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2019.06.15

まだ観たことないアナタへ「闘牛」初体験は、うるま市に行こう!

闘牛

沖縄には、他の地域にはない独特な食・芸能・織物などの文化がたくさんあり、一度や二度の旅行では味わい尽くせないほど。そんな豊かな文化の中でも、ぜひ体感していただきたいのが「闘牛」です!

闘牛

迫力満点でエンターテイメント性があり、知れば知るほど面白くなる、奥深い「闘牛」の世界。のんびりと海辺で過ごす沖縄旅行も良いですが、少し足を伸ばして、闘牛場を覗いてみてはいかがでしょうか?きっと最高のスパイスになりますよ!

まずは、闘牛って人と牛が戦うやつ?スペインが有名じゃなかった?と思っている方に、“沖縄の闘牛とはなんぞや”というところからご紹介します!

沖縄の「闘牛」ってなに?

沖縄の闘牛は“闘牛士vs牛”ではなく、“牛vs牛”。徹夜仕事の時にかかせない「レッドブル」のロゴマークのごとく、ツノとツノを付き合わせて闘います。

実はこのスタイルの闘牛は沖縄県のみならず日本各地にあって、特に盛んなのが鹿児島県の徳之島と、沖縄県だと言われています。

闘牛

ルールは、そんなに難しくありません。基本的には逃げた方が負けで、審判団が判定を下します。制限時間があるわけではなく、すぐにどちらかの牛が逃げて1分以内に試合終了となる場合もあれば30分以上闘い続けることもあります。

うるま市を中心に今帰仁村、南城市、石垣島など全部で10個ほどの闘牛場があり、年間20試合以上が行われています。中でも、多くの大会が催されているのは「うるま市石川多目的ドーム」。闘牛場は野外にあることがほとんどですが、こちらは屋根がついているので、雨の日に試合ができることはもちろん、沖縄の強い日差しにさらされることもありません。

石川多目的ドーム

今回取材に行ってきたのは、こちらの石川多目的ドームの「春の全島闘牛大会」。春・夏・秋と年に3回開催される、沖縄のナンバー1を決定する大会のうちのひとつです!

いざ、闘牛場へ!

さっそく、熱気あふれる闘牛場に入ってみましょう! 来場者はほとんどが地元の方ですが、中には海外からの観光客もちらほら。とにかく「春の全島闘牛大会」は注目イベントのようで、会場は満席で通路にも人が溢れているほどでした。

春の全島闘牛大会

わたしは開始時間ぎりぎりに行ったので、初めは通路席に座ることに…。後半から親切な方が席を詰めてくださったので椅子に座れましたが、余裕を持って行くことをおすすめします!

チケットは当日券のみで、全席自由席。お値段はだいたい2000円〜3000円ほどです。大きな大会の場合は少し離れた臨時駐車場を利用して、シャトルバスで会場へ向かいましょう。ドームの前の駐車場は関係者の車でいっぱいになります。

知れば知るほど面白い、試合の様子をご紹介!

闘牛

試合が始まっても、初めはあまりのスピード感や迫力に、何が起こっているのか分からない!ということもあるかもしれません。

でもご安心ください。本部席にいる闘牛アナウンサーが、とっても分かりやすく実況解説してくれます。今回いらっしゃったのは、闘牛アナウンサーとして有名な伊波大志さん!

アナウンサー、伊波大志

そして、なんと英語通訳の実況もあるという、グローバルな対応。外国人観光客も楽しむことができますね。

実は、今回の取材にはたまたまイギリスから来たバックパッカーも同行していたので、英語の実況があってとても喜んでいました。

また、試合中、前の方の席は土がかかってくることもありますのでご注意を…!

闘牛、子供

勝った牛に子供たちものっかって、お祝いムード!

実況では、牛や角(ツノ)の種類、技についての説明をバッチリしてくれます。角の形は、得意なわざや強みに関わってくる大事なポイント。「トガイー」「タッチュー」「ヒラー」など、様々な名前がついています。

ここでの詳しい説明は割愛しますが、こういった知識を知ることで(この牛はこのツノと体格だから、こういう技が得意で、この試合には勝てるはず……)などと予想ができて、応援にも熱が入りますよ!

当日の闘牛アナウンサーの実況でも十分知ることができますが、予習をしたい方は、コチラの「闘牛ハンドブック」をご覧ください。

闘牛士「勢子」がカッコイイ!

冒頭で沖縄の闘牛は“牛vs牛”と書きましたが、忘れてはならないのは「勢子(せこ)」と呼ばれる闘牛士の存在です。

勢子、せこ、闘牛士

牛の周りで「ヤグイ」と呼ばれる掛け声をかけて、牛の闘志をあおります。言い方は「ヒーヤイ!」「ハーイヤ!」など、人によって様々ですが、その怒号にも聞こえる圧倒的な掛け声には、牛にも負けない凄みを感じます。このヤグイも、勝敗を分ける重要なポイントになっているのです。

そして個人的には、猛々しい勢子の皆さんの個性的なファッションにいつも見入ってしまいます。

勢子、せこ、闘牛士 勢子、せこ、闘牛士

ハンチングを被っていたり、土が降りかかる中で真っ白いシューズを履いていたり、男のこだわりを感じられるのです。

お土産を買って、牛舎をのぞいて帰ろう!

場内は軽食やドリンクの販売のほか、グッズ売り場も充実しています。オリジナルタオルやTシャツ、うちわなど、お手頃でお土産にもぴったりなアイテムがありますよ。

その日の試合名が入っているタオルが人気です!

帰り際には、ぜひドームの前にある牛舎をのぞいてみてください。試合が終わったばかりの牛たちを間近で見ることができます。空いていれば、一緒に記念撮影ができるかもしれません。

牛舎

今回は、ざっくりと闘牛の魅力についてご紹介しました。まだまだ書ききれない面白さが、闘牛場で待っています!

まだ行ったことがないという方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

[基本情報]うるま市石川多目的ドーム
住所:沖縄県うるま市石川2298-1
営業時間:イベントによって異なる
定休日:イベントによって異なる
駐車場:あり
https://www.city.uruma.lg.jp/iina/2394

チューリップ平岡
この記事を書いた人チューリップ 平岡
ニューヨーク生まれ、東京育ち、与那原町在住のライターです。食べることが好きで、最近は沖縄そばづくりにはまっています。夏は肌をこんがりやくので、ボディラインは気にしないことにしました。 このライターの記事一覧

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