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観光

2019.04.25

鹿児島県の離島、世界自然遺産の「屋久島」を1日でサクッと楽しむ「いいとこ取りの旅」

奄美大島と神奈川県藤沢市の二拠点で生活をしているライターの勝です。1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録された鹿児島県の離島「屋久島」。奄美大島からノンストップで行けるフェリーで屋久島観光に行ってきました。

屋久島といえば「縄文杉」ですが、長い山道を早朝に出発して丸1日かけて歩く本格的な登山です。そこまではちょっと大変!と思われる方のために、1日でサクッと回って屋久島の要所を満喫できるコースをご紹介します。

まずは「ヤクスギランド」へ!お手軽に本格的な屋久杉を見学

屋久島の東端、安房港から山道を登って車で30分。すれ違うのもやっとの狭い山道なのに「ヤクスギランド」までは公共のバスも通っています。

海沿いは暑いのに、ここは標高1,000~1,300メートル。空気がひんやりとしています。

敷地の広さは270ヘクタールと広く、遊歩道の散策コースが最短30分コースから最長210分コースまであります。私は一番短い30分コースを選んで歩いてきました。

「ヤクスギランド」という名前からは、子供向けの公園を想像しそうですが、巨大な屋久杉が林立し、足元は苔のじゅうたんに包まれて美しい川が流れている山の森林です。

30分コースは、遊歩道が整備されていて、初心者にも歩きやすいルートでした。

苔が切り株や石、地面に至るまでを覆いつくし、まるで緑のじゅうたんです。顔を近づけてよく見ると、妖精でもいそうなミニチュアの世界でした。

「ヤクスギランド」には、苔むした倒木、土埋木(どまいぼく)がたくさんあります。土埋木とは、伐採したあとの切り株や、台風などで倒れたりした木のことです。多くは江戸時代に切り出したスギの切り株。樹脂によって木が朽ち果てずにそのまま残り、雨の影響で苔が生えて独特の雰囲気を醸し出しています。

土埋木の苔の上に落ちた種から芽が出て成長した樹木を多く見かけます。つまり、切り株から別の木が生えているのです。このようなものを「着生」(ちゃくせい)と言うそうです。

緑のじゅうたんに、苔むした倒木、そこから生える新しい木。まるでジブリの世界のような「ヤクスギランド」は、生命力に満ち溢れていました。

 

[基本情報]ヤクスギランド
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町荒川
電話:0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)
営業:年中開放(冬季雪のため通行止めの場合あり)
料金:高校生以上1人500円(協力金)
アクセス:安房港から車で約30分、屋久島交通ヤクスギランド行きバス終点下車
駐車場:あり(40台)
http://y-rekumori.com/

樹齢3000年!車窓からも見える「紀元杉」

ヤクスギランドまで来たら、もう少し足をのばして「紀元杉」へ行ってみましょう。山道を車で走行して15分ほど、道路沿いに「紀元杉」があります。

こちらが、推定樹齢3,000年といわれる「紀元杉」です。樹高が19.5メートル、胸高周囲が8.1メートルと見応え圧巻の大きさ。上部は立ち枯れていますが、横に伸びた枝は青々としています。

「屋久杉」は標高500m以上の場所に育つ樹齢1000年を超えた杉のこと。そんな巨木が点在する屋久島の中でも、「紀元杉」はダントツの大樹です。

遊歩道に降りて下から見上げると、圧倒される存在感です。

 

[基本情報]紀元杉
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町安房林道沿い
電話:0997-43-5900(屋久島町商工観光課)
アクセス:安房港より車で約60分。屋久島交通のヤクスギランド行きバス終点で下車。紀元杉まで約6キロ(12月~2月はバス運休)
駐車場:あり(5~6台)

屋久島の山道で会える、かわいい仲間たち

山道を走行中、「動物注意」の看板を見かけます。

屋久島での「動物注意」とは、シカとサルなのですね。まずはシカの看板を発見!近くにいるのかな~?と思って探していると、いました!ヤクシカです!!

