観光
2019.12.02
沖縄大好きアラサー女子が行く!失恋後の傷心旅行で訪れたい本島中北部1泊2日
名前:旅 好子(たび すきこ)
年齢:29歳
職業:都内の編集部で働く
趣味:旅行、利き酒、カメラ
性格:柔軟性に富んだ性格で、イレギュラーな事態が起こっても臨機応変でその場を乗り切ることができる。好奇心旺盛で、日本中の素敵スポットへ行ってみたい。特に沖縄が大好きなので、暇さえあれば沖縄を訪れたいと願っている。基本しっかり者ではあるが、たまにとんでもなくおっちょこいなので、周囲の人から愛される。
都内の編集部で働く29歳の旅 好子(たび すきこ)。
前回、都内で行われた利き酒パーティーで出会った恋人と沖縄を訪れたが、旅行から帰ってわずか3ヶ月、些細なすれ違いから起きた喧嘩で破局…。
失意に暮れる好子を救ったのは、何気なく目にした沖縄旅行のWEBマガジン。
時は11月下旬。大好きな沖縄で、失恋後の煮え切らない気持ちに整理をつけようと、好子は、次の週末を利用した1泊2日の沖縄旅行の計画を立て始めるのであった…。
目 次
失恋からの傷心沖縄旅行の準備編
失恋からの傷心一人旅は、フラッと行ける1泊2日の短期旅行がおすすめです。荷物はあえて少なめを意識してもいいでしょう。今の気候に合った服と、癒しを思い出として残すためのカメラ、メイク道具と現金があれば、基本的な一人旅はこれでOK。
11月〜12月頃は、亜熱帯地域の沖縄でも朝晩は気温がグッと下がり寒く感じることも。
沖縄は風が強いので、夜に外出することを想定してアウターを一枚持っていくといいでしょう。11月までは薄手のもので十分ですが、それ以降は比較的厚手のものを選ぶことをおすすめします。
12月上旬までは日差しが強く、暑く感じる日もあります。昼の外出用に薄手の長袖を準備しておくと快適に過ごせるはず。
事前準備をしっかりと終えたら、失恋から立ち直るための傷心旅行へと旅立ちましょう!
1日目、那覇空港到着。レンタカーを借りて中部へ出発
1日目の朝10時。那覇空港に降り立った好子は、事前に予約していたレンタカーを借りて沖縄本島中部エリアへ向かうことに。
女性の一人旅でも、沖縄を自由に移動したいならレンタカーがおすすめです。
電車の無い沖縄県の公共交通機関といえば、バスかタクシー、モノレールのみ。今回の目的地となる中部エリアは、モノレールが開通していません。また、慣れない土地でのバス移動はスムーズにいかない場合もあるので、レンタカーがベストなのです。
(沖縄のバスは時間通りに来ないことが多いので要注意です!)
傷心の好子が車内のBGMで選ぶのはもちろん失恋ソング。運転席の窓を全開にして、少し冷たくなった沖縄の風を頬に感じながら車を走らせるのでした。
那覇空港から車で約1時間 パワースポット宮城島へ
朝11時30分。好子が最初に訪れたのは、那覇空港から車で約1時間20分の地にあるうるま市勝連の「宮城島」。パワースポットで有名な浜比嘉島の隣に位置する島で、海中道路を渡って車で訪れることができます。
宮城島には、龍神風道、三天御座(みてぃんうざ)、果報バンタ(かふうばんた)と呼ばれる3つのパワースポットがあります。
龍神風道は、訪れる人に活力やエネルギーを与えてくれると言われているので、失恋で心身共に疲れてしまった女性におすすめです。三天御座は指導力を与えてくれ、果報バンタは、果報(幸福)に導いてくれる、と伝えられています。
傷心した心を抱えている好子は、美しい海の青さに癒しとパワーを感じながら、「失恋から立ち直れますように」と祈るのでした。
関連記事:断崖の上から太平洋を一望!海中道路の先、車で行く沖縄の離島・宮城島の景勝地「果報バンタ」
壮大なパワーを感じた後は浜比嘉島の名物おばあに癒やされる
宮城島の散策で少しだけ明るい気分になれた好子は、宮城島から車を20分走らせて、隣の「浜比嘉島」へ行ってみることに。
