「感じる・触れる、心動かされる」九州の旅を楽しくする情報がいっぱい九州観光情報サイト

観光

2026.06.04

日常から少し離れ、城下町・中津をゆっくり歩いて巡る日帰り旅

ゆっくりとした時間が流れ、城下町の面影を残す大分・中津。街中には有名な観光名所以外にも、ふと立ち寄りたくなる飲食店や静かに過ごせる場所が点在しています。

地元で愛されるラーメンに始まり、和菓子や日本茶、クラフトチョコレート、そして有名建築家が設計した図書館に海水を使用した珍しい銭湯を日帰りで巡る旅をご紹介します。

中津で受け継がれる一杯「宝来軒 本店」

中津で受け継がれる一杯「宝来軒 本店」

JR日豊本線「中津駅」すぐ近くの商店街の外れに佇む「宝来軒 本店」。1958年の創業以来、この町で愛され続けてきた一杯は、まさに中津のソウルフードです。

スープは今もなお、五右衛門釜で炊き上げる昔ながらの製法。豚骨の旨みと甘みをじっくり引き出しながらも、驚くほどマイルドで後味はすっきりとしています。

このスープに合わせるのは極細麺。するりとのどを通る軽やかさがスープの魅力をより一層引き立てています。さらに、スープでじっくり煮込んだ豚バラ肉の焼豚も絶品。

人気の「満腹ラーメン」はシンプルながらも大きな焼豚が3枚入っており、「ネギラーメン」は新鮮な白髪ネギがまろやかなスープと相性抜群です。 

[基本情報]宝来軒 本店
住所:大分県中津市日ノ出町2丁目 
電話:0979-22-3383 
営業時間:11:00〜15:00 
定休日:火曜 
駐車場:あり 
URL:なし

素朴なおいしさに出会う、商店街の和菓子店「佐伯屋」

素朴なおいしさに出会う、商店街の和菓子店「佐伯屋」

中津駅前の「日ノ出町商店街」に店を構える「佐伯屋」は、明治41年創業の老舗で、長く地元の人々に親しまれてきた和菓子店です。

どこか懐かしさを感じる店構えも印象的で、店先のショーケースには出来立ての和菓子が並び、思わず足を止めて、あれもこれも選びたくなる光景です。

人気の回転焼きをはじめ、いも餅やういろう、きんつばなど種類も豊富。季節ごとの和菓子も揃い、訪れるたび新しい味に出会えます。どれも良心的な価格なので、いくつか買って食べ比べを楽しめるのも魅力のひとつです。

中でも印象的なのが、生姜の風味がふわりと広がるういろう。やさしい甘さの中にほどよいアクセントがあり、ここならではの味わいです。  

[基本情報]佐伯屋
住所:大分県中津市島田224-6 
電話:097-922-0800 
営業時間:9:30〜18:00
定休日:なし 
駐車場:なし 

中津の城下町に暖簾を掲げる「丹羽茶舗・丹羽茶舗喫茶室」

中津の城下町に暖簾を掲げる「丹羽茶舗・丹羽茶舗喫茶室」

明治26年創業以来、京都・宇治や福岡・八女の茶葉を中心に、日本茶の魅力を伝え続けてきた専門店「丹羽茶舗」。店内にはオリジナルブレンドの茶葉やティーバッグが揃い、日常に取り入れやすい一品から贈り物にぴったりのものまで幅広く展開しています。

パッケージデザインも印象的で、思わず手に取りたくなる可愛らしさ。旅のお土産品としておすすめです。

また、すぐ隣には「丹羽茶舗喫茶室」を併設。昭和初期の元眼科の建物を活かした空間は、どこか懐かしく落ち着いた時間が流れています。木曜〜土曜の週3日、11時から16時までの営業。

カフェメニューはどれも手頃な価格で充実しており、なかでもおすすめは「特製抹茶パフェセット」。ほうじ茶と抹茶のアイスを一度に楽しめ、ドリンク付きで1100円といううれしい価格。そのほか、「抹茶ロールケーキセット」や「最中セット」、夏には抹茶やほうじ茶のかき氷も登場します。

抹茶や煎茶はもちろん、抹茶ラテやほうじ茶ソーダ、珈琲茶などドリンクの種類も豊富。まち歩きの合間にほっとひと息つける場所です。 

[基本情報]丹羽茶舗・丹羽茶舗喫茶室
住所:大分県中津市京町1530-1 
電話:097-922-0123 
営業時間:9:00〜18:00、11:00〜16:00(喫茶室)  
定休日:日曜、日曜 〜水曜(喫茶室)               
駐車場:なし 
URL:https://niwachaho.jp/

