観光
2019.11.06
ランチに異国体験、コーヒータイムまで♪穴場スポット揃いの那覇市旭橋周辺を散策
沖縄都市モノレールの駅のひとつ、旭橋駅。大手チェーンのビジネスホテルから沖縄らしいシティホテルまで多くの宿泊施設が立ち並ぶ場所なので、この付近を拠点に沖縄観光を楽しむ方も多いのではないでしょうか。
そんな旭橋駅には、地元のゆる~い空気を味わえる穴場スポットがいっぱい。今回は、波の上ビーチをゴールにそんな旭橋駅周辺を散策してみました!
※掲載している内容は記事公開時の情報で現在とは異なる場合があります
目 次
新バスターミナルを臨む旭橋駅からスタート
旭橋駅から散策を開始します。駅から見えるこの建物は、2018年10月にオープンしたカフーナ旭橋。沖縄県立図書館や那覇OPAなどが営業している複合施設となっていますよ。
改札を出たら、向かって右手の通路を直進。階段を下りてすぐのところにある「サンシャイン通り」を進んでいきましょう。
道中にあったこの石碑には、旭橋の歴史が記されていました。沖縄で「市場」といえば今でこそ牧志のイメージが強いですが、以前は旭橋周辺に県内最大規模の市場があったそう!
陽気なシーサー像をパシャリ。ちなみに店名の「ぱいかじ」とは、八重山地方の方言で「南から吹く風」のことなんです。
こちらはnest hotel。旭橋駅周辺にはビジネスホテルが多いのですが、ファミリーやグループでわいわい楽しめるシティホテルもあります。旭橋周辺に宿泊するなら、滞在スタイルに合わせてホテル選びをしていきたいところ。
県産食材を贅沢に味わえるカフェ「ピパーチキッチン」へ
歩くこと約10分、ちょうどお腹がすいてきたところでカフェ「ピパーチキッチン」へ到着。「ピパーチ」とは沖縄特産のスパイスのことで、「島胡椒」と称されることもあります。
店内は落ち着いた照明とインテリアがマッチした、温かみのある内装。童話に出てくるような、可愛らしいドアも魅力です♪
どのメニューにしようか迷いつつ、最終的に決めたのが「イカライス」。タコライスならぬイカライス…?インパクト大のメニューにワクワクしつつ、しばらく待ちます。
こちらがその「イカライス」。大ぶりのやちむん(沖縄の焼き物)に、たっぷりの野菜サラダと鶏ひき肉、チーズが盛られています。その下にはご飯が!
通常のタコライスはソースに加え、ご飯とレタスに牛ひき肉とチーズを合わせるのが定番ですが、イカライスはその対極をいく感じ。マヨネーズやチーズの風味が効いていて、野菜たっぷりでヘルシーなのにどこか病みつきになってしまう味わいが特徴です。
やちむんの大きさからも分かる通り、ボリュームたっぷりで食べ応え抜群。「小食であまりたくさんは食べられないかも…?」という方は、誰かとシェアするのも良さそうです♪
[基本情報]ピパーチキッチン
住所:沖縄県那覇市西2丁目6−16
電話:098-988-4743
営業時間:10:30〜15:30(LO15:00) /17:30〜21:30(LO21:00)
定休日:金曜日
駐車場:あり
URL:公式ブログ https://piparchikitchen.ti-da.net/
上之蔵大通りを散策
ボリュームたっぷりのランチでお腹を満たしたら、波の上ビーチまでの散策を再開です。
お店を出てすぐのところにはスヤスヤ昼寝をする猫が。思わぬ癒しにニッコリ。
少し歩くと「上之蔵大通り」に差し掛かります。昭和の残り香を感じる、ローカルなお店があちこちに残っていました。
老舗の雰囲気が漂う三味線店。
一瞬「なんのお店だ!?」と目を引いたこちらのお店。調べてみると、レコードショップと理髪店を営むお店のよう。黒いタイルのアクセントと、少し遠目から見ても分かるカフェのような内装が印象的でした。
住宅街の家々に挟まれるようにして現れたのは、洋館のようなレトロな建物。どうやら、銀器(テーブルウェア)を取り扱う専門店のようです。周辺には緑がふんだんにあしらわれ、入口には重厚なレトロ感が漂います。
内装も非常に気になったのですが、この日は定休日だったためあえなく断念…!
