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2022.03.04

夏でも美味しい牡蠣が食べられる!道東のお土産や地元グルメが揃う地産地消センター「ロ・バザール」

釧路から厚岸に向かう国道44号線沿いに突如現れる、「別保(べっぽ)公園」。約20ヘクタールの園内には400本もの桜が植えられており、例年5月下旬には日本一遅い桜祭りが開催される釧路の桜の名所の1つです。

釧路町地産地消センター「ロ・バザール」は、そんな別保公園内にあり、釧路町を始め道東の特産物が並ぶ物販棟と、地元食材を味わえるレストランを備えた釧路町の魅力を発信するスポットです。

今回は、観光客にはあまり知られてない穴場でありながら、釧路での食・遊・買が全てかなう「ロ・バザール」の魅力をレポートします。

釧路町の自然に触れられる「メモリアルパーク別保公園」

別保公園は、四季によって全く違う姿を見せる自然豊かな公園です。春は満開の桜が咲き、夏は新緑の木々と青々とした芝生が広がります。秋は紅葉が美しく、冬には太陽が雪に反射して幻想的な風景が見られます。

季節によっては、エゾシカやキタキツネ、シマエナガなどの動物たちに出会えることも。園内は30分もあれば周遊できるので、ゆっくり散策するのがおすすめです。

園内には、大型遊具のほかに、バーベキュー場やパークゴルフ場など大人も楽しめる施設が充実。

授乳室や絵本コーナーを完備した休憩所「別保ツリーハウス」もあり、小さいお子様連れでも安心して過ごせる公園になっています。(バーベキュー場、パークゴルフ場は夏季のみ)

新鮮な牡蠣と、道東のお土産品が手に入る物販棟「ロバの市」

公園の入り口に建つのは、道東の魅力的な商品を扱う物販棟「ロバの市」。

ここに来たら、ぜひ試して欲しいのが「仙鳳趾(せんぽうし)」の牡蠣です。仙鳳趾とは釧路町から東に約30km、厚岸湾の対岸に位置する、牡蠣の養殖が盛んな地域です。

通常夏になると真牡蠣は味が落ちると言われますが、夏でも水温が低い道東では、ほぼ一年を通して美味しい牡蠣を楽しめます。とくに、釧路湿原を通って豊富な栄養分が流れこむ仙鳳趾の牡蠣は、クリーミーな口どけとプリプリした食感が特徴。濃厚で身も大きいことから隠れファンも多いのです。

週2回卸業者から仕入れる新鮮な牡蠣は、レストランで蒸し牡蠣としていただけます。全国発送できるため、お土産にしても喜ばれますよ。

牡蠣以外にも、釧路町ならではの特産品が並びます。

中でも、釧路町から約10km走った沿岸沿いにある「昆布森地区」の最高級品昆布は、観光客、地元の人問わず人気の一品。昆布といえば利尻や羅臼産が有名ですが、昆布森で獲れる「棹前昆布(さおまえこんぶ)」は、通常の収穫期より早く採取するため、身が柔らかく食べる昆布として適しているんだそう。

店舗では、さまざまな種類の昆布を扱っており、店員さんがおすすめの食べ方をアドバイスしてくれます。

そして、棹前昆布を使用して作られた5種類の調味料「昆活シリーズ」もおすすめです。一番人気のわいん醤油は、昆布の旨味が効いていて刺身や卵かけご飯と相性ぴったりです。北海道では、秋にかけて筋子からイクラを漬ける習慣があり、わいん醤油で漬けたイクラは絶品なんだとか。

2020年に大幅リニューアルしたロバの市には、海産物のほかにも200種類を超える道東の名産品が揃います。地元の食材を使用して1点1点丁寧に作られたジャムや、釧路管内の作家さんが作った雑貨などここでしか手に入らない逸品がたくさんあります。

道東のあらゆるお土産品が揃う、ロバの市。きっとお気に入りの1点が見つかるはずです。

仙鳳趾牡蠣や地元グルメに舌鼓!レストラン「パークカフェ」

お腹が空いたら、レストラン「パークカフェ」で昼食を。日の光が優しく入り込み、木の温もりが感じられる店内では、牡蠣を中心とする地産地消に拘ったメニューをリーズナブルなお値段でいただけます。

窓側のソファ席に座って、景色を楽しみながらお料理をいただくのも至福の時間です。

おすすめのメニューは、大ぶりな仙鳳趾産の牡蠣を使用したカキフライ定食。一口食べると、ふっくらジューシーな牡蠣の旨味が口いっぱいに広がります。ご飯と味噌汁、漬物がついて1,000円(税込)でいただけるのも嬉しいですよ。

定番のカキフライのほかにも、牡蠣を使ったメニューが盛り沢山で目移りしてしまいます。

いつもとは違う牡蠣料理を楽しみたい方は、オリジナルメニューの「カキボナーラ」1,000円(税込)がおすすめ。カルボナーラソースと相まって、濃厚でクリーミーな牡蠣を堪能できます。ごろっと大きめの牡蠣がふんだんに使用されているパスタは、牡蠣好きには堪らない逸品です。

牡蠣が苦手な方は、釧路名物の「スパカツ」880円(税込)や釧路風の醤油ラーメン550円(税込)もおすすめです。お子様用のメニューもあるので、家族連れでも安心ですよ。

最近では、リモートワークの方向けに、ワンドリンク付きでカウンター席が2時間利用できる「ワーキングチケット500円(税込)」の販売も始まりました。月替わりのデザートやドリンクも充実しているため、開放感溢れる空間で「ワーケーション」をしてみてはいかがでしょうか。

釧路町を訪れたら、食・遊・買が楽しめる「ロ・バザール」へ

2021年3月に、厚岸霧多布昆布森国定公園(あっけしきりたっぷこんぶもりこくていこうえん)が新たに国定公園に指定されました。釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町にまたがるこの公園は、霧多布湿原や尻羽岬(しれぱみさき)など森・川・海の繋がりによって育まれた景勝地が盛り沢山です。

地産地消センター「ロ・バザール」は、釧路市内から厚岸方面に向かう途中にあるため、厚岸霧多布昆布森国定公園を訪れる際に立ち寄るのもおすすめです。

釧路町の豊かな自然に触れながら、地元の人気のお土産やグルメを堪能したいという方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

[基本情報]ロ・バザール
住所:北海道釧路郡釧路町字別保原野南24線78-6 
電話:物販棟0154-62-2216、レストラン0154-62-3001
営業時間:物販棟9:00〜18:00、レストラン10:30〜18:00(L.O17:30)
定休日:なし
駐車場: あり(約200台)
URL:https://www.instagram.com/lo_bazaar/
アクセス情報:釧路市内からは車(レンタカー)で約20分。公共交通機関を利用する場合はJR根室本線の釧路駅から別保駅まで約13分、そこから徒歩で10分ほどで到着。

稲葉めぐみ
この記事を書いた人稲葉 めぐみ
広島県出身、釧路町在住。夫の転勤を機に北海道へ移住後、道東の魅力を伝えるべく駆け出しライターとして活動中。元商社マンの強みを活かして、フットワーク軽く道東を旅します! このライターの記事一覧

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