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食事

2019.05.13

読谷の海を眺めながら始まるリゾートの1日!ホテル日航アリビラ「ベルデマール」の朝食

那覇空港から車で約1時間。沖縄本島の中部エリアに位置し、東シナ海に突き出た読谷村。沖縄では夕日の景勝地として名高い残波岬をはじめ、琉球の歴史を感じる座喜味城跡や伝統的な焼き物「やちむん」の陶芸窯元が集まる地域としても有名です。

普段は沖縄の中心地・那覇市に住み、ほぼ家と会社の往復のみで、南国にいながらリゾートとは無縁のFeel編集部のライターいねです

たまにはリゾートホテルにステイして、朝からできたてのおいしい朝食を食べたいと思い立ち、読谷村の「ホテル日航アリビラ」へ行って来ました。

読谷村の海辺にたたずむくつろぎの南欧風リゾート「ホテル日航アリビラ」

1994年にスペインをイメージしたリゾートホテルとして開業したホテル日航アリビラ。スペイン語で寛ぎを意味する「Alivio」と、別荘を意味する「Villa」を合わせた造語が「アリビラ」となり、くつろぎの別荘を感じられるホテルになっています。

々で飾られたエントランスからロビーに足を踏み入れると、ホワイトガーデニアのやさしい香りが漂います。アリビラのおもてなしの一つで、何度も訪れている人であればこの香りで非日常に切り替わるのかもしれません。

この日は、3ベッドを基本としたガーデンテラス付きのお部屋「スーペリアテラス」に宿泊しました。

開放感ある芝生のテラスには、思い描いていたようなソファとパラソルがあり、リゾート気分が高まります。明日の朝食は一番乗りで行こうと期待を膨らませ、陽が暮れゆくテラスでまったりと過ごしました。

入り口には開場まちの人々!早朝6時30分オープンのベルデマールへ

午前6時30分。まだ薄暗い外の景色を横目に朝食会場へ。

ホテル中央に位置するフロントを通り抜け、ノースウィングと呼ばれる建物の奥へ向かうとVerdemar(ベルデマール)の看板が見えて来ます。アリビラの朝食は洋食と和食から選べ、今回は洋食会場のベルデマールにしました。

一番乗りを目指しましたが、開場前から入り口にはお客様がちらほら。オープンするとすぐに席は埋まり始めます。ピーク時には入場まで30分から1時間ほど待つこともあり、ベルデマールでは前日の20時まで限定20席のみ予約可能です。

日替わりで提供される温製メニューと、素材を生かした食感も楽しい冷製メニュー

温製料理の蓋をゆっくりと持ち上げるとふわっと立ち上る湯気。できたてのお料理を目の前に、思わず顔がほころびます。

ベルデマールの温製料理は3つのパターンが毎日入れ替わります。この日並んでいたのは、彩り豊かな3種類。

・牛スジ煮込み入りふわトロライス
・ミックスビーンズ入りトマトパスタ
・パフポテト

冷製メニューは素材を生かしたお料理が4種類。

・じーまーみ川上豆腐(ピーナッツ豆腐)
・大根の柔らか煮
・マンゴーテリーヌ
・卵とレッドオニオンかぼちゃのサラダハニーマヨネーズ

洋食メインのベルデマールで大好きなじーまーみ豆腐に出会え、相変わらずのもちもち食感をしみじみと味わいました。

シェフが目の前で手際よく作ってくれる4種類のオムレツ

オムレツコーナーでは、注文後にシェフが目の前で作ってくれます。

選べるオムレツの味は4種類。この日は期間限定の「よもぎオムレツ」をオーダーし、溶いた卵に刻んだよもぎの葉を入れ焼き上げてくれます。

その手さばきに見惚れていると、1分もかからずに出来たてのオムレツがお皿に乗せられます。

ほんのりとしたよもぎの香り。食べると独特のクセもなく、フーチバーの名前で沖縄料理に度々登場するよもぎは、オムレツに加わると爽やかな香りのアクセントになっていました。

こんがりときつね色に!卵と蜜の甘い香り、焼きたてフレンチトースト

会場の入り口近く、漂う甘い香りに誘われてしまうのがフレンチトーストコーナーです。

2種類のフレンチトーストが、つねに店内で焼き上げて提供されています。食パンを半分にカットした「フレンチトースト」と、フランスパンに沖縄産の黒糖みつを使用した「黒糖フレンチトースト」。

お皿にとったらシロップをお好みで。卵がしっとりと染み込み、ほっとする甘さのフレンチトーストです。

アリビラこだわりの自家製バターとジャムは10種類のパンと楽しめる

パンコーナーにはバターロールやクロワッサンなどの定番から、沖縄らしい紅芋食パンに黒糖パンなどの10種類が並びます。その隣には、アリビラオリジナルのバターとジャムが5種類。

南国らしい色合いの紅芋バターとパインバターは、どちらもホイップのように柔らかい口当たりです。紅芋バターはほんのり甘く、シンプルなパンにこそ合います。その一方で、パインバターはフルーツのフレッシュさを感じるすっきりとした風味。

保存料を使用せず、鮮やかな色を保つのが難しいというこのバター。ぜひベルデマールで新鮮なバターを味わってみてください。

いつもは慌ただしく過ぎる朝。今日はゆったりと朝食をとりながら、食後にあたたかいコーヒーもいただきました。海に面したベルデマールの大きい窓からは、陽が昇り明るくなって読谷の海が見えています。

朝食後はパティオやニライビーチの散策でリゾート気分の始まり

ベルデマールの朝食を味わった後は、アリビラの敷地内を散策しました。パティオと呼ばれる中庭へ出ると、丁寧に育てられた季節の花々を観察することができ、その遠くには青い天然のニライビーチが見えています。

プールサイドを回遊してビーチまで降りてビーチチェアに腰掛けました。潮風にあたりながら時計をみると、いつもなら仕事を始める前の時間。なんと贅沢な1日の始まりかと、思わずため息がこぼれます。

できたてのおいしい朝食を求めてやってきたホテル日航アリビラでは、安閑として充実した朝の時間が待っていました。少し日常を離れ特別な朝を過ごしたいときは、読谷村の海辺にあるくつろぎの別荘を訪れてみてはいかがでしょうか。

 

[基本情報]ホテル日航アリビラ ベルデマール
住所:沖縄県中頭郡読谷村字儀間600
電話:098-989-9021
営業時間:朝食 / 6:30〜10:00(7月1日~8月31日 6:00~10:00)
定休日:朝食は定休日なし
URL:https://www.alivila.co.jp/

この記事を書いた人いね [Feel沖縄 編集部]
奄美大島生まれ。10年ほどまえに沖縄に来ました。 おもに那覇で過ごしているので、石垣島で満天の星空を見るのがいまの目標。 このライターの記事一覧

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