体験
2019.10.16
これであなたもアスリート!?鹿児島の大隅半島で日本トップクラスの陸上施設とアスリート食堂を巡るスポーツの旅
体を動かすと身体も気持ちも軽くなりますよね。暇さえあれば筋トレしている、ライターの吉田です。今回はそんな筆者おすすめの、秋のスポーティな鹿児島旅をご紹介いたします。
鹿児島県の大隅半島、曽於(そお)郡大崎町にある「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」は国内初の日本陸上競技連盟の公認施設。国内外からトップアスリートが合宿に利用する施設ですが、一般でも利用可能と聞いて筆者は居ても立っても居られなくなり、取材に出かけました。
管理棟で受付を済ませると誰でも利用できるこの施設は、指定管理者がスポーツメーカ用品のミズノなのも期待が高まります。
目 次
最新施設なのに懐かしい…学校跡を利用した施設内の風景
「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」は、畑を所有していた農業高校跡を利用しているだけあり広大な敷地です。
校舎だった建物は現在は管理棟に。リフォームされた体育館はバスケやバレーをすることも可能です。渡り廊下は「走ってはいけない」という気持ちがよみがえるほど、面影が残っています。正午を知らせるベルが「キーンコーンカーンコーン」と響いた時には、懐かしさに心が弾みました。
最新の陸上レーンは青色!青色トラックの効果とは?
施設中央には青い陸上レーンが存在感を放っています。
国内でもまだ少ない青色レーンは、興奮色の赤より鎮静効果が高まり凝視効果も上がるため、落ち着いてまっすぐ走行できるデータが出ているそう。ぜひとも走ってみたいレーンです。
他にもパラ選手にも対応できる投てき場、スタートダッシュの練習に欠かせない傾斜走路、アップダウンヒルなどの設備まで揃っています。
クールダウンに使えるアイシングバスを利用できるのも、アスリートにとって重要なポイントのようです。
雨の日でも安心!150メートル走と10メートルの棒高跳びができる室内競技場
さらに室内競技場に入ると、その広さに驚きました。室内でありながら150メートルの直走路が5レーンあり、10メートルの棒高跳びもできる広さです。
なんとここで、2019年6月に行われた日本陸上競技選手権大会(ドーハ開催の世界陸上の出場権を競う重要な大会)の走り幅跳びで2位を獲得した手平裕士選手に出会いました。
「陸上練習の大敵は暑さなので、東北で合宿をすることが多いです。ここは全国でも珍しい冷暖房完備で気候を気にせず練習できる施設なので、僕も和歌山から通ってよく利用していますよ」と手平選手。遠くまで遠征しなければならないスケジュールを考えると選手にとってもありがたいですね。
トップアスリートが使用する道具もレンタル可能!ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅
競技場やグラウンド、トレーニングルームなどの利用料金はそれぞれシャワー付きで高校生以下は200円、高校生以上は400円と格安。1日に複数施設を利用する場合はパック料金もあります。
その他、無料で使える900メートルの周回走路があったりと気軽に利用できます。
そしてなんと、陸上に必要な道具は全てレンタル可能!リレーバトンやストップウオッチ、一般人の筆者には馴染みのない「アドラダー」という道具も借りることができます。普段体験できないハードル走に挑戦するのも楽しそうですね。
現役の選手と同じ施設で運動できるのは滅多にない機会。プロの動きを見ていると、こちらもおのずと気合が入ります。超スピードで走る選手の横で、のんびりとお婆ちゃんがウォーキングしている光景は微笑ましいものがありました。
団体での利用は事前に申請書を提出、個人での利用なら空いていれば大丈夫とのことですが、利用前に施設に確認するのをオススメします。
ダイエット中の旅行や体を動かしたいときなど、本格的なのに気軽に使えるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅でスポーツを楽しむのはいかがでしょうか?
[基本情報]ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅
住所:鹿児島県曽於市大崎町蓑田1441
電話:099-477-1102
利用時間:8:30〜21:00
駐車場:あり(無料)
鹿児島空港から約70分
志布志港から約15分
https://jatc-osumi.jp/
運動の後は食事も研究!鹿屋市のアスリート食堂でカロリーを気にせず腹ごしらえ
運動後は食事も意識してみませんか?
トレーニングセンター大隅でしっかり運動した後は、車で45分の鹿屋(かのや)市にある鹿屋アスリート食堂研究開発本部のランチがおすすめです。ちょっと難しい店名ですが、スポーツ栄養学に基づいたメニューを提案してもらい、バランスの良い食事が摂れる食堂です。一汁一飯三主菜の定食はご飯と汁物に主菜を3品選ぶシステムで、850円(税込)。
隣接する鹿屋体育大学生も毎日通えるほどメニューが豊富で、健康を考えて昼食を取りに来るサラリーマンや、カロリーが気になる女性にも人気があります。
筆者は黒米と味噌汁、メインにおからのハンバーグを選びました。おからといえど、しっとりと柔らかでジューシー!うま味がしみて食べ応えがありました。
全メニューにカロリーや効能が記載されているので、メニューを眺めているだけでも献立作りのヒントになります。
ガッツリ系の定食から女性や小食な方に嬉しいスモールサイズ、持ち帰り弁当もあるのでシーンに合わせて利用できます。
鹿児島県の大隅半島でスポーツと健康の旅でした。皆さんも運動不足になりがちな秋・冬は、ダイエット合宿の旅などを計画してみてはいかがでしょうか?
[基本情報]鹿屋アスリート食堂開発研究本部
住所:鹿児島県鹿屋市古里町594-1
電話:0994-46-3480
【月〜金】ランチ11:30~14:00/ディナー17:30~22:30
【土・祝】ランチ11:00~14:00/ディナー17:30~22:30
【日】ランチ11:00~14:00/ディナー17:30~21:30
定休日:なし
駐車場:あり(無料)
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