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2020.02.26

奄美の自然・歴史・文化に触れる!見やすく・分かりやすくなった「奄美市立奄美博物館」

新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、4月16日に緊急事態宣言が発出されました。沖縄県でも厳しい感染拡大状況を踏まえ4月20日に「沖縄県緊急事態宣言」が発出され、各観光施設が休業しております。
最新情報をご確認の上、ご自身と大切な人を守るため不要不急の外出はお控えください。(2020年4月更新)
新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、4月16日に緊急事態宣言が発出され、各観光施設が休業しております。
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奄美市立奄美博物館

奄美大島は非常に独特な自然があり、そしてその自然と人とが密接につながり、日本本土とも沖縄とも違う独自の文化を育んできました。

そんな奄美の自然や文化とはどんなものか、まずは大まかに知りたいと思ったとき、ぜひおすすめしたいのは奄美市名瀬の市街地の端にある奄美市立奄美博物館」(以下、奄美博物館)です。

令和元年(2019年)にリニューアルオープン!

奄美博物館

1987年に開館以降、地元の奄美市民や子どもたち、あるいは旅行客などに親しまれてきた奄美博物館。およそ30年の時を経て、2019年8月24日にリニューアルオープンしました。

リニューアルして変わったところは、まず「展示が見やすくなった」こと。そして「各展示に外国語表記がされるようになった」ことです。

説明パネルには日本語と英語の表記があり、ところどころに置いてあるタッチパネルでは、英語・中国語・韓国語での説明が表記されるようになっています。 

1階:海、2階:里、3階:山をイメージして展示しているとのことですが、まずはぐるっと回ってみましょう。

見やすく・わかりやすくなった展示フロア

奄美市立奄美博物館

1階は奄美を知る旅の導入空間として、島唄や奄美群島それぞれの島での方言、そして奄美に生息する珍しい生き物が飼育展示されています。

中に入ると、まずどーんと目に入るのが天井から吊られた大きな木造の船!昔はこのような細長い船で果てしない大海原を航海していたとは驚きです。

舟

夏の行事「ハマオレ」や「奄美祭り」の中で、島民が熱くなるのが「舟漕ぎ競争」。

なんと江戸時代から続いているようです。1階にはこの「舟漕ぎ競争」にも使われる舟が置いてあり、座って乗り心地を確かめられます。

島唄や八月踊りに使われる太鼓「チヂン」

こちらは島唄や八月踊りに使われる太鼓「チヂン」。鼓(つづみ)がなまってチジンになったとも言われています。

ここでは実際に叩いてみることができます。チヂンに触れる貴重な機会なので、ぜひ叩いてその音色を聞いてみてください。

アマミイシカワガエル

キノボリトカゲ

動物好きの目を引くのは珍しいアマミイシカワガエル(天然記念物)やオキナワキノボリトカゲ。南国らしい鮮やかな蛍光色をしています。

奄美の「歴史と文化」

2階は奄美の「歴史と文化」をテーマとし、江戸時代の奄美の様子が細かく挿絵で描かれた「南島雑話(なんとうざつわ)」とその絵にも出てくる民具を展示し、当時の島での生活の様子を分かりやすく説明しています。

ここでぜひ見てほしいのは、奄美博物館が所蔵する古文書「南島雑話」(奄美市指定文化財)の写本。

幕末に鹿児島から奄美大島に流された武士「名越左源太(なごや さげんた)」が当時の島民の生活を事細かに記した本で、この本の挿絵がとても面白いのです!