神聖な雰囲気が漂う島内を散策していると、地元で採れたもずくや黒糖ぜんざいを売っている女性と出会いました。
明るい笑顔が素敵なこの女性は、浜比嘉島の名物おばあらしく、彼女と他愛もない世間話をしにこの地を訪れる旅行客もいるのだとか。
ぜんざいの優しい甘さに包まれながら、軽快なやりとりを交わしていると、いつの間にか好子の表情も自然と笑顔になります。
関連記事:島全体がパワースポット!沖縄の神秘的な離島「浜比嘉島」で島民の暖かさに触れる
1日目のランチは海中道路で絶景を見ながら堪能
14時。浜比嘉島を後にした好子は、「海の駅あやはし館」でランチを頂くことに。両サイドに広がる真っ青な海は、絶景そのもの。
海の駅あやはし館は、本島と周辺離島を結ぶ海中道路の中央付近に位置しているので、浜比嘉島からの帰り道にサクッと立ち寄ることができます。
特産品から、うるま市出身のアーティスト「HY」のオフィシャルグッズも販売しているので、ランチの後に覗いてみるのもいいですね。
絶叫マシンで思いっきり叫んで邪念を払う
うるま市「海の駅あやはし館」から車で約40分。恩納村山田にある「山田水車屋」は、一風変わった沖縄そばの店です。
なんでも店主手作りの絶叫マシンがあるとの情報をゲットしていた好子は、絶叫マシンで心のモヤモヤを発散すべく、この場所を訪れました。
券売機には「水車そば」や「野菜チャンプルー」といった沖縄料理の券と並んで「バンジーブランコ」の文字が…。
山田水車屋の料理も気になりつつも、好子は迷わずバンジーブランコ(500円)を購入。
手作り感が底しれぬ恐怖を煽るバンジーブランコで思いっきり叫んでいると、失恋の痛みすらどこかへ飛んでいってしまいそう!
全力で堪能した好子は、絶叫と共にジェイへの思いを発散できたことでしょう。レンタカーに乗り込む時には、好子の顔は爽快感に溢れていました。
関連記事:手作り絶叫マシンで有名な沖縄そば屋「山田水車屋」で力の限り叫んできた
読谷村の夕日を眺めながら気持ちの整理を
17時。冬の気配が漂う11月〜12月の沖縄は、日の入りが大体17時〜17時半頃。バンジーブランコで鬱憤を晴らした好子は、今晩チェックインするホテルにほど近い「残波ビーチ」へと足を運びました。
残波ビーチがある読谷村エリアは、「残波岬」や「残波岬公園」といった、壮大な景色を一望することができる人気の観光地。
好子は、オレンジに染まる海を見つめながら、ジェイと過ごした日々をあえて振り返ってみることに。
幸せな記憶ばかりが込み上げてきて、ポタポタと零れ落ちた涙が夕暮れの砂浜に滲んでいきます…。
今日、沖縄で訪れたパワースポット。浜比嘉島のおばぁとの楽しい会話。絶叫マシンでの開放感。
1日の記憶に思いを馳せた時、好子は少しだけ気持ちが軽くなっているのを感じました。
傷心旅行では「自分へのご褒美」にワンランク上のホテルを。
18時30分。今晩の宿となる「ホテル日航アリビラ」にてチェックインを済ませた好子は、旅の疲れを解消しようとベッドへダイブ。
普段、好子が利用する宿とは違う高級感漂うふわふわのベッドが、疲れた身体を優しく受け止めます。
このまま眠ってしまいそうですが、うっかり寝るのはもったいないです。美味しいディナーで身体の中から元気になりましょう。
ホテル日航アリビラのシェフが織りなす絶品料理は、心身共に元気にしてくれることでしょう。
好子はやっぱりお酒が大好き。ほんの少しだけでも心が元気を取り戻した時こそ、好子が本領を発揮するのです。
ディナーの後は部屋に戻らず、そのままホテル周辺の居酒屋で地元民とお酒を酌み交わすのもアリでしょう。
地元居酒屋の陽気な雰囲気に、辛い気持ちなんて忘れてしまいそうです。
2日目、青の洞窟で感動の癒し体験
