観光
2023.06.19
【旅行会社が伝授】北海道旅行の服装・月別の気温
北の大地、北海道。魅力度ランキングでは圧倒的な支持を集め、10年連続1位を獲得するほどの人気ぶり。
日本の国土の約2割を占める広大な北海道は、食材の宝庫とも言われるほど豊かなグルメや雄大な自然、春は彩り豊かな花に冬はスノースポーツや雪まつりなど、とにかく魅力がたっぷり。
旅行をばっちり楽しむために、服装のポイントについて詳しくご紹介します。
北海道旅行の服装を決める、各地の気候・月別平均気温
広大な面積を誇る北海道は、同じ道内でも各地で気候が若干異なります。訪れるエリアの気候や気温を確認して、旅行の服装を準備しましょう。
※グラフは気象庁のデータをもとに編集部作成
札幌(道央エリア)
「札幌市時計台」や「白い恋人パーク」、雪まつりの会場として全国的に有名な「大通公園」「さっぽろテレビ塔」などがある道央エリア・札幌。
他地域に比べ夏は気温が最も低く、真夏日になる日はあまりありません。四季の変化がはっきりしており、季節の移り変わりを楽しめます。
函館(道南エリア)
道内最南端の都市であり、「函館空港」や「五稜郭公園」、100万ドルの夜景と称され、世界三大夜景にも数えられている「函館山」が位置する函館。
全国的に見ればもちろんとても寒いですが、朝の冷え込みも内陸部ほどはありません。道内で比べると比較的温暖な地域です。すっきりとした青空が比較的多く見られることも特徴。
釧路(道東エリア)
日本有数の絶景エリアであり、世界三大夕日にも選ばれている釧路。同じ道東エリアには「日本一寒い町」をスローガンにしていて、道内でもっとも寒い陸別町があります。
霧に覆われることが多く日照時間が少ないため、夏でも薄手のカーディガンを着てちょうどいいくらいの気候。霧雨が降りやすいので雨具を持ち歩くのがおすすめです。
旭川(道北エリア)
「旭山動物園」や富良野のラベンダー畑、観光名所である「青い池」が有名なこのエリア。
他地域に比べ真冬は気温が最も低く、明治35年には氷点下41℃と日本最低気温を記録しています。また、一年を通しての寒暖差、1日の気温差が大きいことも特徴です。
春(3月・4月・5月)北海道旅行におすすめの服装
春と言っても3月〜4月前半は寒い日が続き、まだまだ冬の装い。ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋など気を抜かないよう防寒しましょう。雪解けでシャーベット状になっているので、靴は滑りにくく防水性のあるものがおすすめ。
5月前半あたりから、やっと春の予感。日中は春らしいトップス1枚で過ごせますが、夜はまだ冷えるので薄手の羽織りが必須です。
夏(6月・7月・8月)北海道旅行におすすめの服装
北海道は亜寒帯のため梅雨がありません。6月頃に10〜15日程度雨が多くなる「蝦夷梅雨」とよばれる現象がありますが、本州ほど強い雨になることは少なめ。
7月〜8月しかない短い夏は、冷涼で過ごしやすい気候です。本州の5月〜6月をイメージすると分かりやすいですね。昼夜の寒暖差が激しく夏場でも夜間は冷え込むため、持ち歩きやすい羽織は必ず用意しておきましょう。半そで、長袖シャツ、薄手のセーターなど、調整しやすい服装がおすすめ。
秋(9月・10月・11月)北海道旅行におすすめの服装
秋といっても、本州の冬のはじまりくらいの気候。雪がちらつきストーブが必要になってくるほど冷えるので、しっかりと防寒をはじめましょう。日中は気温が上がることもあるので、重ね着で調節してくださいね。10月下旬からはマフラーや手袋も用意しておきましょう。
冬(12月・1月・2月)北海道旅行におすすめの服装
半年以上続く冬が続く北海道。9月下旬から最高気温が20℃を下回り、サラサラとした粉雪が降ります。防寒は必須ですが、室内は暖房設備が整っているため脱ぎ着しやすいように重ね着するのがポイント。雪ですべりやすいので、滑り止めのついた靴をチョイスし、転んだ時のためにリュックなどで両手はあけておきましょう。ダウンジャケット、厚手のセーター、マフラー、手袋、厚手のタイツや耳当てなどしっかりと防寒してくださいね。
東京から名古屋、神戸までがすっぽり入ってしまうほどの北海道。広大な土地ゆえ、都市によって気候も様々です。服装のポイントや朝晩の寒暖差、観光内容に合わせた服装をチョイスしてくださいね。
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