広大で自然豊かな北海道には、全国でも有名な湖がたくさんあります。

今回は北海道の湖を、道央・道南・道北・道東とエリアごとに一覧にしました。それぞれの特徴をチェックして、ぜひ旅行で訪れてみてくださいね。

北海道・道央エリアの湖一覧

北海道の湖「洞爺湖(とうやこ)」洞爺湖町

サミット（主要国首脳会議）が行われたことでも知られる洞爺湖（とうやこ）。洞爺湖温泉がある場所としても有名です。昭和新山や有珠山などの火山の恵みを受けて温泉が湧き、温泉を中心に温泉街も活気があります。

遊覧船も運航しているので、風を感じながら湖の景色を楽しむのもおすすめ。

北海道の湖「支笏湖(しこつこ)」千歳市

支笏湖（しこつこ）は、透明度の高い湖として有名。水深が深いカルデラ湖でありながら、湖面をのぞくと水中や底の様子を見ることができます。

丸駒温泉といった温泉や、冬に行われる「氷濤（ひょうとう）まつり」など、湖以外の見どころも豊富です。

北海道の湖「オコタンペ湖」千歳市

オコタンペ湖は、支笏湖の北側に位置する湖で、北海道三大秘湖に数えられています。国立公園の特別保護区域に指定されていることもあり、湖畔に下りることはできませんが、展望台からその様子を眺めることが可能です。

有名な湖も良いけど秘境に行ってみたいという方はぜひ訪れてみましょう。

北海道の湖「ウトナイ湖」苫小牧市

ウトナイ湖は、北海道苫小牧市にある湖。白鳥をはじめとした鳥が多く飛来する湖で、年中バードウォッチングを楽しむことができます。

約250種類の鳥類が確認されているので、鳥や生き物が好きな方におすすめです。

北海道の湖「倶多楽湖(くったらこ)」白老町

倶多楽湖（くったらこ）は、トップクラスの透明度を誇るカルデラ湖。湖に入る川、湖から出ていく川が一切なく、周囲約8kmの湖のみで完結しているのが、圧倒的な透明度につながっています。

人気の少ない秘境的な湖ですので、人目を気にせずゆっくり湖を眺めたい方にぴったりです。

北海道の湖「桂沢湖」三笠市

三笠市にある桂沢湖は、北海道最古のダムによって作り出された湖です。恐竜の里と知られる三笠市ということもあって、神秘的な雰囲気の湖の様子から、何かが出てきそうな感覚を覚えます。

周辺には、遊園地や水遊び場があるので、家族で遊んだ帰りに立ち寄るのも良いですね。

北海道・道南エリアの湖一覧

北海道の湖「大沼湖」七飯町

北海道・道南エリアにある数少ない湖として知られる大沼湖。大小さまざまな島や水面に映る逆さの秀峰駒ケ岳、展望台から見える風景など、近景も遠景も魅力的です。

道南観光の際には、神秘的なレイクビューを楽しめる大沼湖を訪れてみましょう。

北海道・道北エリアの湖一覧

北海道の湖「朱鞠内湖(しゅまりないこ)」幌加内町

人造湖としては日本最大の広さを誇る朱鞠内湖（しゅまりないこ）は、幌加内町にあります。人造ながら島々や入り江などの景観が作り込まれているのが特徴。

道北の厳しい寒さによって、運が良ければ湖面に舞うダイヤモンドダストが見られるかもしれません。

北海道の湖「クッチャロ湖」浜頓別町

クッチャロ湖は、年間2万羽のコハクチョウが飛来する湖。コハクチョウ以外にも多くの水鳥が生息しており、バードウォッチングを楽しめます。

また、植物やコケなども珍しい品種が生息しているので、自然観察にももってこいのスポットです。

【番外編】北海道「白金青い池」美瑛町

美瑛町にある青い池は、その名の通り、神秘的な青色が美しい池。空の青さが反射していた色とは違い、青い池の中で複雑な反応が起きて、何とも表現しがたい青色になっています。

晴天の中の青い池、紅葉の中の青い池など、季節によって表情を変えるので、ぜひ変化も楽しんでみて。

北海道・道東エリアの湖一覧

北海道の湖「阿寒湖」釧路市

阿寒湖（あかんこ）は、天然のマリモが生息していることで世界的に知られる湖です。阿寒湖以外で球体のマリモを観察できるのはアイスランドのみで、とても貴重な経験になるでしょう。

