食事
2025.08.15
熊本市電で巡る新町周辺の魅力発見の旅
JR熊本駅から市電に揺られてわずか数分。たどり着くのは、風情ある熊本の街のひとつ新町エリア。
老舗の喫茶店や、町中華屋に歴史ある書店が経営するカフェなどが並び、また少し足を伸ばせば住宅街に佇む美術館に併設されたアートカフェなどのスポットが目白押しです。
どこか懐かしい風景が残るこの街を起点に、日帰りで楽しめる「ディープな熊本旅」をご紹介します。
目 次
開業100年を迎えた「熊本市電」
2024年8月、開業100周年を迎えた「熊本市電」。
地元の暮らしを支える交通手段でありながら、観光客にも人気の市電は、街の風景に溶け込むレトロな存在です。
ガタゴトと心地よく揺れながら、観光地や市街地を走るその姿には、どこか懐かしさと温かみが漂います。皆さんも、熊本市電に揺られて街をめぐる旅を楽しんでみませんか?
[基本情報]熊本市電
URL: https://www.kotsu-kumamoto.jp/
大人が静かに過ごせる老舗の喫茶店「カフェ・グレコ」
昔ながらの町並みが残る新町エリアで、長く愛され続ける老舗の喫茶店「カフェ・グレコ」。
ノスタルジックな店内は、マスターと奥さまのやさしさに包まれた、ほっとくつろげる空間です。
コーヒーはサイフォンで丁寧に抽出され、カップはひとつひとつ異なるこだわりの品。どんな器で登場するかは、その日のお楽しみ。
レトロなグラスが可愛いレモンスカッシュは、見た目も味わいもどこか懐かしく、気持ちまで和ませてくれます。ドリンクだけでなく食事メニューも充実しており、ランチタイムには地元の常連客でにぎわう一面も。
新町電停からすぐの立地にあり、大人が静かに過ごせる空間です。
[基本情報]カフェ・グレコ
住所:熊本県熊本市中央区新町 4-1-18
電話:096-322-8485
営業時間:11:00〜18:00(火曜〜金曜)、〜16:00(土曜)
定休日:日曜、月曜
駐車場:あり
熊本のソウルフード!町中華で味わうタイピーエン
熊本市電「蔚山町」電停のすぐ目の前にある、街に溶け込む中華料理店「新華楼」。
明るく清潔感のある店内で味わえるのは、熊本のソウルフード・タイピーエン。
春雨ならではのあっさり感に、塩味の効いたスープと揚げたまごがアクセント。具材にも出汁が染みていて、満足感たっぷりの一杯です。
チャーハンとの相性も抜群で、店名入りのオリジナル皿も可愛らしいポイント。
2品をシェアしても合計金額が1,400円と、コスパも抜群のランチが楽しめます。
[基本情報]新華楼
住所:熊本県熊本市中央区新町 1-7-20
電話:096-352-4317
営業時間:11:30〜15:00、17:00~20:00
定休日:月曜
駐車場:なし
島田美術館に併設された癒しの空間「カフェ 木のけむり」
閑静な住宅街にたたずむ「島田美術館」は、宮本武蔵ゆかりの資料や武人文化にまつわる品々を収蔵・展示する美術館。庭の竹林や静かな空気も魅力のひとつです。
併設されたカフェ「木のけむり」は、緑に囲まれた半地下スペースや、光が差し込む窓際の席など、居心地の良さに思わず時間を忘れる空間。
グラスや真鍮のコースターなど細部まで美しく、木漏れ日さえも心に残る演出のひとつ。
やさしい接客と、何気ない会話が旅の記憶を温かく彩ってくれる場所です。
[基本情報]島田美術館・カフェ 木のけむり
住所:熊本県熊本市西区島崎 4-5-28
電話:096-352-4597
営業時間:10:00〜17:00
定休日:火曜、水曜
駐車場:あり
URL:https://www.instagram.com/kinokemuri/?hl=ja
映画のセットのような佇まいが美しい「長崎次郎喫茶室」
明治7年創業、県内最古級の書店として愛されてきた「長崎次郎書店」。惜しくも書店は閉店しましたが(市内の別店舗は営業中)、歴史ある建物の2階にある「長崎次郎喫茶室」は、今も変わらず営業中です。
森鷗外も訪れたとされる空間と、窓の外をカーブしながら市電が通り過ぎる風景は、まるで映画のワンシーンのよう。
古き良き建物が新しい店としても生かされるこのエリアで、午後の一杯をゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
[基本情報]長崎次郎喫茶室
住所:熊本県熊本市中央区新町4-1-19 長崎次郎書店 2階
電話:096-354-7973
営業時間:11:26〜18:00
定休日:なし
駐車場:なし
URL:https://nagasakijiro.jp/
市電に揺られてたどり着く新町エリアは、懐かしさとあたたかさに満ちた街。
老舗喫茶「カフェ・グレコ」では心落ち着く時間を、「新華楼」では地元の味・タイピーエンに舌鼓。静かな竹林に包まれた「島田美術館」と、その敷地内にある「カフェ 木のけむり」では、美と癒やしが待っています。
そして、文豪も通った書店の建物で営業を行う「長崎次郎喫茶室」では新町の風景を眺めながら至福の一杯を。


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