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食事

2019.05.31

養殖クロマグロの生産地!奄美大島の「せとうち海の駅」で地物の海の幸を堪能しよう!

奄美大島と神奈川県藤沢市の二拠点で生活をしているライターの勝です。

皆さん、マグロはお好きですか?私は、東京の築地や神奈川の三崎港までおいしいマグロを探しに行くほどのマグロ好きです。

マグロの最高峰は何と言ってもクロマグロ(本マグロ)。高級なイメージの強いクロマグロですが、ここ数年、養殖マグロが登場して少しお手頃に食べられるようになってきました。

クロマグロの養殖といえば豊田通商と近畿大学が手がける「近大マグロ」が有名ですが、実は、養殖マグロはここ奄美大島の瀬戸内町は日本有数の生産地なのです。

その瀬戸内町の中心市街地・古仁屋(こにや)で新鮮なマグロを堪能できる場所を紹介します。

海の玄関!古仁屋港のフェリー乗り場

古仁屋港は鹿児島から沖永良部島までをつなぐ「フェリーあまみ」や「フェリーきかい」、近隣の加計呂麻島とを往復する「フェリーかけろま」、請島、与路島へ向かう「せとなみ」が発着する交通の要所となっています。

また、目の前の大島海峡や、外海の太平洋、東シナ海から多種多様な魚が水揚げされ、漁港としても栄えています。

この港の中心地であるフェリー乗り場のすぐ目の前にあるのが、「せとうち海の駅」です。

子供連れでも過ごしやすいせとうち海の駅

海の駅の中に入ってみると、船の切符売り場があります。普段はがらんとしている窓口も、乗船前には切符を求める乗客で行列ができます。

観光案内所

1階には瀬戸内町の観光案内所もあり、その季節ならではのおすすめの場所などを教えてもらえるので覗いてみてくださいね。

2階には、お子様連れでも安心して時間を過ごせそうな、やわらかいマットのキッズコーナーもあります。

 利用時間:9:00~17:00
 利用料: 無料
 利用対象: 小学生以下

水槽

さらに、外の広場には、近海にいる色とりどりの魚が泳ぐ水槽もあります。

浅いプールか足湯のようにも見えますが、こちらはあくまでも水槽なので、上から眺めて楽しんでくださいね。

瀬戸内漁協直営「海力」には新鮮な海の幸がいっぱい!

海力外観

せとうち海の駅1階の休憩ラウンジの目の前に「活魚刺身」というのぼりが!

こちらは瀬戸内漁業協同組合の直売所「海力」。早速覗いてみましょう。

海力、

入店してまず目に入るのは、瀬戸内漁協で今日水揚げされたばかりの魚!青いイラブチ(ブダイ)、赤ウルメなど、南国を代表する魚が並んでいます。

「こちらに並んでいる魚はそのままでも販売していますが、お刺身にしてイートインコーナーですぐに召し上がっていただくことも可能ですよ。」とおっしゃるのは、店長の稲村 孝司(いなむら こうじ)さん。

これなら旅行で訪れても、気になるお魚がその場で食べられますね。

海力、柵、マグロ

おろして柵にした魚や、お刺身にしたものも小分けされて売っています。魚貝類を使ったお惣菜もいろいろ置いてありました。

漁協の直営なので、もちろん置いてある魚貝類は、この近海で獲れたもの。品揃えはその日の水揚げによって変わります。

海力、伊勢海老

店内の大きな水槽の中には、伊勢海老がいっぱい!元気に動き回っています。

この生け簀にいる伊勢海老も、お刺身にしたり、焼いたり、味噌汁にしてイートインコーナーで食べられます。

その他には、いか味噌、キハダマグロの燻製など、お酒にぴったりのおつまみもあり、こちらは加工して真空パックになっているので、お土産としても最適。

日持ち、冷凍、魚、貝、海力

日持ちするように冷凍された魚や貝なども多種あり、地元の人、島へ里帰り中の人、そして旅行客まで幅広く人気があります。

地元の人は自宅の買い置き用、里帰りや旅行の人は、お土産として宅配便で送る方が多いそうです。

16:00まで営業のイートインコーナーでクロマグロが食べられる!

海力、イートインコーナー

以前は直売のみ行っていた海力。4年前に直売の魚や伊勢海老も調理してもらえるイートインコーナーがオープンしました。こちらは、11:30~16:00の営業。ランチタイムが長いのはとても助かりますね。

オーダーは、カウンターでスタッフにテーブルNOを告げて注文。出来上がるとテーブル番号で呼ばれます。

なので、まずは最初に席を確保しましょう!

一番人気は、地元の魚を使用した「海鮮丼」。イユ汁(魚の味噌汁)・漬物付で850円(税込)です。

キハダマグロ、赤ウルメ、島ダコ、ソデイカ、テラダ(北部ではトビンニャと呼ばれる貝)、海ぶどうと、島の恵みがずらりと乗っています。

これに、専用の醤油ベースのさらりとした「海鮮丼のたれ」をかけていただきます。

身がしまっている赤ウルメ。コリコリの歯ごたえのテラダ、あっさりとしたキハダマグロ。噛めば噛むほど味わい深くなる島ダコ。もちもちとしたソデイカ、プチプチとした海ぶどう。

白身の魚は日替わり。瀬戸内漁協に水揚げされた魚を使っているので、天候や水揚げの状況により、白身以外も内容が多少変わることもあるそうです。

一杯で5種類の海の幸が頂ける「海鮮丼」。一番人気というのも納得のおいしさでした。

クロマグロ丼

しかし、筆者のおすすめはやはり「クロマグロ丼」。こちらもイユ汁・漬物付で1500円(税込)です。

大島海峡で養殖されているクロマグロ(本マグロ)の厚切りの赤身と中トロ。真ん中には中落ちが贅沢に載っています。

新鮮でジューシーなお刺身は、口の中でとろけていきます。

日本有数の養殖クロマグロの生産地でありながら実は奄美大島で養殖クロマグロを食べられるところはそう多くはないので、古仁屋に来たらぜひ食べて頂きたいです。

このほか、リーズナブルな「ねぎとろ丼」はイユ汁・漬物付600円(税込)。

ちょっと小腹が空いたときに便利な「うどん」は350円(税込)。

そして、ガッツリいきたいときは「海力丼」!イユ汁・漬物付で2500円(税込)。

これでもか!というほど、海の幸が山盛り!なんとも贅沢な一品です。

フェリー外観

これらの丼は、すべてテイクアウトすることもできます。

テイクアウトしてフェリーに乗り、船の中、あるいは島に着いてからランチをするのもおすすめ。

海力さんは、瀬戸内漁協でその日に水揚げされた魚を使っているので、海がしけているときなどは、お店を閉めてしまうこともあります。

天気が怪しいときは、確認してくださいね。

[基本情報]瀬戸内漁協直販店 海力
住所: 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋字大湊26番地14
TEL: 0997-72-1596
営業時間: 直売コーナー 9:30~17:30 イートイン 11:30~16:00
定休日: 不定休

[基本情報]せとうち海の駅
住所: 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋字大湊26番地14
TEL: 0997-72-4626(8:30~19:00)
営業時間: 6:3019:00
定休日 なし
駐車場 あり
URL: http://www.town.setouchi.lg.jp/suisan/uminoeki_setouchi.html

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子
東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。 奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です! このライターの記事一覧

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