食事
2019.08.27
九州を「さるこう!」宮崎繁華街をぶらり巡ってシメパフェを堪能する
旅先に到着したらまずは宿泊先周辺を「さるく」のが好きなライターの吉田です。
さるくとは、九州弁で歩くの意。「ブラブラしようよ」なら「さるっがー!」と声をかけます。繁華街をブラブラするもよし、ロケーションが良ければランニングもよし。気になるお店、入りたくなる路地、ガイドブックには載っていない魅力を発見できますよ。
今回は宮崎市の繁華街をさるいてきました。取材日は梅雨のジメジメした季節。老舗の果物屋「フルーツ大野」でパフェを食べることが目的でした。
目 次
宮崎市内の中心地に位置するホテルJALシティ宮崎からスタート
スタートは昼夜賑わう宮崎の繁華街・橘通りに立地するホテルJALシティ宮崎です。出張や旅行に便利で、宿泊以外でもサラダランチが人気のホテルです。
[基本情報]ホテルJALシティ宮崎
住所:宮崎県宮崎市橘通西4丁目2-30
電話:0985-25-2580
駐車場:あり(有料)
ホテルから橘通り(国道10号)を南に進みます。童謡「とおりゃんせ」が流れる信号待ちの際、気づいたのが写真のレンガ。
このレンガには霧島山の活火山「新燃岳(しんもえだけ)」の火山灰を利用しているんですね。広く見通しの良い歩行者道路は、この赤いレンガで統一されています。
早速気になる路地を発見!赤と白のストライプのあのお店は?
高千穂通りと橘通りが交わる角に老舗の百貨店「山形屋」があります。
山形屋の脇に気になる狭い路地を発見。
路地の中に入ってみると、その先に赤と白のストライプでハイカラなテントがありました。
この建物は、ガイドブックでよく見る宮崎の名物チキン南蛮のお店「味のおぐら」です。元祖チキン南蛮発祥のお店として人気で、客の行列が絶えません。
「チキン南蛮がたべたい」
でも、まだ歩いて5分です…。パフェはどうする?と格闘する筆者でしたが、味の店おぐらのオーダーストップの時間が迫っていたため、チキン南蛮は諦めました。食べられないとなると余計に気になりますが、誘惑には打ち勝つことができました。またリベンジしようと思います。
保護猫と共存する猫の足跡通り
その路地を抜けると四季通りに出ます。狭い通りにゴロンと寝転がる猫が一匹、いや、二匹、三匹。この路地は通称猫の足跡通りとも呼ばれているようで、保護猫が地域住民の理解と協力で管理されているとのことです。
カメラを向けても堂々たる態度。地域に溶け込んでいる様子がわかります。
宮崎初登場のエスプレッソマシーンを扱う「STAND STESSA」で休憩
ここでまだ歩いて15分ですが、暑さと降り出した小雨を避けるため、たまたま通りかかったコーヒーショップに寄りました。スタンドコーヒー店「STAND STESSA」は、お昼はまったりとした雰囲気ながら、夜はワイワイと賑わうようです。
写真手前がコーヒーバーで、奥がワインバー。エスプレッソマシーンはアメリカ、シアトル発の「SLAYER」というもので、最高のエスプレッソを追求できるというマシーン。宮崎ではここにしかないそうです。明るい店内で立ち寄りやすいお店でした。
[基本情報] STAND STESSA
住所:宮崎県宮崎市橘通東3-4-23
電話:0985-33-9400
営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:月曜日、第1・第3火曜日
駐車場:なし
昼は営業準備でせわしなく動く、夜の歓楽街「ニシタチ通り」
お店を後にし、再び橘通りに戻ります。ここから目指すフルーツ大野は西橘通り(通称ニシタチ通り)にあります。ここは歓楽街で昼は店が閉まっていますが、営業準備の業者がせわしなく動いています。そんな中、女性客で埋め尽くされたお店を発見。筆者の目的地フルーツ大野です。
カラフルな果物が並ぶフルーツ店!宮崎の「シメパフェ」の発祥店
新鮮なフルーツが並ぶ店頭の脇にテーブル席が8席ほど。手のひらサイズのクレープも売っています。筆者はパンケーキとフルーツパフェのセットを注文しました。
このボリュームでなんと950円(税込)。パンケーキは熱々で、冷たいアイスと相性抜群!スイカ、メロン、ドラゴンフルーツなどなど、8種類のフルーツを使ったお得なパフェです。人気メニューはマンゴーや桃など、その季節のフルーツを使ったパフェのようです。
歓楽街でフルーツパーラーとしての営業は珍しいと思い、オーナーにお話を伺いました。
「本音を言うと昼だけ営業をしたいのですが、なにせここが歓楽街なので、夜も営業をしたところ、これが反響を呼びました」
なるほど!宮崎では「飲んだ後のシメパフェ」が定着しているのですが、そのきっかけはフルーツ大野かもしれません。深夜まで開いてるフルーツ屋さんがあると嬉しいです。
興味深かったのはフルーツの盛り合わせのことを「フルーツ刺身盛り合わせ」と命名しているところでした。「それほど新鮮なので、また食べに来てくださいね」とオーナーに見送られ、スタートのホテルJALシティ宮崎に戻りました。
今回の周遊ルートはこちら。距離は往復で4キロ、歩いた時間は計40分でした。
歩いた分のカロリーはしっかり補給してしまいましたが、これが旅先の醍醐味です。ご当地グルメを楽しむためにも旅先を「さるく」のはいかがですか?
[基本情報] フルーツ大野
住所:宮崎県宮崎市中央通1-22
電話:0985-26-0569
営業時間:11:00~23:20(L.O.23:00)
定休日:日曜日・祝日
駐車場:なし
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