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くらし

2019.03.20

電源難民に朗報！奄美空港から車で2分、1時間50円の「コワーキングスペースかさり」

はじめまして！奄美大島と神奈川の藤沢を二地域居住で行き来しているライターの勝です。地元ならではの目線で奄美のとっておきスポットやイベントをご紹介していきます。

第1回目は、「日本一安いコワーキングスペースが奄美大島にある！」ということで、さっそく興味津々で行ってきました。

目　次

奄美空港から車で2分！奄美大島のコワーキングスペース
カードキーで解錠！27インチの大型モニターやミニキッチン、写真撮影用の照明道具も使い放題
奄美大島に、日本で最安のコワーキングスペースがあった！？
ICTプラザかさりから徒歩3分！お腹が空いたら「栄商店」へ

奄美空港から車で2分！奄美大島のコワーキングスペース

奄美市ICTプラザ入口

奄美大島の玄関口である奄美空港から歩いて15分、車で2分。そんな場所になんと、1時間たったの50円（！？）で光回線接続の高速Wi-Fiを利用できて、大きなモニターも使えるおすすめの施設があります。

それは、奄美市の「コワーキング・スペースかさり」です。奄美市の運営するシェアオフィス「ICTプラザかさり」の敷地内にあります。

な、な、なんと「1時間50円、1日400円」と入り口の看板に書いてあり、思わず2度見！こんなにお安くていいのでしょうか。

まずは、施設の管理人さんに利用申請をしましょう。ICTプラザかさりの本館・管理人室で身分証（免許証や健康保険証など）を提示。申込書を記入して、利用時間を申告したら支払いを済ませます。

カードキーで解錠！27インチの大型モニターやミニキッチン、写真撮影用の照明道具も使い放題

では、早速入ってみます。入口で渡されたカードキーをかざすと開錠されます（出かける際は忘れずに）。室内に入ってみると、明るくて綺麗な部屋。

何やら、5つの机が五角形の形に並んでいます。そこに27インチの大型モニターが5つ。真ん中には、大きなワイヤーでできたトルソー（ボディ）が置かれ、これは地元の鉄アート作家・赤木タケルさんの作品です。

地元作家の紹介も兼ねて展示しているらしく、奥のカフェスペースの素敵なテーブルも彼の作品なのだそうです。

モニターの接続には、VGA（D-Sub15ピン）とHDMIの2種類が用意され（写真左がD-sub、右がHDMI）、コンセントは各席に3つあります。

商品撮影グッズや照明道具もあり、自由に使っていいそうです。

IHヒーターのミニキッチンもあり、簡単な食事をとることができますね。お茶（紅茶のティーバッグ）や食器もあるので、自由にお湯を沸かして飲めます。もちろん、飲食の持ち込みは自由です。トイレはバリアフリー対応なので広々としていて綺麗です。

奄美大島に、日本で最安のコワーキングスペースがあった！？

この施設の運営する、奄美市産業創出プロデューサーの勝眞一郎（かつしんいちろう）さんにお話を聞いてみました。

質問1：この施設の目的を聞かせてください
勝さん「ここは、奄美市が運営しているコワーキングスペースです。本来のコワーキングだと、いろんな人が集まって、一緒に仕事を進めるような場所なのですが、ここは各個人が必要な時にやってきて利用するケースが多いのでシェアスペースと呼んだ方が実態には合っていますね」

質問２：施設の特徴をアピールするとしたら何でしょうか
勝さん「利用できるのは、平日の朝9時から午後5時まで。年末年始はお休みです。利用されている方は、ほぼ皆さんノート型のパソコンを持っていらっしゃるので、外付け用に27インチの大型ディスプレイだけを用意しています」

質問３：日本で一番安いコワーキングスペースって本当ですか
勝さん「最も大きな特徴は、空港からの近さと料金の安さです。1時間50円ですから、有料で利用するコワーキングの中では、日本最安だと思っています」

質問４：どのような方が利用されているのですか
勝さん「例えばですが、納期直前のエンジニアさんがいて家には小さい子供さんがいる。でも集中して作業したい！なんてときや、容量の大きなファイルを高速回線で納品したいイラストレーターさん。商品をネット販売するお店の方や、手作りの作品をネット販売している一般の方が商品撮影に来ることも。出張で奄美大島に来ていてアポイントの時間までに資料を作りたいビジネスマンや、逆に出張帰りで飛行機出発までの時間に報告資料を作りたいビジネスマンなどさまざまですね」