体験
2020.05.14
エメラルドブルーの奄美大島の海をシーカヤックで海上散歩!
奄美大島の海が大好きなライターの勝です。
奄美大島と聞いてまず思い浮かぶのが美しい海。私はサーフィンとシュノーケリングをすることが多いのですが、海の楽しみ方は他にもいろいろあります。
海水浴、ダイビング、ボディボード、SUP(スタンドアップパドルボード)、釣りなども思い浮かびますが、今回は美しい海をゆったりと満喫できるシーカヤックを体験してみました。
目 次
シーカヤック・ガイドは安心の超ベテランがおすすめ
今回、シーカヤックのツアーをお願いしたのは、主に奄美大島の北部を中心にシーカヤックのツアーをしているGulfblue Kayaks(ガルフブルーカヤックス)の長谷川 雅啓(はせがわ まさひろ)さん。
長谷川さんは、13年前に奄美大島に移住する前からシーカヤックガイドを続けている、シーカヤックに関しても、奄美の海に関しても、アウトドアキャンプに関しても知り尽くしている超ベテランです。そのためカヤックがはじめての方でも安心して楽しむことができますよ。
ちなみに長谷川さんは、奄美大島に来る前に、たった一人でなんと沖縄から奄美にシーカヤックで漕ぎ渡ったそうです…!沖縄~奄美大島間は約340㎞。その距離を手漕ぎで渡るとは、私には想像もできません。
シーカヤックに必要なものと服装
シーカヤック・ツアーは、水着の上に濡れても良い服を着て参加しましょう。
天気の良い日には、海面からの照り返しもあり、かなりの紫外線を浴びます。また、カヤックを漕ぐことでかなり運動になるので汗もかきます。日焼けが気になる人は帽子やサングラスを、そして汗対策にタオルを持参しましょう。
シュノーケリングの3点セット(マスク、シュノーケル、フィン)を持っている人は、ぜひ持参しましょう。途中の休憩時間にするシュノーケリングも非常におすすめです。
今回使用するカヤックは、カナダ・ニンバス社のもの。本格的な仕様のもので、初めて乗るとドキドキします。
基本的には2人乗りのタンデム艇を使いますが、体力・筋力に自信のある人は、希望すればシングル艇(1人乗り)に乗ることも可能です。どの程度の体力・筋力・経験があるかなど、予約時に伝えてくださいね。
シーカヤックの意外な醍醐味は「目線の高さ」
ガイドの長谷川さんからシーカヤックの漕ぎ方についてのレクチャーを受けて、ライフジャケットをつけ、早速海に漕ぎだします。
シーカヤック・ツアーの場所は、その日の天候や風向き、潮位などの気象条件に合わせて、その日最も安全に楽しめるところで開催されます。
私は、2時間ほどのショートツアーに参加。この日は奄美空港からほど近い港が集合場所でした。今回は2名で参加。私は長谷川さんが乗るタンデム艇の前方、他の1名はシングル艇で出発しました。
海があまりにも透明なので、珊瑚礁の上を行くと、シーカヤックが珊瑚にぶつかるのではないかと思うほど、すぐ近くに珊瑚が見えます。
また、漕いでいると、ときどきウミガメが海面からふっと顔を出します。息継ぎをしている姿がとてもかわいいのです。
私たちが泳ぐときは、目線は海中あるいは海面ぎりぎり。サーフィンやSUPは、海の上に立って見下ろすような高さです。
が、シーカヤックの場合は海面に近いながらも見下ろす、という絶妙さ。この目線の高さとゆったりとしたスピードは、シーカヤックでしか味わえない醍醐味です。
海の美しさに触れたり、海上から島を見て楽しんだりしながら漕ぎ、ちょっと疲れたころに上陸して休憩タイムです。
ベテランガイドならではの上陸地点
今回の上陸地点は、陸地からは行けない浜。それだけでもワクワクします。
ただ、波打ち際まで岩がたくさんあって浅くなっているので、カヤックを上陸させるのが難しい場所。
海のうねりに合わせて「今だ!」というタイミングで、指定の場所から指定の方向に一気に漕がなければ、上陸できません。ベテランの長谷川さんの指導なくしては絶対に行きつけない場所に行けたというのも嬉しいポイントです。
上陸した浜での探検もお楽しみのひとつ
休憩タイムには、せっかくなのでいろいろ探検してみましょう。
今回上陸した浜は、奥のほうに池のような潮だまりがあったり、アーチ形に穴の開いた岩があって、変化に富んだ地形。アーチを通り抜けると隣の浜に続いているのでちょっとした探検気分です。
隣の浜の波打ち際の岩は新緑のような黄緑色。これは天然のアオサ!
また、近くの岩には小さな貝がたくさん張りついていたり、潮だまりには小魚がいたり。綺麗な貝殻や珊瑚のかけらを探すのも楽しいです。
陸地を探検した後、私はシュノーケリングに行ってみました。
美しすぎて海から出たくないほど!休憩時間中のシュノーケリング
シュノーケリングに行く場合は、長谷川さんがその時の潮の高さや流れを熟知したうえで、おすすめの場所を教えてくれます。
今回行ったポイントは色とりどりの珊瑚が美しく、まるで海中庭園のよう。
シュノーケリング好きなら、ぜひ海中も探検してみましょう。
陸地からはアクセスできない場所でシュノーケリングできるのも、シーカヤック・ツアーの特権!こういう場所には綺麗な珊瑚がたくさん残っているように思います。
色とりどりの熱帯魚もたくさんいて、まさに水族館。
小魚の大群にも会いました。
休憩タイム中のシュノーケリングも、私のおすすめの一つです。
シュノーケリングや泳ぎが苦手な人は、入り江の浅いところでライフジャケットをつけたまま透き通った海に浮かんでいるだけでも、気持ちがいいです。
そのままお昼寝したくなるほど、めちゃくちゃ癒されますよ。
探検のあとはみんなで海を見ながらティータイム
海から上がると、長谷川さんがお茶を淹れてくれてティータイムです。
今日はバーナーでお湯を沸かしてくれましたが、焚火のできる場所では枯れ木を集めて焚火をしてくれることも。
今回のお菓子は奄美大島特産の黒糖。美しい海を見ながらみんなで頂くお茶とお菓子は最高!ちょっとしたミニキャンプのようですね。
休憩が終わると出発します。来たルートを逆に進み、集合場所まで帰ったらツアーは終了です。
運動と癒しをダブルで体験できるシーカヤック
手だけを動かして漕いでいるように見えますが、実は足も踏ん張っているので全身運動。普段使わない筋肉を使うので、いい運動にもなりますよ。
タイミングによっては、イルカの群れや、マンタが見えることもあるそう。
奄美大島の海は、やっぱり最高です。
シーカヤックは、老若男女誰でも楽しめるアクティビティ。参加者に合わせてツアーを組んでもらえるので、体力・筋力に自信のない人でも安心です。
奄美大島に来たら、シーカヤックを漕いで美しい海を海上散歩してみませんか?
Gulfblue Kayaksのツアーは、Gulfblue Kayaks、SOTOASOBIから予約できます。
【ご注意】
Gulfblue Kayaksのツアーは、2020年度5月現在、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、ツアーを自粛中です。ツアーの再開につきましては、Gulfblue Kayaksまでお問い合わせください。
[基本情報]Gulfblue Kayaks(ガルフブルーカヤックス)
住所:鹿児島県奄美市笠利町節田270-1
TEL:080-6904-1890(代表 長谷川)
営業期間:4月中旬から12月下旬 その他不定休
URL:https://openwaterpaddling.jimdofree.com/
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