一夜明け、沖縄旅行2日目の朝9時。ホテルでの朝食を済ませた好子が訪れたのは、ホテル日航アリビラから車で約20分の「青の洞窟」。
事前にツアーを申し込んでいた好子は、約3時間、青の洞窟でダイビングを体験することに。
インストラクターが丁寧にサポートしてくれるので、初めてダイビングをする好子でも安心して楽しめました。地上の光が海の中まで降り注いでいて、眺めているだけで神秘的な気持ちになります。
ダイビングは沖縄の多くのマリンショップで、年中受け付けています。またインストラクターがついているので、ダイビングの資格が無くても体験できます。
青の洞窟体験ダイビングは、各店舗毎にさまざまなプランや料金設定があるので、事前に調べておくといいですね。
まいにち食堂でランチを食べる
13時。ダイビングを体験して、お腹を空かせた好子が足を運んだのは、青の洞窟から車で約10分の「まいにち食堂」です。
カラフルで可愛らしい店内は、席と席の間隔が広やか。ゆったりと落ち着く空間で店主こだわりの沖縄そばが頂けます。
店内の一角に設けられたキッズスペースで遊ぶ子供を微笑ましく見つめた好子は、ふと自身の心境の変化に気づきました。
「ジェイと別れたあの日から今日まで、仲睦まじい親子の姿を微笑ましく思う余裕さえ無くしていたのかもしれない」
少しずつ前を向き始めていることを実感できて、心が落ち着きます。
運ばれてきた沖縄そばをそっと一口すすると、優しい味が口いっぱいに広がります。
関連記事:そのスープに店主の生き様を込めて まいにち食べても「美味い!」沖縄そばを 読谷村のまいにち食堂
普天満宮で良縁祈願
14時10分。那覇空港へ向かう道すがら、宜野湾市普天間にある「普天満宮(ふてんまぐう)」へと立ち寄りました。
普天満宮は、琉球王府から制定された琉球沖縄八社のひとつです。中部最大の聖地と言われるこの神社は、良縁祈願のご利益があるとして人気が高い場所。
無事にお参りを済ませて可愛らしい良縁結びのお守りを買った好子は、スッキリとした表情で最後の目的地へと向かいます。
「やちむんと暮らしの道具mano」で自分用の沖縄土産を購入
普天満宮から車で約6分。宜野湾市大山に店舗を構える「やちむんと暮らしの道具mano(マーノ)」は、やちむん(沖縄の焼き物)や琉球ガラスを購入できるお店です。
猫をモチーフにした可愛らしいデザインのやちむんも置いてあるので、女性におすすめ。
「気持ちの整理がついた印に…」心の中でそう呟いた好子が手にとったものは、土色が暖かみを感じさせる大きめのマグカップ。
「もしもまた辛い気持ちを思い出したら、温かなコーヒーを飲みながら今回の沖縄での体験を思い出そう」
綺麗に包んでもらったカップを手に、好子は軽い足取りで店を後にするのでした。
関連記事:日本各地の作家作品と個性的な雑貨が並ぶ、宜野湾の「やちむんと暮らしの道具 mano」
レンタカーを返却して空港へ
16時30分。レンタカーを返却した好子は、空港へのチェックインを済ませフライトを待ちます。
昨日の朝、この場所に降り立った時は暗い顔をしていた自分。
1泊2日の傷心旅行で、確かに気持ちの整理をつけられたと実感しながら、好子は明日からの東京生活に思いを馳せます。
失恋後の傷心旅行は、癒しとパワーの充電期間
大好きだった恋人との別れは辛く苦しいもの。ですが、「もう後ろは振り返らない」と自分の心に決めたなら、前を向くために一歩を踏み出したくなるはず。
そんな時は沖縄の癒しスポットと壮大な自然の中に身を委ねてみると、心の傷や迷いがふわっと和らぐかもしれません。
東京行きの飛行機の中、失恋からの傷心一人旅で心に元気を取り戻した好子は、普天満宮で購入したお守りをキュッと握りしめて、「今度は運命の彼と来よう」と、微笑みながら眠りに落ちるのでした…。
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