カカオの魅力を五感で楽しめる「HARU CHOCOLATE」

カカオの魅力を五感で楽しめる「HARU CHOCOLATE」

2017年12月、Bean to Barをメインとしたクラフトチョコレート専門店として、日田往環中津街道沿いにオープンしました。

古民家をリノベーションしたお洒落な外観と洗練された店内が印象的な一軒です。

「HARU CHOCOLATE」の特徴は、生カカオの焙煎から板チョコレートになるまでを一貫して行う製造スタイル。スタイリッシュなパッケージも魅力的で、「チョコレートタブレット」はスタンダードなものから紅茶、珈琲、塩キャラメルなど多彩なフレーバーが揃います。

試食をしながら好みの味を店主と相談しながらお気に入りの一枚を選ぶ楽しさは唯一無二。

店内にはカフェスペースが併設されており、カカオドリンクやガトーショコラ、カカオパフェなども楽しめます。カカオの奥深さをさまざまなかたちで体験できる専門店です。

[基本情報]HARU CHOCOLATE
住所:大分県中津市京町1452-1 
電話:0979-24-6634
営業時間:11:30〜17:00 
定休日:月曜〜金曜 
駐車場:なし 
URL:https://www.haru-chocolate.com/

建築家 槇文彦が手がけた「中津市立小幡記念図書館」

建築家 槇文彦が手がけた「中津市立小幡記念図書館」

中津のまちに静かに寄り添う「中津市立小幡記念図書館」は、1993年に建築家の槇文彦によって設計されました。

「公共建築百選」に選定され、日本図書館協会建築賞も受賞しています。図書館周辺は学校や住宅街が広がり、その環境を壊すことなく街に静かに溶け込むように建てられており、主張しすぎることなくスケール感を保っています。  

この図書館は、中津出身の思想家・教育者である小幡篤次郎の意志に基づき、中津市に寄贈された蔵書とともに開設されました。

館内にはやわらかな自然光が差し込み、落ち着いた空間が広がります。中庭に面した窓際の読書スペースは、腰をおろして本を開きたくなる心地よさ。

また、エントランス横の階段から屋上へと上がることができ、そこから中庭へと抜ける動線も印象的。建築としての魅力も感じながら、自由に空間を行き来できます。 

[基本情報]中津市立小幡記念図書館
住所:大分県中津市片端町1366-1 
電話:0979-22-0679 
営業時間:9:00〜19:00 
休館日:毎月最終金曜日 
駐車場:あり 
URL:https://libwebsv.city-nakatsu.jp/

大正ロマンに浸かる、海水を使用した「汐湯」

大正ロマンを思わせるレトロな木造建築が目を惹く「汐湯」は中津城跡のそばに佇み、創業は明治29年。三階建ての建物はかつて旅館として使われており、往時の面影を色濃く残しています。

ここで体験できるのは、全国的にも珍しい海水を使用した汐湯。周防灘から満潮時に引き込んだ海水を沸かしたお湯は、まろやかな肌触りでじんわりと身体を温めてくれます。 

現在は数少なくなった貴重な存在で「銭湯遺産」の中でも“全国選りすぐりの銭湯10選”に選ばれています。

番台で番頭さんと挨拶を交わし支払いを済ませ、木製の下駄箱に靴をしまい、映画のワンシーンに出てくるような脱衣場で身支度をしてから浴場へ。

天井の高いタイル貼りの浴場は懐かしさにあふれ、タイムスリップしたかのような感覚に浸ることが出来ます。なお、浴場には「汐湯(42度)」と「普通湯(40度)」の2種が用意されています。

[基本情報]中津市立小幡記念図書館
住所:大分県中津市三ノ丁1278-1 
電話:0979-22-0128 
営業時間:14:00〜21:00 
休館日:なし 
駐車場:あり 

おいしいグルメに出会い、静かな場所でひと息つき、最後は湯に浸かって1日を締めくくる中津旅。大きな観光地ではないからこそ出会える、中津ならではの心地よさがあります。

気ままに巡る日帰り旅で、自分だけの小さな楽しみを見つけに出かけてみませんか。

この記事を書いた人内藤 可奈子
1980年福岡生まれ、福岡市在住のライター・エディターです。 国内外問わず旅が好きで、これまで訪れた国は18カ国以上。 旅先では愛用中のFUJIFILMXE4のカメラを持って写真を撮影しています。 このライターの記事一覧

お得で楽しい九州旅行、格安ツアーの販売♪ 24時間オンライン予約OK!

関連記事

6月のおすすめ記事Recommend

キーワードで探すKeyword

キーワード一覧

記事ランキングRanking

旅の基本情報Travel Information

インフォメーション