24時間営業のヘアサロン「ヤング」。夜型人間が多い沖縄県民にとって、「24時間営業のお店」はジャンルを問わず嬉しい…のかもしれません。
都会の真ん中に顔を出す「福州園」
たどり着いたのが、久茂地のビジネス街にほど近い位置にある「福州園」。那覇市と中国の都市「福州市」の友好都市締結10周年を記念して、1992年に開園しました。庭園全体を通して、福州市の四季を象徴する景観が再現されているのが特徴です。
凌波廊(りょうはろう)と呼ばれる水辺の回廊や東屋など、中華ファンタジーの世界から飛び出してきたような景色がいっぱい。
雰囲気抜群なので、貸衣装を使ってコスプレや撮影会を楽しむというお客様もいるのだとか。
こちらの双塔は、福州で見られる伝統的な塔の縮図だそう。
丸い形の東屋は知春亭(ちしゅんてい)と呼ばれ、「全てを丸く円満に」という願いが込められています。しなやかな葉を茂らせる木や大きな池などと相まって、衣装をバッチリキメればお姫様にもなりきれそうです!
動物たちの石像が飾られた、石造りの橋。よくよく動物たちのラインナップを見てみると、どうやら十二支の動物たちのようです。
そして福州園のトレードマークといえば、この小高い展望台と・・・
そこから豪快に流れる滝!
水と滝、小高い展望台の建物は、福州の景勝地を再現したもの。
実はこの滝は、展望台のふもとにある通路を使えば裏側に回り込めてしまえるんです。
洞窟のような通路を通って裏側に回り込むドキドキ感、子供の頃の探検ごっこを思い出しました。
展望台からの景色は壮観!この日はちょうど天気もよく、庭園の爽やかな空気と相まって爽快な気持ちになれましたよ♪
[基本情報]福州園
住所:沖縄県那覇市久米2丁目29−19
電話: 098-869-5384
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
駐車場:あり
URL:https://www.naha-navi.or.jp/fukusyu-en/
「カフェ沖縄式」のコーヒーで元気をチャージ
気付くと、散策を開始してから1時間半ほど経過していました。快晴で日差しが強かったこともあり、喉が渇きを訴えてくることに気付く筆者。つ、冷たいものを飲んで一休みしたい…!
そこでやってきたのが、福州園のすぐ近くにある「カフェ沖縄式」。
古酒を使ってまろやかに仕上げた「古酒カレー」と、コーヒーに大豆と香草をブレンドして泡立てたぶくぶく茶ならぬ「ぶくぶく珈琲」が名物のカフェです。そのほかにも「泡盛焙煎珈琲」やオリジナルの水出しコーヒー「トロ珈琲」など、沖縄らしいエッセンスを取り入れたメニューがずらり。
迷った末、アイスのトロ珈琲をオーダーしました。フィルターを使わず、独自の手法で水出ししたというこのトロ珈琲。「まろやかかつさっぱりした味わい」と紹介されていただけに、ゴクゴク飲める喉越しでありながら濃厚なコクも味わえます。
お砂糖として出されたのが、白砂糖ではなく黒糖だったのもポイント。コーヒーのまろやかさの邪魔をしない、上品で優しい甘さに仕上がりました♪
店内には、オキナワンエッセンスいっぱいのグッズがずらり。コースターやアロマなど、ちょっとしたお土産に喜ばれそうなグッズが揃っていました。どれか一つ、購入しておけばよかった…!
[基本情報]カフェ沖縄式
住所:沖縄県那覇市久米2丁目31−11
電話:098-860-6700
営業時間:11:00~21:00
定休日:不定休
駐車場:あり
URL:http://buku.jp/
ついにゴール!波の上ビーチへ
カフェ沖縄式でゆっくり休んだら、いよいよゴールは間近です。
そのまま若狭大通りを進むと、那覇クルーズターミナルに停泊する豪華客船「COSTA ATLANTICA」が見えてきました!
那覇クルーズターミナルは、世界各国からやってくる豪華客船を迎え入れている施設。この日見た「COSTA ATLANTICA」も、大迫力の大きさでした。
若狭海浜公園前の入口前に佇む、巨大な龍柱。この龍柱を目印に公園入口を進んでいけば、波の上ビーチへ到着です。この日はせっかくのお天気だったので、波の上ビーチを臨む橋からパシャリ。
都会の近くとは思えない、青い海!10月頭でも、まだまだ多くの遊泳客の姿が確認できましたよ。10月の終わりごろまでは、沖縄の夏を堪能できそうです♪
王道もいいけれど、のんびり楽しめる街歩きもおすすめ
旭橋駅からスタートした街歩きは、これにて終了です。定番の観光スポットもいいですが、そこに至るまでの道のりもじっくり楽しまれてはいかがでしょうか。
地元の人御用達の隠れた名店に出会えたり、思わぬ光景に遭遇してクスッとなってしまったり。ガイドブックにはなかなか載らない体験が楽しめるかもしれませんよ!
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