当時の庶民の生活をこんなに事細かに絵描いたものは、日本全国を探しても珍しいのではないでしょうか。

南東雑話

そしてこの「南東雑話」の挿絵とともに展示されている民具は、実際に島民たちが使っていた本物。それぞれに使い込まれてきた道具は、とても臨場感があります。

また奄美群島は第二次世界大戦後、沖縄とともにアメリカに占領されていた時代があり、その頃の貴重な資料も展示されています。

「自然と暮らしの一年」

3階は奄美の「自然と暮らしの一年」をテーマとして、一年を通して移りゆく自然とそれにともなう島民の生活や文化が月ごとに紹介されています。

奄美の森を表現したジオラマもリアルです。

ひと月ごとの自然の風物詩や行事

ひと月ごとの自然の風物詩や行事、生活などが写真やはく製とともにわかりやすく説明されています。

初めて奄美に来ると、見慣れないものばかりで覚えきれないほどですが、奄美観光の予習をするのにはぴったり。見ていると、他の季節にも島を訪れたくなりますよ。

触って楽しめる展示も人気。大人にも子どもにもおすすめ

 奄美博物館の平城 達哉(ひらぎ たつや)さん

 奄美博物館の平城 達哉(ひらぎ たつや)さんによると「今回のリニューアルでは『わかりやすく見やすく』ということを心掛けました。大人が見ても面白く、子どもが見ても勉強になります。また旅行客にとっても短時間で奄美の自然や歴史・文化などを知ることができるのでご好評いただいています。」とのことでした。 

展示をじっくり見ると、奄美に関するたくさんの情報が網羅され、そして簡潔にまとめられています。旅行客にはもちろんですが、地元の人にも改めて勉強になることが多いと感じました。 

「展示されている民具は、島民から寄贈されたものがほとんどです。要らなくなったから、と寄贈されたり、家を片付けていたら出てきたから、と寄贈されたものもあります。」と平城さん。博物館があったから残った歴史的資料ですね。

実際に触って遊べる「織り機」

説明パネルの漢字にも読み仮名がふってあるので、子どもでも分かりやすく学べます。小中学校の見学ツアーも多いそうで、実際に触って遊べる「織り機」と「サトウキビ搾り機」も人気だそうです。 

展示を見て気になったことは、最後に1階のカウンターで質問することもOK。詳しく教えてもらえますよ。

ひそかに人気!「奄美旧暦行事カレンダー」

奄美旧暦行事カレンダー

奄美には独特の習慣や行事がたくさんあり、そのほとんどは旧暦に沿って行われます。その行事予定が一目瞭然なのが「奄美旧暦行事カレンダー」で、これは島民にとっては必需品。

このカレンダーを1階の受付で買うことができます。お土産として買って行く旅行客も多く、次回行事に合わせて来島する人もいるそう。海外からの旅行客にも意外と人気というのも面白いですね。

生活が伺える室内が面白い!移築された奄美の民家

移築された奄美の民家

また、博物館の外には敷地内に移築された奄美の民家があり、こちらも見ごたえがあります。なんとこちら見学無料! 

移築されたのは奄美本島の南部、瀬戸内町 管鈍(くだどん)にあった眞島家の民家。典型的な奄美の民家の建築様式で建てられています。

移築された奄美の民家

奄美の民家は、周囲を生垣や石垣で囲い、オモテ(主屋)とトーグラ(台所)の2棟に分かれ、それぞれが渡り廊下で繋がっています。

敷地内には家庭菜園、ヤギやニワトリなどの家畜小屋、倉庫、五右衛門風呂や井戸などがあり、半自給自足生活をしていたことがわかります。

移築された奄美の民家

建物は靴を脱いで室内に上がることができるので、ぜひ上がって隅々まで見てみてください。建物も「クサビ締め」「ヒキモン構造」などの奄美独特の建築技法で造られているので、建築に興味のある方にもおすすめです。

まず、奄美に到着したら初めに奄美博物館でどんな島なのかを掴み、実際に島内をあちこち回ってからもう一度博物館でじっくりと見てみる、という流れが私のおすすめ。室内なので雨の日に訪れるのも良いですね。

 

[基本情報]奄美市立奄美博物館
住所:奄美市名瀬長浜町517番地(奄美空港より車で1時間)
電話:0997-54-1210
FAX:0997-53-6206
営業時間:午前9時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
休館日:第3月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
入館料:一般 310円、高校生・大学生 150円、小中学生 100円
駐車場:あり(120台)
https://www.city.amami.lg.jp/bunka/kyoiku/bunka/hakubutsukan/shokai.html

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子

東京出身。7年前から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。
奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です!

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