名前「うちのコーヒーは、あの豆ポレポレさんの豆を使っているんですよ」。そう言って出してもらったコーヒーがメチャクチャ美味しくて、ずっとそのお店が気になっていたんです。
そして今回ようやくお伺いしました、沖縄県の中部、沖縄市高原にあるスペシャルティコーヒーのお店「豆ポレポレ」。
那覇空港から車で1時間ほど。沖縄市高原の飲食店が並ぶ通り沿いにお店はあります。
コーヒースタンド風の店内には席がなく、ドリンクはテイクアウトのみです。
ショーケースの中に並ぶコーヒー豆は約17種類。お客さんが普段飲んでいるコーヒーなどから、好みに合ったものを仲村さんが選んでくれますよ。
テイクアウトの「ドリップコーヒー」はもちろん淹れたての新鮮コーヒーです。今回選んでもらった豆は「がじゅまるブレンド」。沖縄の代表的な木・がじゅまるの木をイメージしていて、ドッシリとしたボディにユニークな香りが特徴です。
こちらは仲村さんオススメの「アイスラテ」。ミルクと合わせやすいようにブレンドしたという豆は、まるでチョコレートのような味わいです。
「コーヒーって体にもいいし、飲むとホッとできるんですよ」と話すのは、今回取材にお答えいただいた店主の仲村さんです。
仲村さんは2018年の「ワールドコーヒーロースティングチャンピオンシップ」という栄誉ある大会で世界2位に輝きました。
「コーヒーは受験勉強ついでにファーストフード店で飲むくらいだったんですけどね」と、意外なことに昔はそんなにコーヒーが好きではなかったという仲村さん。運命のコーヒーと出会ったのは、バックパッカーとしてタイやカンボジアを回っていた時だったそうです。
「あの辺りではベトナムスタイルのコーヒーが親しまれているんです。使われているコーヒー豆はすごく苦いんですけど、それを美味しく飲むために現地の人は色んな工夫をしていて。それが面白いなって思ったときからどんどんコーヒーにのめり込んでいきました」沖縄に帰ってきてからさらにコーヒーを突き詰め、2010年にこのお店をオープンさせました。
「面白いコーヒーをシェアするために、沖縄で誰もやったことがないことにチャレンジしてきました」仲村さんの溢れるチャレンジ精神こそが、美味しいコーヒーの秘訣なのかもしれません。
以前のお店は病院の近くにあったらしく、病気で苦しんでる方や子育てに悩んでいる方もよく訪れていたんだそう。「そんな悩みや苦しみを抱えている方々にも、私の作るコーヒーを飲んで少しでも喜んでもらえたらいいですね」と仲村さん。
「誰かが誰かの役に立つ。コーヒーを通してそれをつなげていきたい」そんな想いを込めて毎日コーヒーを作っています。
(追記)豆ポレポレは2024年12月7日より、沖縄市高原6-2-8 にて営業予定
[基本情報]豆ポレポレ
住所:沖縄県沖縄市高原6-13-8
電話:098-927-3260
営業時間:13:00〜19:00
定休日:木・日曜
駐車場:あり
https://www.mamepolepole.com/
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