道路脇の木々の間からじっとこちらを見ています。ニホンジカより一回り小さいヤクシカを間近で観察でき、感動しました。

そして道路際にはヤクザル!親子で登場したり、数匹で戯れていたりとヤクシカよりも見つけやすいです。ときどき顔の赤いサルもいて、それは繁殖期のサルだそうですよ。

意外と人の生活圏と近いところに生息しているのですね。山道を車で走行中、想像以上に動物たちと遭遇するので観察してみてください。

屋久島名産のトビウオを3度楽しむ「トビウオのひつまぶし」

お腹が空いたら山の麓に降りて、安房港から車で2分の「かたぎりさん」へ。ここでしか食べられない名物料理「トビウオのひつまぶし(1,300円、デザート2種)」をお目当てに訪れました。

トビウオの水揚げ量日本一を誇る屋久島。そのトビウオを甘辛く味付けした丼です。まずはそのままで食べて、次にわさびやのりなどの薬味を載せて。そして最後にあご出汁をかけていただきます。

最後のあご出汁がおいしいこと!止まらなくなって、何度もおかわりしました。ぜひ一度味わってみてくださいね。

この日のデザートは、屋久島茶のシフォンケーキと青じそのシャーベット。小鉢、香の物、デザートは日替わりだそうです。

 

[基本情報]かたぎりさん
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町安房540-62
電話:0997-46-4282
営業時間:11:00~20:30
定休日:日曜日
アクセス:空港から車で約10分、安房港より徒歩10分
https://katagirisan.com/

雨降りの時こそ見たい「千尋の滝」

腹ごしらえをしたら、次に向かうのは「千尋の滝(せんぴろのたき)」。安房港から南に車で約30分。島の南東部に位置しています。

海沿いの県道77号線から山道を少し登ると、広い駐車場があります。その隣に「げじべえの里~千尋~」というお土産屋さんがあり、ここは近くの農村「原(はるお)集落」が運営しています。

「げじべえ」とは屋久島の山に住む森の精の妖怪であり、「原集落」の愛称が「げじべえの里」だそうです。入り口にも店内にもかわいい「げじべえ」がいっぱい!

店内には、子供たちが作った「げじべい」のお面が飾られています。

お店の中は、地元のものが勢ぞろい!原集落で育てたフルーツ、それを加工したジュースやアイスクリーム。屋久杉の工芸品や焼き物、ネックレスなど屋久島のお土産品を販売しています。

お客様との会話を大事にしているとのことで、スタッフの皆さんは楽しくて親切。行ったらぜひいろいろ屋久島のことを聞いてみてくださいね。

「げじべえの里」から杉林を歩くと「千尋(せんびろ)の滝」の展望台があります。

滝までは少し距離があるため、音までは聞こえませんが、落差60メートルの雄大な滝を眺めることができます。滝の手前のつるんとした平面の大きな岩肌は、人工的に作ったものかと思いきや、なんと山全体が自然の一枚岩なのです。すごいと思いませんか?

この日は快晴だったので滝の水量が少なかったのですが、雨が降った翌日であれば水量が増え、さらに手前の岩肌を勢いよく水が滑り落ちて壮観らしいですよ!

さて、駐車場に戻ると1階がトイレになった展望台があり、山の裾野に広がる緑や麓の集落、そして水平線と大海原が一望できます。

海も山も両方の景色が楽しめる、お得なスポットです。

 

[基本情報]千尋の滝
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町原
電話:0997-43-5900(屋久島町商工観光課)
アクセス:宮之浦港より車で約50分。屋久島空港より約35分。
駐車場:10台

もう一つのおすすめ!屋久島名物「首折れサバ」は、ぜひランチに!

「首折れサバ」とは、屋久島で獲れるゴマサバの鮮度を保つために、漁獲後すぐに首を折って血抜きをしたもの。コリっとした食感が特長で人気の高いブランドサバです。

宮之浦港から徒歩12分、車で3分の地元で人気のお食事処「潮騒」でいただくことができます。

首折れサバ刺身定食(1,800円)。魚のあら汁や小鉢がつきます。

「首折れサバ」は口に入れるとプリップリ。噛むとコリッコリ!なのに脂がのって甘い!!まさに至福の味わいです。

秋から春にかけての時期、特に脂がのっておいしいと言われています。当然ながら時間の経過とともに鮮度が落ちるので、朝釣った首折れサバを午前中に食べるのが一番おいしいとのこと。ランチにはぜひ一番乗りで行きましょう!

※首折れサバは入荷しない日もあるため、お店に確認してください

 

[基本情報]潮騒
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦305-3
電話:0997-42-2721
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:00
定休日:木曜

 

屋久島は、海と山が近いのに高低差が大きく気候や植生が場所ごとに異なります。その違いをサクッと体感できて、屋久島のコレは必見!を見ることができる「いいとこ取りの旅」をご紹介しました。

登山用の装備も体力も必要なく、老若男女を問わず誰にでも周遊できます。1日で屋久島観光をしたいとき、サクッと屋久杉を体感したいときにもおすすめです。

勝朝子
この記事を書いた人勝 朝子

東京出身。7年前から奄美大島と神奈川県湘南エリアとの二拠点居住。
奄美の自然・文化・人が大好きな私には、島は日々発見の宝庫!隅々まで探索中です!

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