食事
2018.11.28
ナイチャーが山羊料理を食す!沖縄の食文化「山羊料理あるある」
こんにちは!沖縄在住6年目のライターふっさんです。
沖縄には昔から山羊(ヤギ)を食べる文化があります。かつては新年や新築祝いなど、祝いごとの際に食べられていました。
また、今でも一部地域では家畜として育てられたり、山羊汁のレトルトパックが県内のスーパーで売られていたり、沖縄では山羊にとても親しみがあります。しかしその一方で、「山羊料理は臭い…」「クセがある…」と苦手な人が多いとも耳にします。
親しまれているけど、嫌いな人も多いの…?
どういうことでしょう??
そこで今回は、ナイチャー(本土出身者)の筆者が実際に沖縄の山羊料理を食べながら紹介していきます!
沖縄の山羊料理とは!?
もともとヤギは、貴重なタンパク源として沖縄の民家などでも飼育され、県民にとっては身近な食材でした。今も一部の離島では放牧されていたり、飲み会の締めで食べたり、また軽トラックの荷台にのって運搬されるヤギを見かけることがあります。
沖縄の方言ではヤギのことを「ヒージャー」といい、定番の山羊汁や山羊刺しからチーイリチ―(血の炒め煮)まで、さまざまな調理法があります。どの山羊料理もお店で注文すると1品1,000円ほどと少し高めの料金設定です。
ナイチャーが、沖縄の山羊料理を食べてみた
さて、そんな山羊料理を実際に食べてみました。今回食べたのはメジャーな「山羊汁」と変わり種の「山羊の握り」、なんと握りですよ!
まずは山羊汁からいただく。
「ん?聞いていたよりは臭くないぞ?お肉もおいしいし…」と思っていたのも束の間。
強烈な臭いが、
ぐんぐんとやってきました。
終盤になればなるほど、臭い消しのフ―チバ―(よもぎ)や生姜が恋しくなります。また内臓がリアルなので、これは確かに好き嫌いが分かれそうだという印象でした。
続いて、山羊の握りはどうだったかというと…
これは、とても食べやすい!
おろし生姜とニンニクが効いた病みつきになる味。山羊汁と比べたら、刺身は臭みが少なく、馬刺しに近いような食感でした。
ちなみに、一緒にお皿にのってきたヤギの皮は、ほんのり臭いました…。(写真の左端)
ナイチャーが山羊汁を食べて、伝えたいこと
山羊汁は噂通りにとても臭くて、この味がクセになるには時間がかかりそうです。その一方で、山羊の握り(山羊刺し)はとても食べやすく、ヒージャー初心者にぜひオススメしたい1品。
山羊は栄養価がとても高く、ヒージャーグスイ(山羊の薬)といわれるほどです。
「体が疲れた…」
「スタミナをつけたい…」
そんな気分のときや、「山羊の臭さを味わいたい」「山羊の臭みを忘れられない…」と思ったときも、ぜひ食べてみてください。
文・撮影:ふっさん
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