湖の近くにそびえる阿寒岳は、そのまま眺めても絶景ですが、湖面に映る姿も美しく必見です。

北海道の湖「知床五湖(しれとこごこ)」斜里町

知床五湖（しれとこごこ）は、世界自然遺産に指定された知床半島にある湖。5つの湖は、神様の手形と表現されることもあり、大自然の神秘を目の当たりにすることができます。

ガイドなしの場合は1つの湖しか見られないので、ガイドインストラクターとの地上遊歩道散策で、ヒグマなどの動物が活動する知床五湖周辺を安全に巡るのがおすすめです。

北海道の湖「摩周湖」弟子屈町

摩周湖（ましゅうこ）は、「霧の摩周湖」という異名があり、1年中霧が立ち込める幻想的な湖です。晴れた摩周湖には、湖の青さが輝き、展望台からの大パノラマに感動することでしょう。

ちなみに「霧が晴れたら婚期が遅れる」という都市伝説があり、霧か晴れかはその時の運次第です。

北海道の湖「屈斜路湖」弟子屈町

屈斜路湖（くっしゃろこ）は、ネッシーならぬ「クッシー」が生息するといわれる阿寒国立公園内の湖です。温泉や湖畔から見る風景も魅力的ですが、周辺の峠や展望台から望む雲海もここでしか見られない素敵な景色を見せてくれます。

北海道の湖「オンネトー」足寄町

オンネトーは、別名五色沼とも呼ばれる湖で、最近まで秘境として知られていました。五色沼という別名は、天気や季節によって色が変わることが由来になっており、その美しさが注目を集めています。

12月上旬には、エメラルドグリーンとマーブル模様の姿を見せ、その時期だけの神秘的な光景が見られます。

北海道の湖「サロマ湖」北見市

オホーツク海に面したサロマ湖は、琵琶湖・霞ケ浦に次いで日本で3番目に大きな湖。海に接していることから、景色を遮るものが少なく、雄大な湖の景色が眼前に広がるのが魅力です。

水深が浅い湖で、海の幸が多く獲れるので、サロマならではの美味しいグルメもありますよ。

北海道の湖「厚岸湖(あっけしこ)」厚岸町

厚岸湖（あっけしこ）は、海水と同じくらいの塩分濃度を持つ湖。塩分濃度の高さを生かして、カキの養殖が盛んに行われており、大きくて濃厚なカキが育ちます。

湖の風景を眺めた後は、道の駅や食事処で厚岸のカキを味わってみましょう。

北海道の湖「然別湖(しかりべつこ)」鹿追町

然別湖（しかりべつこ）は、カヌーやカヤックなどのアクティビティが人気の湖。緑、青い空に囲まれた湖面を進んでいけば、北海道の大自然を全身で感じることができます。然別湖のある鹿追町は北海道のなかでも寒い地域であり、寒さを生かした集落「然別湖コタン」が冬に現れます。

氷や雪でつくったホテルやバーなどがあり、イベントやアクティビティも開催されるので、防寒対策をして冬に訪れるのもおすすめです。

北海道の湖「東雲湖(しののめこ)」上士幌町

東雲湖（しののめこ）は、先にご紹介したオコタンペ湖、オンネトーと並んで、北海道三大秘湖に数えられる湖。周囲0.8kmの小さな湖で、高山植物やエゾナキウサギなどを見ることができます。

登山口から入り江まで歩いて進む必要があり、簡単に行くことはできませんが、秘境を目指したい方にはたまらない湖でしょう。

北海道の湖「糠平湖(ぬかびらこ)」上士幌町

糠平湖（ぬかびらこ）は、糠平ダムによってつくりだされた人造湖です。天然の湖に引けをとらない数の生き物が生息し、自然にも恵まれています。

湖にあるタウシュベツ川橋梁は、幻の橋といわれるスポット。普段は湖に隠れていますが、ダムの水位に合わせて稀に顔を見せます。幻想的な橋を見に、糠平湖に訪れるのもおすすめ。

今回紹介した北海道の湖のマップ一覧はこちら

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