観光
2022.11.04
【弥五郎伝説が残るまち】鹿児島県曽於市のスピリチュアルスポット「溝ノ口洞穴」と特産の財部(たからべ)茶と茶器を探す旅

鹿児島県曽於(そお)市は、畜産や畑作を中心とした農業が盛んな自然豊かなまちです。歴史的な史跡も多く、中でも「弥五郎伝説」は色濃く残っています。
今回は、まだ多く知られていないであろう、鹿児島県曽於市の楽しみ方についてご紹介。特産品である「財部(たからべ)茶」の生産者直営の茶店と、お茶に合う茶器を販売している老舗の金物屋を巡る旅をご案内します。
目 次
大隅半島北部に位置。曽於市へのアクセス

曽於市は鹿児島県の東部を形成する大隅半島の北部に位置し、志布志市、霧島市、鹿屋市、大崎町、宮崎県の都城市に隣接しています。
曽於市へのアクセスは、鹿児島空港から車で約1時間、鹿児島中央駅からは車で約2時間です。
その大きさにびっくり!伝説の巨人「弥五郎どん」の銅像

曽於市の歴史や観光を語る中で必ず出てくるのが「弥五郎伝説」です。
弥五郎どんとは、この地域で言い伝えられている伝説の巨人。何者なのかは様々な説がありはっきりしませんが、一説には、朝廷に反抗した隼人族の首領とも言われています。

弥五郎どんは曽於市のシンボルです。現在でも、看板や橋の欄干、信号機などにも弥五郎どんの絵やモニュメントを見ることができます。

中でも、「道の駅おおすみ 弥五郎伝説の里」にある高さ15mの巨大な銅像は圧巻です。


銅像がある広場からは曽於市のまちを一望することができます。きっと、まちを見守っているのでしょう。

弥五郎どん銅像がある道の駅はとても広く、温泉や物産館、食事処が併設されています。また、広大な多目的グラウンドや遊具施設もありお子様連れにも喜ばれるスポットです。
弥五郎の湯

大浴場、、小浴場、岩風呂やサウナがあり、広い休憩所もあるので旅の休息にも最適。
大隅町特産品等直売施設 やごろう農土家市(のどかいち)

新鮮な野菜や、生産者直売の黒豚「やごろう豚」など地元産のお肉、焼酎などが販売されています。
黒豚料理やごろう亭

産地直送、新鮮な黒豚独自の味は絶品です。
[基本情報]道の駅 おすみ弥五郎伝説の里
 住所:鹿児島県曽於市大隅町岩川5718番地1
 電話:099-482-0080
 駐車場:あり
自然環境が生み出した天然の洞穴「溝ノ洞穴」

「溝ノ洞穴」は曽於市財部町の山間部にあり、南九州独特の自然環境が生み出した大規模な天然の洞穴です。調査によって、入口の横幅14.6m、高さ6.4m、全長は209.5ⅿ(まだ奥へ続いているが測定不能)の大規模な洞穴であることが分かりました。
令和3年、国の天然記念物に指定され、全国のパワースポット100選、日本百名洞にも認定されています。

洞窟の入口前にある鳥居。木々に囲まれ幻想的な雰囲気です。


洞穴の入口です。中に入ると真っ暗なので入口にある懐中電灯を使います。


洞穴の中はひやっとしており、真夏でも涼しさを感じます。
中に進むと、普段目にする機会の少ない動物が観察できます。特にコウモリは、黒い体のユビナガコウモリや、茶色い体のレンコウモリなどが確認されています。

洞穴内を奥へと進み、後ろを振り返ると光が差しこむ神秘的な景色を見ることができます。

洞穴近くに流れる湧き水は透明度が高く、とても冷たいです。
[基本情報]溝ノ口洞穴
 住所:鹿児島県曽於市財部町下財部4907
 駐車場:あり
曽於市は茶の産地!茶農家直営の茶店「橋口製茶舗」とお茶に合う茶器を取り扱う老舗金物屋「橋口金物店」を巡る

曽於市はお茶の産地としても知られています。
煎茶、ほうじ茶、和紅茶、玄米茶など身近な美味しいお茶が、鹿児島県内でいちばん収穫が遅い産地である曽於市で生産されています。

今回は茶の栽培・加工・販売までされている「橋口製茶舗」に伺いました。木の扉が印象的な店舗の佇まいが素敵です。

橋口製茶舗は何と明治27年創業。歴史を感じます。

色々なお茶があり悩みましたが、リーフの和紅茶とティーパック2パック入りのほうじ茶と和紅茶を購入しました。産地に出向き、生産された方から直接購入できるのは嬉しいです。
【基本情報】橋口製茶舗
 住所:鹿児島県曽於市財部町南俣11377
 電話:0986-72-2224
 Instagram:@hashiguchi_seicha_ho
続いて、橋口製茶舗から徒歩5分ほどの場所にある「橋口金物屋」に伺いました。
美味しいお茶を素敵な茶器で飲むなんて贅沢な体験です。

橋口金物屋入口は、金物屋というよりおしゃれな雑貨店のような佇まいです。
こちらは、1980年創業で地元の方を中心に愛されています。取材に伺った時も、入れ替わり立ち替わりお客様がいらしていました。

店内に入ると所せましと器や茶器、金物が並んでいます。
ちょっと懐かしいレトロなものから、女性ウケしそうな可愛いものまでその商品のラインナップに驚きました。


お目当ての急須もたくさんあり、どれにしようかお店の中をぐるぐる回りました。
 
 

宝物探しのような、わくわくした気持ちになる橋口金物屋。
お茶を買った後はぜひ素敵な茶器を探しにお出かけください。
[基本情報]橋口金物屋
 住所:鹿児島県財部町南俣11367
 電話:0986-72-3199
 駐車場:あり
 Instagram:@hardwarelife3199

まだあまり知られていない曽於市のおすすめスポットについてご紹介しました。
鹿児島中心部から足をのばして、まだ見ぬ鹿児島の魅力を体感してください。

 この記事を書いた人瀬川 知香
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