観光
2020.03.27
冬でも楽しめる奄美大島の旅〜後編〜
突然思い立って2月に奄美大島まで一人旅してきました。冬でも奄美を楽しめる旅の後編です。
前編はこちら 冬でも楽しめる奄美大島の旅〜前編〜
前半は奄美大島の特産や史跡中心に観光しましたが、後半はアクティビティを楽しみました。冬でも気候が穏やかなので外遊びも楽しめます。
カヤックで大島海峡の自然に溶け込む
瀬戸内町のTHE SCENEは、アクティビティが充実しています。コンビニまで車で30分という一見不便な場所ですが、シュノーケル・クルージングなどのマリン体験から、藍染・塩作りなどのアクティビティもできるので、複数まとめて体験したい時には便利です。
筆者はクリアカヤックにチャレンジしました!船体が透明なので、潜るのが苦手な人でも海中が覗けます。
早朝8時。瀬戸内町の海は静かで空気も澄んでいます。透明度が最も高く加計呂麻島が目の前に見える場所からスタートしました。深い場所には行かないので安全です。
パドルを漕ぐたびに顔に当たる潮風。波の音も心地よく癒されます。しばらく漕ぐのを止めて、ゆっくり流されては岸に戻り…を繰り返し、奄美大島の海を満喫しました。
船から見える海は透き通っています。運が良ければウミガメが泳いでいるのを確認できるそうです。
すぐ先に見えるのが加計呂麻島。のんびり景色を眺めながらゆったりと1時間。手前近くの島にも渡れます。
運が良ければウミガメや鯨に出会えるかも
なんと、筆者はこの時もやらかしてしまいました。バランスを崩してカヤックからカメラごと落水です(落ちる人はなかなか居ないそうなので安心してください)。しかも、カヤックを慌てて引き上げたので停め方が甘く、少し目を離している間に流され、スタッフに迷惑をかけました…。
今回ばかりは猛反省です。しかし、なんと取りに行ってもらっているカヤックを見守る中、クジラが現れたのです!1〜3月はクジラに出会える確率が高いそうで、ホエールウオッチングもおすすめ。夏では見られない光景です。
何はともあれ、いろんな意味で間違いなく一生の思い出に残る出来事となりました。
[基本情報]THE SCENE
住所:大島郡瀬戸内町蘇刈970
電話:0997-72-0111
営業時間:アクティビティにより問い合わせ
定休日:なし
駐車場:有り(無料)
動物と触れ合える農園で癒される
気を取り直して心を落ち着かせるべく、瀬戸内町を離れ空港方面に戻ります。続いて、癒しのスポットに出かけます。
龍郷町のそれいゆふぁーむはヤギのミルク商品を扱う農園で、フルーツや養蜂を扱っています。筆者の目的は2月に産まれたばかりのトカラヤギを見に行くこと。農園にはウサギやハリネズミ、モモンガなど、かわいい動物が迎えてくれます。
「驚くので近づかないでください」と書かれていますが、ヤギさんから近づいてきます。人懐っこくてかわいい〜。餌やりの体験もできますよ。
[基本情報]それいゆふぁ〜む
住所:大島郡龍郷町赤尾木1346番1
電話:0997-69-4802
営業時間:10:00~18:00(夏季)/11:00~17:00(冬季)
定休日:不定休
駐車場:有り(無料)
冬こそ美しいハートロック
もうひとつ訪れてほしいのは、地元のサーファーが発見したというハートロック。干潮のわずかな時間にしか見られないハート型の潮だまりです。
それいゆふぁ〜むの入口から案内の通り進むと、「本当に海があるの?」と思うくらい茂った林に入ります。急に静かになり、亜熱帯を思わせる自然。
しばらく進むと、突然砂浜が現れます。
これがハートロックです。干潮の時にしか見られない潮溜まり。
1〜3月は苔が生えているので海の青と苔の緑のコントラストが美しく神秘的です。ハートロックをのぞくと、底には魚が泳いでいました。
地元の潮見表で干潮を確認してから出かけてくださいね。
ハートロックの上空をパラグライダーが飛んでいます。上空からの景色も良さそうですね!
農園直営のジェラート店 La Fonte
奄美空港に戻る前に立ち寄ったLa Fonte。サトウキビ畑に囲まれたジェラートカフェです。
農園で採れた食材で作るジェラートはマンゴー、たんかん、すももなど、旬の味が揃えてあります。色とりどりで見た目も華やか!店内にはイートインもあり、コーヒーも頂けます。
筆者が注文したのはチョコ・パッションフルーツ・黒糖のトリプルカップ。味は濃厚なのに爽やかで、口当たりまろやか。おいしいジェラートに満たされて空港へと戻りました。
[基本情報]La Fonte ラフォンテ
住所:大島郡龍郷町赤尾木1325-3
電話:0997-62-3935
営業時間:11:00~17:00(平日)/11:00〜18:00(土日祝日)
定休日:火曜日
駐車場:有り(無料)
以上、冬の奄美旅でした。
「撮ってもいいけど、Matt化しといてね〜」と冗談を言う黒糖工場のおばぁ。
加計呂麻島付近まで流されたボートを「クジラが見られたから良かった」と、笑顔で取りに行ってくれたアクティビティのお兄さん。
「会計が面倒だからおまけ」と、ジュースをくれた店員さん。
奄美はいい意味で、人も町もゆったりしています。
鹿児島なのに異国の情緒を感じる不思議な島・奄美大島。オフシーズンと言われる冬は旅費が安く観光地も混み合わず、お得なことも沢山あります。冬の奄美の楽しみ方を見つけてみませんか?
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