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食事

2022.07.20

奄美大島 世界自然遺産の森で味わう「マテリヤ茶屋」の絶品石窯ピザ

2021年に世界自然遺産に登録された、奄美大島の多様な生物が住む森。世界自然遺産の中心エリアにほど近い山中に、森林公園「奄美フォレストポリス」があります。約20ヘクタールの広大な敷地には、キャンプ場やバンガロー、アスレチック、グラウンドゴルフ場などがあります。

この「奄美フォレストポリス」の一角にある「マテリヤ茶屋」が2022年5月、大幅にリニューアルしたと聞いて早速行ってみました。

マテリヤ茶屋までは「マテリヤの滝」を目指すのがポイント!

大和村の山中に位置する奄美フォレストポリスは広い敷地に複数の施設が点在しているため、それぞれの施設も離れて建っています。それゆえ、ナビで「奄美フォレストポリス」を指定しても、「マテリヤ茶屋」にはなかなかたどり着けないことも。

名瀬方面からの一番迷わない行き方をご説明しましょう。

名瀬方面から行くときは、海沿いの県道79号線を西に走ります。

大和村に入り、毛陣トンネルを抜けるとすぐに大和まほろば館」があります。

「大和まほろば館」は大和村の地元で採れた野菜やフルーツの直売や、またそれを加工したお菓子や調味料などを販売しています。

大和まほろば館を過ぎるとまもなく左に折れるT字路が現れるので、そこを左折。青い標識が出ています。

あとは、山道をずっと道なりに8kmほど進みます。8kmといっても山道で傾斜やカーブがあるので、25分ほどかかります。

途中に海を見下ろす絶景ポイントなどを楽しみながら、安全運転で進みましょう。

道なりに進んでいると「マテリヤの滝」の看板が現れます。

ここまで来たのなら、ぜひ車を停めて、滝に向かって階段を降りてみましょう。ちょっと降りるだけで、いきなり別世界に来た様な衝撃的な光景が広がります。

マテリヤの滝は、昼間でも薄暗くなるほど周囲に木々が生い茂っているのに、ここの滝壺のところだけ光が射して明るくなっていたという言い伝えがある神秘的な滝。

マイナスイオンいっぱいの滝と、澄んだ水が流れる渓流。

夏でも暑さを忘れてしまうほど、とても涼しく気持ちのよい場所ですよ。

マテリヤの滝からさらに車で進み、「奄美フォレストポリス」の看板が見えたら到着です。

入って正面が「マテリヤ茶屋」。キャンプゾーンの管理棟にもなっており、駐車場はその左側にあります。

地元「大和村」の食材をふんだんに使ったピザやドリンクは絶品

到着したのはちょうどお昼頃。マテリヤ茶屋の入口のところで、モクモクと煙が上がっています。

煙の起点に見えているのがピザの石窯。これを見るだけで期待に胸が膨らみます。

店に入ると、明るいキッチンと陽気なスタッフが迎えてくれました。

左からシェフの才原文哉(さいはら ふみや)さん・森信之助(もり しんのすけ)さん・中村香苗(なかむら かなえ)さん。

メニューはメインのピザに始まり、サイドディッシュとしてフライドポテト、スープ、サラダなど。ドリンクもビールからノンアル、ソフトドリンクなどがあります。

ピザメニューを見て迷っていたら、シェフの才原さんから「ハーフ&ハーフもできますよ!」との嬉しいアドバイスが。

そこで、早速トマトソースの「マルゲリータ」と燻製ベーコン入りの「ジェノベーゼ」をハーフ&ハーフでオーダーしました。

この日は暑かったので、飲み物はアイスのハーブティーを注文しました。ピザが出来上がるまで、喉を潤します。

とても香りが良くて爽やかなハーブティー。この日は、ミントやレモングラスのハーブが入っていました。

「ハーブは自分たちで育てているんですよ。今朝採ってきたものを使っています。」とスタッフの中村さん。フレッシュなおいしさにびっくりでした。

しばらくすると、ピザ生地がキッチンから石窯に運ばれていきます。

焼けるところが見たくて、思わず窯の近くまで見に行きました。邪魔をしないように覗くだけなら、石窯の中も見せてもらえますよ。

ピザ窯はスタッフで手作りしたそうで、近所の山などから出た廃材を薪にして、火を焚いています。

石窯なので、焼き上がるのはあっという間。

ピザが焼きあがると、アツアツのまますぐにテーブルに運ばれてきます。

焼き立てはチーズがトロトロ、生地がカリカリのモチモチ。トマトソースとチーズのシンプルなマルゲリータも、バジルソース・自家製ベーコン・キノコのジェノベーゼも、しっかりした具材の味わいと生地の食感が絶妙なバランスで、おいしくてあっという間に食べてしまいました。

ピザ生地はお店でシェフが手作りしているそうで、ジェノベーゼに使われているベーコンもお店の手作り。トッピングは季節によって変わるそうです。

「材料は、出来る限り地元のものを使うようにしています。生地に使う塩も大和村の国直集落の海の塩を使っているんですよ。」と説明してくれたのは、ピザ焼き担当の森さん

ピザのサイズは直径25㎝。お腹を空かせてくると1人でもちょうど良いぐらいですが、小食の人は半分でも満足してしまうかもしれません。お腹の膨れ具合を見ながら追加オーダーしていくのがおすすめです。

「今はまだピザ中心ですが、これからいろいろなメニューを増やしていきたいと思っています。」とシェフの才原さん。どんなメニューが登場するのか楽しみです。

食べ終わったら自然あふれる園内を散歩しよう

ピザは店内のテーブルで食べてもいいし、外のキャンプサイトのガーデンテーブルで食べてもいいそうです。

奄美フォレストポリスのキャンプサイトの一角にあるので、食べ終わったらキャンプサイトや遊歩道を散歩するのも気持ちがいいのでぜひ。

マテリヤ茶屋は金・土・日・祝日のお昼のみの営業です。(2022年7月現在)

金曜日は、ピザのデリバリーもしています。大和村の国直~大棚までのエリア内なら、午前11時~12時の時間帯に配達してくれるそう。

「美しい海を見ながらおいしいピザを食べる」「運転を気にせず宿でゆっくりビールとピザを楽しむ」という過ごし方もできますね。

世界自然遺産の森にほど近い大和村は、海・山・滝と美しい自然の宝庫。

ぜひ名瀬からちょっとドライブして、「マテリヤの滝」と「マテリヤ茶屋」、両方とも訪れてみてはいかがでしょうか。

[基本情報]マテリヤ茶屋
住所:大和村名音深山塔
電話:0997-58-3166
営業時間:11:00〜15:00(ラストオーダー14:00)
休館日:月、火、水、木曜日
駐車場:あり(10台)
まるごと大和村:マテリヤ茶屋

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子
東京出身。2012年から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。 奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です! このライターの記事一覧

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