観光
2021.05.17
北海道冬の風物詩・流氷とは?ツアーや時期をおすすめ!
北海道の道東エリアにあるオホーツク海では、冬の風物詩でもある流氷を見ることができます。道民にとっては、冬といえば流氷と思うものですが、他の地域の方には「流れる氷のこと?」と疑問に感じるかもしれません。
今回は、北海道で見られる自然現象・流氷について、見られる場所や時期、ツアーの魅力などをご紹介します。冬の北海道観光や流氷に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
北海道でみられる自然現象「流氷」とは?
「流氷」とは、その名の通り氷が流れる現象。日本ではオホーツク海だけで見られる珍しいものです。
オホーツク海で氷がつくられるのではなく、オホーツク海北西部にあるシベリア沿岸でできた氷が、季節風や海流に乗って流れてきます。そのため、北海道でしか流氷を見られないのです。
また、流氷はただ氷が流れる現象ではなく、アザラシやオジロワシの生活を支えたり、プランクトンを運んだりするなど、自然にも欠かせない存在となっています。
流氷は北海道のどこで見られる?
流氷は北海道のなかでも、網走や紋別、小清水、斜里、羅臼といった北東地域で見ることができます。
エリアによって流氷の様子は異なり、特に流氷を見やすいスポットでは、間近で海に流れついた流氷を見られます。
ちなみに豊頃町(とよころ)という地域では、網走や紋別などの流氷とは違った「ジュエリーアイス」を見ることができます。十勝川が凍ってできた氷が、角がとれて打ち上げられています。流氷と比べて透明で、光に当たると特にきれいですよ。
北海道で流氷を見られる時期はいつ?
北海道で流氷を見られる時期は、例年1月下旬~3月末です。この時期には、オホーツク海沿岸に流氷が流れ着き、見ごろを迎えます。
近年の温暖化もあり、時期が遅れる年も出てきていますが、北海道の冬にオホーツクを訪れれば、流氷を見られる可能性が高いです。
タイミングが合えば、流氷の上で子育てするアザラシや、佇むオジロワシを見られるかもしれません。
北海道ならでは!流氷観光ツアーの魅力
流氷観光ツアーは、網走や紋別、羅臼で実施されています。流氷を砕きながら海を進んでいくクルーザーに乗りながら、流氷クルージングを楽しめるのが魅力です。
一面に広がる流氷の風景や力強く氷を砕いていく舟の迫力、時より姿を見せる野生動物など、たくさんの見どころがあります。
クルーザーの上から、景色や野生動物の写真を撮ったり、動画におさめたりするのもおすすめの楽しみ方です。
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オホーツク海だけで楽しめる冬のアクティビティ!流氷体感スペシャル
北海道・流氷ツアーの定番!流氷船おーろら号
「流氷線おーろら号」は、網走流氷観光砕氷船として運行している大型船です。パワフルなため、流氷のなかを難なく進み、揺れも少なくなっています。
広々とした船内には、1階・2階の客室、船外には展望デッキがあり、客室からのんびり流氷を眺めたり、展望デッキから目の前で大迫力の流氷を見たりできるのが魅力です。身体が冷えても、暖房が効いた船内やコーヒーラウンジで暖まることができます。
1日の5便が運航しており、流氷がないときも海上遊覧を行っているので、ぜひ網走観光の際はツアーを利用してみましょう。
北海道・流氷ツアーの定番!流氷船ガリンコ号
「ガリンコ号」は、網走にある海洋交流館から発着する流氷船です。船内には、客室と展望スペースがあり、展望スペースからは網走の風を感じながら、流氷を見ることができます。
就航スケジュールは、9時から15時までの5便に加えて、朝6時のサンライズクルーズと夕方16時のサンセットクルーズがあるので、朝日や夕暮れに照らされた流氷も見られるのが魅力です。
ミニ水族館や流氷洞窟、映像・展示ホールなどがあるオホーツクタワーとのセットツアーもあるので、気になる方はぜひ申し込んでみましょう。
北海道・流氷ツアーの定番!流氷ウォーク
「流氷ウォーク」とは、流氷の上を歩くことができるアクティビティです。
海にぷかぷか浮かぶ流氷に乗る体験はとてもレア。タイミングが良ければ、流氷の上で過ごす野生動物や流氷同士がぶつかる音などを、すぐそばで感じられるかもしれません。
また、ツアーによっては、流氷が浮かぶ海に入ることもできます。ドライスーツを着るので、泳げない人でも寒さを気にせずに楽しめますよ。
極寒の北海道!流氷ツアーおすすめの服装
流氷が見られる1月下旬~3月末の北海道は、とても寒さが厳しい季節です。気温がマイナスになることも珍しくなく、防寒対策が欠かせません。
気温だけでなく、風や水が身体を冷やすこともあるので、防風・防水性能のあるダウンジャケットやスキー・スノーボードウェアがおすすめです。
アウターと合わせて、ヒートテックといったインナーやセーター、フリースなどを中に着ると、身体を暖かく保つことができます。
服装を間違ってしまうと、寒さで思うように楽しめなかったり、体調を崩したりする可能性があるので、念には念を入れて服装の準備をしましょう。
北海道では、1月下旬から3月末ごろにかけて、シベリアから流れてきた流氷を見ることができます。網走や紋別、羅臼などが主な流氷スポットで、着氷した流氷を間近で見たり、ツアーで流氷クルージングを楽しむことが可能です。
場所や時期、服装、ツアーをしっかりおさえて、北海道の流氷を楽しんでみてくださいね!
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